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2024年09月02日

うちの猫が可愛すぎる

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何このうっとりさん。
足の揃え方。

あと、暑いときのお腹ごろん寝とか壁に対する姿勢とか。


いや、何か何から話そうかと思ったらここから。
猫から。


そうだな……林先生の『日曜日の初耳学』のあれで。

『Lemon』の考察みたいなコーナーがあったので。


私の解釈としてはもともとドラマ『アンナチュラル』の主題歌と言うことで、
一番(という言い方で良いのかわからないけど)が、中堂先生側からの歌詞で、
二番が亡くなった恋人の夕希子さんからの歌詞という感じ。

亡くなった原因とかも含めて、幽霊的な目線というとあれだけれど、
亡くなった後でも想い合っていて、だから“切り分けた果実の片方のように”、
離れていてもお互いに、『今でもあなたはわたしの光』なんだろうと。


でもこういう事を思いながら歌うと泣けません?
中島みゆきさんの『命の別名』とか、
なんでこんな歌詞が書けるのっていう曲って、歌手の人は
感情をのせつつも泣かずに歌いあげられるのが凄いなって。

そこもプロとして尊敬するところ。
なんか脳の切り替え的なことがあるのだろうか。


そんなこんなでここ数日、米津玄師さん関連の番組が
テレビでたくさん観ることができて嬉しかった。
ご本人がどんな人か知ることができたし。

いや、もうあんまり芸能人の人を好きにならないように
自分でセーブをかけてはいるんだけれど。

だってある日突然『結婚報道』とか『熱愛報道』とか
出るかもしれないし、もうあんまり特定の人に好きとかいう
感情を持ちたくないというか。過去が酷い。(笑)

ハマると本当に身も世もなくって感じで好きなってしまうので、
あえて語りすぎないようにしてるだけです。
いやでももうすでに大好きなんですけど。


前はブログで好きなアーティストさんの『アルバム全曲感想』
みたいなこともしてましたけど、なんか音楽的資質もないのに
上から目線みたいなことになってる気もすると思ってやめました。(笑)

でも自分が人生の最後に歌いたい歌の中に選ぶとしたら
『アイネクライネ』『Lemon』『カムパネルラ』は絶対入るし、
今回のアルバム『LOST CORNER』からは何より『ガラクタ』と
『月を見ていた』は入るよなぁとか思ったので、とりあえず軽く、

『ガラクタ』の感想だけ。

『僕のそばで生きていてよ』っていうのが良いなあ、と。

『どこかで誰かとでもいいから生きていてください』っていう
言い方も出来るとは思うんだけど、それって結局誰にも響かない
言葉なんだよなあ、と。

ニュースとかの最後で、「ひとりで悩まず誰かに相談してください」
っていうけど、「でも私じゃない誰かに」っていう、
あの感じが透けて見えるやつ。

だったら一人で生きても幸せなくらい世の中まともに
考えられる人間が増えたほうがいいだろうっていう。

だから余計に『僕のそばで』がストレートで良いなぁと。

あとこれほど『嫌いだ』が『愛してる』に聴こえる歌も
あんまりないなあと。


『ラストマイル』はまだ観ていないので作品として
どのくらいあれなのかは分かりませんが……その前に
一回ボツになった曲も聞いてみたいとかも思うんですが、
とにかくこの曲は個人的に救いにもなったので好きです。


『さよーならまたいつか!』とか『M八七』の
キュキュって入ってくる弦楽器の音とか凄く好きとか
個々の曲で好きな語りたいところもいっぱいあるんですけどね。

まあ長くなるんでとりあえず今回はこれで。
でも本当に全部好きな曲。20曲もあるのに凄いな。


タグ:音楽 
posted by NisikioMani at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常

2024年08月20日

それは、にゃもさんファイルが楽天だったから。

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別にファイルの猫さんが、ニャモさんという名前ではなく。
(名前があるのだろうか? あとあのマークの猫さんも。)

最近の私は猫たちのことを
にゃもにゃもさん、と呼ぶことが多いので。
あと「にゃもす」とか。





というわけで米津玄師さんのアルバムをフラゲしましたよ。

ってああ、もう。本当はこんな風に一人のアーティストさんに
ハマりすぎるのはもう止めようと思ってたのに。

楽天さんで買うともらえるファイルが猫イラストのやつ何だもの。

そして『がらくた』が一曲ちゃんと聴きたかったんだもの。

『ラストマイル』主人公、満島ひかりさんだし『アンナチュラル』の
繋がりだし観たいな……。

ちなみに『MIU404』はお正月の深夜放送で一気見しました。
どうせ眠れないんだから全部観よう、と思ってそこからまさかの、
ドラマの肝心要な「まさかあの人が犯人?」みたいな回の日にだけ
限界がきたのか寝落ち。なのでたぶん一番良いところを見逃している。

今はまたアンテナが建て直されてるのでほぼ全チャンネル
観ることができるんですが、それこそ台風が来たときなんかに
電波のあれで地上波が壊滅的に観られない時期もあったりで。

未だに反町隆史さんの『相棒』の最終回観てないんですよね。
その時は親戚のおばさんが草刈りで回線を切断してくれたせいですが。

話がだいぶそれましたが、そう、『ラストマイル』の
宣伝動画で聴いてから、早く歌詞全体が知りたくて。
今最初に描きたい短編漫画にもぴったりで。

あ、ちなみに私にしてはかなり珍しく、このアルバム全曲好きです。
どんなに好きなアーティストさんでも、ベストアルバムでも
無い限り、全部好きだと思えるのは稀なんですが。

『さよーならまたいつか!』もなんやかんやで
ほぼ毎日のように、朝聴いてても飽きないし……。

そうなんだよな、私が死にかけてた朝なんかも
歌うことでだいぶ救われたし。


いや曲は歴代私のベストソングで、中島みゆきさんとか、
中森明菜さんとか、本当にいろんな方のいろんな曲なんですけど。

仮に(というかあの時は本当にそうだったと思うんだけど)
人生あと数時間で終わるって時に何ができるかって言ったら、
『好きな歌を歌う』が私の選択でしたね。

だって手なんかプルプル震えてるし、
あの時はまともに絵も描けなかったんだもの。

で、別に誰とも会いたいと思わなかったし、
何か話したいとも思わなかったし。

それでいて眠れもしないから、
あと出来ることは歌うことだけで。

心残りっていったら作品のことですよ。
ああまだまだ形の片鱗すら世に出してない物語が
こんなにあるのに、っていうのと『ネコタミ』と。

最終回までの展開はざっくり出来上がっているので、
自分自身の中では完成、完結してるのである意味それも
「まあ良いか」でもあるんですけれど。

結局何が言いたいかって言うと、
「歌って、やっぱり凄い」と、「最後に残る」ものなんだなぁと。

病気中に今まで買ってなかったアルバムも買って、
知らなかった好きな曲も増えて、それが自分が描きたいものの
テーマと合ってたりするとまたワクワクするし。

そんな感謝も込めて、ひさびさにフラゲしてみました。
まあ通常版なんですけど(笑)。

ありがとう米津玄師さん。



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posted by NisikioMani at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常

2024年08月15日

ネコタミ4−6です。

『眠虎の民〜ネコノタミ〜』

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【六】



「ボクは生涯、ただ一人の運命の人と愛し合うのが正しいと思う!」
 ギンコが手をあげて発言する。

「私も!」カラも挙手し、オウコは黙って頷いた。

「で、なるべく長く一生一緒にいたい」ギンコが付け足す。


「……必要ない。じゃダメ?」フーカが呆れたように腕を組む。
 その様子に、ギンコとカラがあからさまにガッカリとした顔を見せる。

「私も同感です。必ずしも常に相手がいなくてはいけないとは思いませんし。……もしいつか、共に生きていきたいと思えるような相手に出逢えたら、とも思いますが、特に今現在は恋愛が必要だとは思いません」
 
 ブラッドがフーカに助け舟を出す。
 彼は彼で、将来を真剣に考えるゆえに相手選びは慎重にしたいらしい。


「よくわかんないニャ!」
 食後のデザートのために起きたリンクが生クリームを口いっぱいに頬張りながら言う。たっぷりの生クリームを添えた濃厚なバニラアイスと、控えめな甘さのとろけるミルクプリンの組み合わせだ。

「オレも」スズも(恋愛って何だろう)と思いながら小さく便乗した。


「マルコは? 王族ってやっぱり特殊?」ギンコが話を振る。

 マルコは獅子の威厳をもってだいぶ悩んでから、こう答えた。
「……来る者拒まず、去る者追わず。だろうか……」

「言い方!」ギンコが酔い醒ましの氷水を吹き出した。
「さすが百獣の王……」スズがつぶやく。

「マルコの出身地では女性の方がチームで狩りをする戦士として優秀ですし、立場が高いとされていますからね。
 気に入った王族や男性の兄弟のもとに嫁いで、暮らしてみて女性の方が気に入らなければ出ていくのも自由なんです。多夫多妻制というか……。
 女性に強い決定権があるんですよ」
 ブラッドが弁護する。

「『炎の王冠《ファイアー・クラウン》の聖地だもんね。
 面白いんだよ、元は王族同士の命がけの最も肥沃な土地の奪い合いみたいなものだったんだけど、今はスポーツとかゲームみたいな毎年恒例の試合になってる。
 闘う部族の女性チームにそれぞれに特色があって、例えるなら、『くの一VSアマゾネス』みたいに。
 頭も体力も技も必要だけど、同盟も策略も裏切りも何でもあり。夏の風物詩だからスズには生で観せてあげられるかわからないけど」
 
 ギンコが一気に話す。
 どうやら『ファイアー・クラウン』のかなりのファンらしい。

「って、だいぶ話がそれたけど……次は師匠!」

「女性への思慕の情は、僕の芸術の源泉だよ。恋を失うことですら、悲劇というインスピレーションを与えてくれる。たとえその想いが己のエゴだったとしてもね」
 エッジが答える。

「だがお互いのエゴが最も神聖な形で結びついたものが『愛』なのだとすれば、それこそが奇跡なのかもしれない」

 スズにとっては何だか解るような解らない話のような気がしたが、ギンコは褒め称えた。

「さすが師匠。深い。深いなぁ……。最後はテン老師!!」

「縁《えん》、かの」

 一言で答えると、服の袖からチラリと恒石を見せた。
 小さな物だが、とても美しく暖色の光を放っている。

 これには異口同音に感嘆のため息が漏れた。
 テン老師の奥さんは地の国にいるらしい。
 離れていても愛し合っているのだ。

「結局、そこかぁ〜」
 ギンコがなぜか少し落ち込んだようにガックリと頭を下げた。
 
「いや、ボクは良いんだけどね、もう運命の人に出逢ってるから」
 そしてフーカの方をチラッと見た。

「だから、こういうのは縁だし、お互いの気持ちがなきゃどうしようもないって事でしょ!」
 しつこい、というようにフーカが声を荒げる。

「でもさぁ、恋愛のトキメキって特別なものだし、やっぱりフーカにも人生で一度くらいは幸せな恋愛をして欲しいんだよ!」

「そういうのは、自分が幸せな恋愛をしてから言ってよ、お兄ちゃん……」

 至極真っ当な意見だったが、ギンコは止めを刺されたかのようにテーブルの上に突っ伏した。

「……でもさ、相手のためにより良い人間になろうとか、強くなろうとか、何でも頑張れたり、やる気が出たり、生きる気力が湧いたりとか、たとえ片想いでも良いことあるじゃん……」
 
 シクシクと机に向かって何か言っている。ひょっとしたら泣き上戸なのかもしれない。

「あーもう、めんどくさいし、お腹いっぱい! あたし、もう眠いから部屋に帰るね! みんなお休み!!」

 まったく眠くなさそうなフーカが立ち上がると、みんなもそれに習い、そろそろお開きにしようという事になった。

 気がつくと公演のフィナーレも無事に終わり、会場はアンコールの最後の拍手に包まれていた。



【 『眠虎の民〜ネコノタミ〜』

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【六】

 2024年8月15日 了】


posted by NisikioMani at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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