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2021年04月03日

WBSとは

システム開発では、プロジェクト計画時に「WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)」を作成することが多いです。

実際に、システム開発などのプロジェクトで、WBSを作成した経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、WBSについて“正しく”理解できていますか?作成後に上手に活用できていますか?WBSはプロジェクトマネジメントに必須のスキルです。

本記事を読めば、WBSの定義と作り方、導入から運用などの活用方法まで理解できます。

WBSとは「作業を分解して構造化する手法」です。プロジェクト管理の基礎であり、スケジュール作成のもとになります。

具体的には、プロジェクト全体の作業をまず大きな粒度のタスクとして列挙し、徐々にタスクを分解して小さな粒度のタスクの集合としていき、遂行順序も揃えたツリー構造を作ります。

大きな粒度から考えて段階的に細かくしていくことにより、プロジェクト計画を行う上で最も大切なタスクの洗い出しに抜け漏れが起こりにくくなります。

WBS導入の目的

WBS導入の目的は「プロジェクト完了までの全作業を抜け漏れなく洗い出すこと」です。

WBSを使えばプロジェクト全体の作業が把握できます。WBSによってやるべきことを明確化した上で、スケジュールの策定や作業の役割分担をすることで、精度の高い見積もりが可能です。

プロジェクト全体の作業が明確化しないうちにスケジュールの策定をするのはプロジェクト失敗のリスクが高まりますし、見積もりの精度が低いままでプロジェクトを進めていくのはステークホルダーの誰にとっても嬉しいことではありません。




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