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2020年03月22日

fujinon

35mm判換算21mm相当画角の広角レンズ。ビオゴンやスーパーアンギュロンで有名な焦点距離。このレンズもそうだがシグマのDP0も含め、個人的には名レンズばかりの印象が強い。

ビオゴンなどのレンジファインダー用のレンズは全長が短く小さいが、このレンズはそこそこの大きさ。と言ってもDP0よりは短いし、取り回しは良い

35mm換算21mmというと相当広角な印象があるが、カメラを構える角度に気をつければ意外と「広角感」は出ない。歪曲がきれいに補正されているからかもしれない。

DP0同様このレンズもまたゼロディストーションである。おそらく。というのもフジフイルムはシグマのようにホームページにデータを載せて性能を謳ってくれないので実際のところ歪曲ゼロなのかどうか断言できない。自分で使っている印象ではDP0と同じく歪曲は感じない。

以前、XF14mmとDP0で同じタイル張りの壁を撮り比べてみた結果があるので参考までに貼っておく。

自然物を被写体にする場合は歪曲収差の有無はあまり関係ない、というかむしろ補正されていない方が好ましいかもしれないが、あらゆるものが直線で構成されている市街を被写体に選ぶなら歪曲が補正されていることは大変重要だと思う。

もちろん歪曲のあるレンズで撮影した写真でも、パソコンに取り込んで修正すれば直線を出すことは可能だが、やはり現場でカメラを構えた時の気分が違う。建物に正対してファインダーなりライブビュー画面を覗いた時に直線が歪んでいるとどうにも気分が萎えてしまうのである。水平も出しづらいし。

まあ趣味人のどうでもいいこだわりと言ってしまえばそれまでだ




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