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2019年07月01日

心理学統計の検定を用いてトーマス・マンの「魔の山」を考える4

2.3 「魔の山」の不満度

 「魔の山」は、ハンス・カストルプがスイスのダボスにある療養所に従兄弟のヨアヒム・ツィームセンを訪問し、ベーレンス院長の肺の治療や多国籍で特徴のある登場人物が織りなす人間模様を通して人間的に成長していく内容である。ここでは、この小論の研究テーマ、性別による満足度の違いについて、作成したデータベースを基に考察していく。

解答 性別による不満度の違い
具体度1
Karoline Stöhr war entsetzlich. Wenn irgend etwas den jungen Hans Castorp in seinen redlich gemeinten geistigen Bemühungen störte, so war es das Sein und Wesen dieser Frau.
男2 女0

Ihre beständigen Bildungsschnitzer hätten genügt. Sie sagte "Agonje" statt "Todeskampf"; "insolvent", wenn sie jemandem Frecheit zum Vorwurf machte, und gab über die astronomischen Vorgänge, die eine Sonnenfinsternis zeitigen, den greulichsten Unsinn zum besten. 男1 女0

Mit den liegenden Schneemassen, sagte sie, sei es "eine wahre Kapazität"; und eines Tages setzte sie Herrn Sttembrini in lang andauerndes Erstaunen durch die Mitteilung, sie lese zur Zeit ein der Anstaltsbibliothek entnommenes Buch, das ihn angehe, nämlich "Benedetto Cenilli in der Übersetzung von Schiller!"
男0 女0
Sie liebte Redensarten, die dem jungen Hans Castorp, ihrer Abgeschmacktheit und modisch ordinären Verbrauchheit wegen, auf die Nerven gingen, wie zum Beispiel: "Das ist die Höhe!" oder "Du ahnst es nicht!"
男2 女2

Und da die Bezeichnung "blendend", die das Modemaul lange Zeit für "glänzend" oder "vorzüglich" gebraucht hatte, sich als gänzlich ausgelaugt, entkräftet, prostituiert und sohin veraltet erwies, so warf sie sich auf das Neueste, nämlich das Wort "verheerend", und fand nun, im Ernst oder höhnischerweise, alles "verheerend", die Schlittenbahn, die Mehlspeise und ihre eigenen Leibeswärme, was ebenfalls ekelhaft anmutete.
男1 女1

花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いてトーマス・マンの「魔の山」を考える」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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