(掲載)令和3年8月30日
災害時にマンション建物・設備の損傷が少ない場合が多く、マンション居住者は避難所に避難するのではなく「在宅避難」を求められることが多いが、水や電気が復旧しても排水管の損傷でトイレが使えなかったら生活できません。
マンション居住者は、災害時のトイレ使用のルールを共有し、適切に対応しないとトラブルが起きるが、居住者全員で決めたルールに基づけば、使用再開の判断のミスや責任を負うリスクを回避できます。
管理組合では、給排水設備の状況を事前に把握し、被災後に点検して使用を再開するまでの流れを、『集合住宅の「災害時のトイレ使用マニュアル」作成する手引き』(空気調和・衛生工学会作成)を活用してマンション居住者とともにマニュアルを作成しましょう。
(出典)空気調和・衛生工学会 『集合住宅の「災害時のトイレ使用マニュアル」作成手引き』
(参考)日本経済新聞 2021/8/30 災害時のトイレ、備えは 集合住宅は排水に盲点