(掲載)令和2年8月28日
分譲マンション管理組合では個人情報保護法もあり、マンション居住者が新型コロナウイルスに感染したとの情報入手が難しく、マンション館内で新型コロナウイルス感染者が発生してから対応することが困難です。
そのため、管理組合ではマンション館内でクラスターを出さないために対策を講ずる必要があります。
マンション館内には、多数の居住者が居住していることから、集団感染のリスクが高いと考えられている3つの密(密閉・密集・密接)を回避することが重要であるとともに、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である接触感染と飛沫感染のそれぞれについて、居住者等と管理会社スタッフの動線や接触場所などを洗い出し、そのリスクに対応した取組みが必要となります。
つきましては、マンション館内でクラスターを出さないために次のような具体的な対策を検討しましょう。
<具体的な取組み>
1)換気の徹底
2)接触感染の予防
館内(会議室・ゲストルーム・集会場・ロビーなど)の換気については、空気調和設備等の基準に適合するよう維持管理に努め、外気に触れる窓やドアがある場合は定期的に空気の入れ替えを行い、こまめな換気に努めましょう。
2)接触感染の予防
複数の者が手指などで接触する朧会の多い物の表面の消毒(※1)や器具に接触する手指の消毒(※2)を行うことが有効です。管理組合側で消毒液を設置するなどして、居住者等には、館内に入る際、或いは、各住戸や集会場に入る際に、手洗いやアルコール消毒をしていただくよう使用を促しましょう。パブリックスペースの洗面所に、手・指を消毒するアルコール消毒液と、メッセージカード等を設置して利用を促しましょう。
また、管理会社スタッフは、管理業務を開始する前の手洗いのみならず、感染予防の観点から、常に手指の消毒に心がけましょう。館内の清掃・消毒を行う際は、マスク及び手袋を着用し、終了後は手洗い・うがいを徹底しましょう。
※1 次亜塩素酸ナトリウム(O.05%)や消毒用エタノールが有効。
※2 速乾性手指消毒薬(アルコール(70%))が有効
また、管理会社スタッフは、管理業務を開始する前の手洗いのみならず、感染予防の観点から、常に手指の消毒に心がけましょう。館内の清掃・消毒を行う際は、マスク及び手袋を着用し、終了後は手洗い・うがいを徹底しましょう。
※1 次亜塩素酸ナトリウム(O.05%)や消毒用エタノールが有効。
ただし、使用後のトイレは、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)、または、消毒用エタノール又は2−プロパノールにO%)による清拭(特にドアノブ、トイレットペーパーホルダー、水栓レバー、便座)を毎日実施することを推奨する。共有トイレのウォシュレットは、ノズルを清潔に管理できない場合は使用しないことが望ましい。
※2 速乾性手指消毒薬(アルコール(70%))が有効
@ロビー・フロント周りの消毒
Aゲストルーム内の備品類等の消毒と取扱い
➂集会場・会議場内の備品等の消毒
・フロントカウンター、入館の際に使用する筆記用具(ペン他)、ソファー・椅子(特にひじ掛け部分)、パブリックスペースのトイレのドアノブ・トイレットペーパーホルダー、水栓レバ−・便座、蛇口・階段の手すリ、エレベーターのボタン他
Aゲストルーム内の備品類等の消毒と取扱い
・ドアノブ、テレビや空調のリモコン、電話、椅子・テーブル、スイッチ、筆記用具(ペン他)、トイレの水栓レバー・ペーパーホルダー・蛇口、バスタブ・シャワーの取手、ドライヤー、客室内に備え付けの館内案内他
・ゴミ類の取扱い
ゴミは、ビニール袋に入れ、袋の口を閉じ密閉して処理
・ゴミ類の取扱い
ゴミは、ビニール袋に入れ、袋の口を閉じ密閉して処理
➂集会場・会議場内の備品等の消毒
・集会所・会議場のドア、テーブル・椅子 他
3)飛沫感染の予防
管理会社スタッフは、居住者等と対面して行うことが基本ですが、新型コロナウイルスの飛沫感染を予防するためには、人と人との―定の距離※3をとることと、マスクを着用することが重要です。また、居住者等についても、社会的距離の確保やマスクの着用を励行いただくことが必要です。
※3 厚生労働省から示された「新しい生活様式」の実践例
人と人との開隔はできるだけ2m(最低1m)空ける。
@居住者等との挨拶ついては、居住者等とのー定の距離をとることが必要です。
A各種申込受付時等で、行列ができる場合には、―定の距離をとってお並びいただくよう誘導するか、ロビーなどでお待ちいただくなどの工夫が必要です。
B居住者等へのご案内などは、居住者等とのー定の距離を保って行うことが必要です。お問合せ等の受付など対面する場合には、飛沫感染のリスクを下げるために、居住者等との聞に、透明な間仕切リ等を設置するなどの対応も有効です。
C総会や理事会等においては、テーブルとテーブルの開の距離、一つのテーブルに着席できる人数、着席の仕方などについて、飛沫感染が予彷できる一定の距離を保つよう工夫することが必要です。また、会場に入場前に居住者等に手洗いと手指の消毒を徹底いただくとともに、入場の際はマスクの着用をお願いすること、また、発熱、咳、風邪の症状などで体調がすぐれない方の入場はお断りすることを、前広に告知し、徹底することが重要です。
Eエレベーターの利用に当たっては、エレベーター内が密集しないよう、居住者等に注意を喚起するメッセージをエレベーター付近に掲示するなどの対応が必要です。
F喫煙室がある場合は、一定の時聞に多くの方が利用されることが想定されますので、一度に入室できる定員を表示し、居住者等に遵守いただくよう注意喚起しましょう。
※3 厚生労働省から示された「新しい生活様式」の実践例
人と人との開隔はできるだけ2m(最低1m)空ける。
@居住者等との挨拶ついては、居住者等とのー定の距離をとることが必要です。
A各種申込受付時等で、行列ができる場合には、―定の距離をとってお並びいただくよう誘導するか、ロビーなどでお待ちいただくなどの工夫が必要です。
B居住者等へのご案内などは、居住者等とのー定の距離を保って行うことが必要です。お問合せ等の受付など対面する場合には、飛沫感染のリスクを下げるために、居住者等との聞に、透明な間仕切リ等を設置するなどの対応も有効です。
C総会や理事会等においては、テーブルとテーブルの開の距離、一つのテーブルに着席できる人数、着席の仕方などについて、飛沫感染が予彷できる一定の距離を保つよう工夫することが必要です。また、会場に入場前に居住者等に手洗いと手指の消毒を徹底いただくとともに、入場の際はマスクの着用をお願いすること、また、発熱、咳、風邪の症状などで体調がすぐれない方の入場はお断りすることを、前広に告知し、徹底することが重要です。
Eエレベーターの利用に当たっては、エレベーター内が密集しないよう、居住者等に注意を喚起するメッセージをエレベーター付近に掲示するなどの対応が必要です。
F喫煙室がある場合は、一定の時聞に多くの方が利用されることが想定されますので、一度に入室できる定員を表示し、居住者等に遵守いただくよう注意喚起しましょう。