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私も父親をミトリオンに殺されたとき
復讐を誓った
そして復讐を果たしても
私が幸せになった訳でも
世の中が良くなった訳でも無なかった
でも
貴女のおかげで
憎しみに呑まれずにすんだ
だから考え続けて欲しい
何が正しいか
打ち切り(?)の最終巻。
前巻のはこちら。
何か話についていけないうちに終わってしまいました。残念。語られてない部分(たぶん)がとっても好みだったのですけれど。
ヴァンパイアは死なない。だから死ぬ、という事に想像が及ばない。それはつまり、ヒトの生もわからない。ヒトは私たちよりも大勢いて、たくさん産まれ、そしてたくさん死んでいく。私たちの間に等しく流れる時間を、まるで追いかけるように、彼らは私たちの前を通り過ぎていく。皆、同じようにして。もう十分だ、そう思い始めたのはいつ頃からだっただろう。最初の一人が私の前から去った時からずっとそうだったのかもしれない。彼らと共に過ごした時間は実際のところ、あの時にもう、終わっていたんだ。ようやくこれで、その時間がまた動き出す。うれしいさ。わかったんだよ、これまで、どうしてもわからなかったことが。君は敵なんかじゃない。私たちをこの永遠のくびきから解き放つ、君は、希望なんだよ。
そんなお話が好きです。
後はあれですねー、この憎しみはどこへ行くのか。何が、鎮めるのか。みたいなのも好きですよ。
もうちょっと続けて欲しかったな。
次回作に期待しておきます。
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