2018年07月19日
『イムリ』23巻
価格:745円 |
あたりを見るがいい
この血塗られた壁は
お前が作ったのだ!
お前は一瞬で
呪師も兵隊も
殺してしまった!
お前こそが
紛れもなく
非情で恐ろしい
イムリではないか!
和平交渉の巻。
表紙のデュガロ呪大師、迫力がありますね…。
ちなみに今連載してる漫画で読んでるやつで一番面白いのはどれかと聞かれると、色々悩むけどこの『イムリ』は絶対候補に入ってきますかねー。三宅乱丈さん、実は絵はそんなに好みでなかったのでずっと読まずにいたんだけど、知人から『pet』をお勧めされてそれから読み続けてる感じ。世界観もキャラクターも、そしてそのキャラクターの関係性から生まれる物語も、どれもとっても魅力的で面白いです。
さて引き続き騙し合いが続いてますが、ミューバさん、とっても危ういですね。双子の夢を見たとはいっても、別に何か能力みたいなものまで引き継げるわけじゃないんでハラハラします。デュルクさんは元に戻るのでしょうか。奴隷化されるともう駄目だったんだっけ…。そう考えるとラルド覚者の意思は誰も継いでないんだな…。
否、争いを止め、差別を生まない社会を求める意思は、文字通り同じものではないせよそれぞれに芽生え、それが世の中を動かし、やがて新しい秩序を創りあげるでしょう。希望を捨ててはなりません。忍耐を持たねばなりません。それこそが、ラルド覚者がその生き様で私たちに伝えたことだったではありませんか。
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