愛・地球博 |
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田舎を舞台に、 ・国と国会議員と県議会議員 海洋博覧会というハコモノ巨大プロジェクトで儲けようともくろむ。 ・地元住人 環境保護を目的に海洋博覧会開催反対。 ・プロ野球球団を買収した若手IT企業社長 ここにテーマパーク建設予定だったのに、 国から横槍が入ったので、海洋博覧会を潰したい。 そこでIT社長が博覧会潰しのために、報酬1億円で灰島弁護士に依頼。 ここでおもしろいのは、それぞれどの人たちも自分の利害しか考えていないこと。 それがありありと描かれていることだ。 ・環境保護反対といいながら、国からの賠償金をせしめたいだけの住人 ・地元住人に協力するふりをしながら、テーマパークのIT社長とつるんでいる議員 ・何が何でも海洋博覧会を実施したい国会議員とその取り巻き ・報酬額で寝返る弁護士 単に国のハコモノ行政批判だけにとどまらず、 単に「環境保護」という「正論」を押し付けるのではなく、 そこに取り巻く人間の本心の醜さ・本音をこれほど巧みに描いた作品は見事だと思う。 そして、金がすべて、ゲームに勝つことがすべての灰島弁護士が、 母の面影を感じた石田ゆりこに「ほの字」になってしまい、 報酬額より彼女の思いの実現のために奔走したかと見せかけて・・・。 最後は、灰島弁護士が国の弁護をして、 縮小案という折衷案を提案し、地元住人の飲ませることで、報償額2億円をせしめるという、 見事な立ち回りで終了する。 ・現実にはあり得ない美談で終わりにしないリアリズムへのこだわり。 ・勧善懲悪的な単なる二元論ではなく、そこに渦巻く様々な思惑をあぶりだしていること。 ・ゲームオタク・金がすべての弁護士にも人間としての弱さがあること。 本当に見事な圧巻作品という他はない。 こんな素晴らしい作品をテレビの特定時間に放送するという、 相変わらずの時代錯誤なフジテレビのやり方は愚かだなと思うが、番組制作力は素晴らしい。 シッパイ・・ でどころのURLが不明になった |
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投稿者:おしるこ|14:01