「乗車率」の測定方法について
URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413835079
futon_hikkoshiさん
「乗車率」の測定方法についてJR東日本の山手線E231系に乗車した時、車掌用のモニターを見たら乗車率が表示されていました。
この乗車率はどのように測定しているのですか?
重さを量り、平均体重で割って、算出するというのを聞いたことがありますが、
それは車両に巨大な体重計が付いていると言うことですよね。
そんな体重計は存在するのですか?
また、走行中は揺れるのに正確に測定できるのでしょうか?
それとも他に方法があるのでしょうか?
詳しい方、お願いします。
▼ベストアンサーに選ばれた回答
y7k1alwさん
最近の電車は、空気バネを搭載しています。
空気バネはゴム風船の様な装置で台車(車輪とそれを支える枠)と車体の間に設置され、バネ内に入る空気圧を調整する装置が設けられ、人が増減しても車体の高さが一定になるように調整されています。
つまり、空気バネ内の空気圧を変化させていると言うことです。
ここから、
空気バネの空気圧=車体重量を支える空気圧+乗客の総重量を支える空気圧
として計算すると乗車率を大凡算出することが可能です。(気圧センサーと呼ばれる圧力を検知するセンサーからの信号をコンピュータで計算して画面に表示します。)
大体1人あたり50〜60kgで設定されているようです。
また、電車は走行中に揺れたりカーブ等で重心が動きますから、画面に表示される乗車率は変化します。
停車中で乗降が無い状態での表示が実際に近い値と言えますが、あくまでも大凡の数値です。
さすがに乗っている人の個別の体重や手荷物の重量までは検出できませんので。
ちなみに、新幹線など立ち席を前提としていない列車は、座席数に対しての乗車人数で。
通勤車両では、座席数+つり革数を定員としているようですが、実際に混雑した車内で人数を数えるのは不可能なので車掌や駅からの目視(見た目)で大凡の乗車率を判断します。
(ドアが介助しても閉まらないときは280%とかに具体的な基準を設けている会社もあります)
▼ベストアンサー以外の回答
gaotiejiashiさん
電車には「応荷重検出装置」というものが付いています。
この装置は乗客数が増減しても、減速度が変化しないようにする(多客時にブレーキが効きにくくなるのを防止する)ための物で、各台車にかかる重量を空気バネ圧力から測定し、ブレーキ力を調節しています。
この重量からおおよその乗車率が測れますが、これは二次的な使い方で本来の目的ではありません。
乗客の乗降がなければ重量は変化しないので、重量の測定はドアが閉まった瞬間だけ行っています。このため走行中に測定値が変化することはありません。
車両形式により多少の違いはありますが、概ねこのような感じです。
電車には「応荷重検出装置」というものが付いています。
この装置は乗客数が増減しても、減速度が変化しないようにする(多客時にブレーキが効きにくくなるのを防止する)ための物で、各台車にかかる重量を空気バネ圧力から測定し、ブレーキ力を調節しています。
この重量からおおよその乗車率が測れますが、これは二次的な使い方で本来の目的ではありません。
乗客の乗降がなければ重量は変化しないので、重量の測定はドアが閉まった瞬間だけ行っています。このため走行中に測定値が変化することはありません。
車両形式により多少の違いはありますが、概ねこのような感じです。