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2014年08月17日

まさかの「塩」が老け顔要因に!?砂糖だけじゃなかった!

老け顔 塩
砂糖の摂り過ぎは、弾力のない老け顔をつくってしまう「糖化」や「プニ肉」の原因になるため気にしている方が多いと思いますが、『塩』はどうでしょうか?『塩』の摂り過ぎは、むくみの一因になるだけでなく、なんと骨が弱くなってしまうのだとか。実は、骨の強さとお肌には深い関係があり、骨が弱くなると、シワが増えるようですよ!


塩分過剰が招く困った減少 2つ

(1)むくみによる肌荒れ

塩分の摂り過ぎが“むくみ”を引き起こすのは有名ですね。塩分を摂り過ぎると、血液中のナトリウム濃度が高くなってしまいます。身体は、ミネラルバランスを元に戻そうと、血液中の水分を増やし、ナトリウム濃度を下げようとするのですが、この水分が細胞間に染み出ると“むくみ”となり、本来排出されるべき老廃物を含んだ細胞間液がスムーズに排出されない状態に。体内に留まってしまった老廃物が、細胞を傷つけ機能を低下させたり、皮膚からも排出しようとして肌荒れの原因にもなってしまいます。

(2)骨密度の低下

ナトリウム濃度が高くなると、尿からもナトリウムを排出します。製鉄記念八幡病院の土橋副院長によれば、ナトリウムと同時にカルシウムの排出量も高まり、体内のカルシウム量が減少し骨粗しょう症になるリスクが高まるとのこと。気をつけたいですね!

骨密度とお肌の意外な関係とは?

米エール大学の研究によれば、骨密度の低い人ほど皮膚のシワが深くなり悪化するとのこと!骨の中のカルシウムが溶け出すことで骨密度が低下するのですが、同時にI型コラーゲンも減ってしまいます。皮膚は、骨と同じI型コラーゲンで構成されているため、骨と同じ様に体内のカルシウムが減ってしまうと、皮膚のカルシウムも減ってしまい、I型コラーゲンが減少→シワの出現、となってしまうようです。

ちゃんと減塩できてる?

日本人の平均食塩摂取量は約10g。減塩目標は6gとされていますが、健康であれば8g以内を目標にすると良いと言われています。

ハムやソーセージなどの加工食品の成分表にはナトリウムの表示がありますが、実際に塩分に相当する量は、ナトリウム量×2.5です。普段から、加工食品を多く食べる方は、一度計算してみて!

『塩』の摂り過ぎも、老け顔要因になるなんて意外でしたね。濃い味に慣れていると、味覚そのものが鈍くなり、甘味にも鈍感になってしまいます。健康のためにも、お肌のためにも、『塩』の量に気を付けてみてはいかがでしょうか。

2014年08月16日

気になるのはほてり?夏冷え?どちらの悩みも解決してくれる優等生食材4つ

夏冷え
夏は肌も身体も不調に陥りやすいものの、その悩みは人それぞれ。冷房による冷えが気になる人、暑さによるほてりを鎮めたい人、どちらの悩みにも対応してくれる身近な優等生食材をご紹介したいと思います。

食べものにも「性格」がある!?

薬膳において、食べものは体の温度に与える影響によって熱性、温性、平性、涼性、寒性の5つに分類されています。体を温める作用がある食べものは熱性や温性(温熱性)で、体を冷やす働きがあるものは寒性や涼性(寒涼性)とされていますが、そのどちらにも属さない平性。


平性はおだやかな優等生

平性の食べものは、温熱性、寒涼性のどちらにもまったく属していないことから、毎日食べても冷えやのぼせを感じることはありません。しかしながら、加熱調理をすることで、体を温める作用が働いたり、生で食べたり冷やして食べることで、反対に体を冷やすこともできます。


平性の美肌食べもの4つ

1.アスパラガス
βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、Eなどのビタミン類が豊富に含まれているアスパラガスは日焼けが気になる今の季節の大きな味方。ソテーやグリルにしたり、さっと湯がいてから冷やしてサラダにしたりと使い道も様々。

2.りんご
腸の中の老廃物を排出する手助けをしてくれるペクチンたっぷりのりんごですが、ペクチンは温めることでその効果は倍増します。ほてった体を鎮めたい時は冷やして食べるのが一番ですが、冷えが気になるときは焼きりんごにするのも良いですね。

3.卵
たんぱく質たっぷりの卵も平性の食べものです。冷やしても温めてもおいしく食べられる使い勝手の良い食材。温泉卵を冷蔵庫で冷やしておけば、そうめんやサラダにトッピング出来ます。

4.牛乳
実は牛乳は平性の飲み物。冷たくして一気に飲んでも身体を冷やしすぎないのが平性の飲み物の嬉しいポイント。冷え性さんは温めてホットミルクにするにはもちろん、冷たいまま飲みたいけれど、冷えが気になるという時は温熱性のジンジャーシロップなどを混ぜても良いでしょう。


意外と身近にある、冷え性さんにも暑がりさんにもOKな食材たち。上手に利用して快適な食生活を送りたいものですね。
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