アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2023年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
石川鏡介さんの画像
石川鏡介
プロフィール
日別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2018年02月18日

加藤剛主演「大岡越前」第6部14話「父の死を願った息子」







 2月16日の午後9時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、加藤剛主演「大岡越前」第6部14話「父の死を願った息子」が放送されました。
 あるとき、江戸の町で、老人が死にました。その死について、「自分の父を殺しました」と実の息子が言って、牢に入ったのですから、江戸中おおさわぎとなりました。
 現代でもそうですが、親殺しとなると、江戸時代では大罪中の大罪です。
 息子の話を聞いているうちに、父親が「ぼけ」て「もうろく」して、という言葉が出てきます(放送当時はこういう言葉が平気で使われていた)。今でいう認知症です。老いた父が認知症になって家庭内が滅茶苦茶になり、近所の人にも迷惑をかけ、しかし身体だけはしっかりしているので外に出歩き、夜の盛り場を歩いてはケンカ沙汰を起こし、ほとほと困っていた、という。
 それでたまりかねて殺した、というのですが、忠相(大岡越前)が調べていくうちに、いろいろなことが分かってきます。
 父を殺したという息子の話(自供)は本当なのか?
 息子の女房がある者たちに脅されていたが、それはどういうことなのか。その女房は「私が殺したようなもの」というが、どういうことなのか。
 夫婦が苦しんだ、もっともっと深い事情が明らかになります。
 そして、苦しんだ原因としての、死んだ父親の過去の姿までが明らかになります。

 また、事件解決のヒントになったのが、大岡家の隠居の「老い」でした。

 そうして視聴者に問いかける「人間の老い」と「介護」の問題。「法」の問題。
 じつに深いテーマです。

 そして、お白州で、自分自身を責め、苦しむ夫婦の姿をみて、真の悪人たちも「ほんとうにわるいのは自分」だと言うようになります。身につまされる思いがしたのです。

 単純な勧善懲悪の話とか、徹頭徹尾悪人に徹した極悪人が成敗されてそれでおわり、という話ではない「深さ」を感じました。






 
 
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7332028
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。