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2018年02月17日

石坂浩二・藤田まこと「暗闇仕留人」第22話「怖れて候」








 2月15日の午後11時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、「暗闇仕留人」の第22話「怖れて候」が放送されました。
 以前にもこのブログで紹介しましたが、「暗闇仕留人」は、緒形拳さん主演の「必殺仕掛人」から始まる「必殺シリーズ」の第4弾で、藤田まことさん演じる「中村主水」が登場するシリーズとしては二作目の作品です。
 さて、この22話では、近藤洋介さん演じる大吉が山奥で或る女を保護します。
 女は、以前、この山中で行方不明になったとされる「ひのきや」という材木屋の若夫婦の妻のほうで、大吉は女を「ひのきや」へ連れて行く。
 女には赤ん坊がいた。
 実はひのきやの隠居から、女も夫の仕事を理解しなくてはいけないから、と指示があって、夫婦で秩父へ材木の買い付けに行っていたのだが、その時、ある殺人鬼のような男に目を付けられ、夫を殺されたうえに拉致されたのだという。
 「ひのきや」に戻っても、その男が連れ戻しに来る、と、女は恐れおののく。
 で、「ひのきや」の隠居は奉行所に助けを求めに行ったが、役人は「そんなこと(本当に男が来るのかわからない)で奉行所が動くわけにはいかない」と、まるっきりとりあわないのです。
 同心・中村主水は無償で「ひのきや」の警備を行います。
 物語が進むうちに、黒幕ともいうべき男の正体が判ってくるのですが、「ひのきや」を恐れさせた男の存在が不気味です。
 現代でいうところの「ストーカー事件」のようです。現代の警察に相当する奉行所が、事件にならないうちはなかなか動かない、というところも似ているのではないでしょうか。
 悪い夢でも見そうな話でした。


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