アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2023年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
石川鏡介さんの画像
石川鏡介
プロフィール
日別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2018年02月16日

渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」第3話「梅安流れ星」







 2月15日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、渡辺謙主演「仕掛人・藤枝梅安」第3話「梅安流れ星」が放送されました。
 この回で、剣客・小杉十五郎が登場します。演じるのは阿部寛さんです。
 小杉十五郎が牛堀道場随一の使い手でした。が、師の死に際しての言葉が「十五郎が道場のあとを継ぐこと」だったため、十五郎をねたみ、その遺言を認めない他の門弟たちから襲撃され、返り討ちしたものの、倒した相手たちが身分ある旗本の子弟であったため、さらにその旗本の恨みを買い、命を狙われた。それを梅安や彦次郎が助け、大阪の元締めのもとへ預けていた。
 そのようないきさつがあったのですが、いつのまにか、江戸へ舞い戻っていた。
 十五郎の動きに注目する梅安や彦次郎。
 十五郎は旗本たちと決着をつけるべく江戸にもどってきたのだった。

 これもまた、時代劇でも現代ものでもよく描かれる、人間の「ねたみ」「そねむ」から起こった憎しみの連鎖です。
 十五郎は道場の後継者と指名されるほどの剣の使い手で、その実力もさることながら、邪心なくひたすらまっすぐ剣の修行にうちこむ姿も立派なのです。
 ところがこれを快く思わぬ輩がいるわけです。
 剣の腕も未熟で、修行にうちこむ姿勢も正しくないのに、旗本の子弟たちは自らの家柄だけを誇り、自分らをさしおいて身分の低い十五郎が後継者になるのが面白くない。だから闇討ちにしようとした。
 これだけでも卑しい所業なのに、最初に襲撃し十五郎に返り討ちにあった者の兄などは、自分の身内の卑しい心はおいといて、
 「弟のかたき!」
 「許さぬ!」
 と叫ぶわけです。
 そして、師の死後に師範代が道場をみている牛堀道場に十五郎が訪れても、十五郎の気持ちなど全然わかりません。
 十五郎は死を覚悟して、決戦の前に道場で稽古に打ち込みいい汗を流したかったのですが、旗本たちは、
 「あいつめ、何を考えている?」
 と言うわけです。
 心のゆがんだ者には心のまっすぐな者の気持ちは分からない、という典型です。
 また、最初に十五郎を襲撃した者たちもそうです。自分の未熟さをたなにあげ、師の遺言を認めない。それでは師を敬う気持ちがないのと一緒です。
 能力もあり精神的にも立派な人間を認めず、ただねたみ、にくむだけ、という人間は江戸時代に限らず、現代でもたくさんいます。
 だからこそ、普遍的なテーマとして、人間の「ねたみ」「そねみ」、それによる「憎しみ」は、いろいろな物語で描かれるのです。

 ちなみに、十五郎の師である牛堀は、「剣客商売」に登場する人物です。「剣客商売」で健在で死んでいない人物が「仕掛人・藤枝梅安」では死んでいるので、「梅安」シリーズが「剣客商売」より後の時代設定だということが分かります。


お名前.com
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7325427
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。