2020年04月07日
長谷川博己主演NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第十一回「将軍の涙」
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令和二年三月二十九日、午後八時より、NHK総合(地上波)にて、長谷川博己主演NHK大河ドラマ「麒麟が来る」第十一回「将軍の涙」が放送されました。
尾張の織田信秀(高橋克典さん演じる)の側室の子・信広(佐野泰臣さん演じる)と、松平竹千代(岩田琉聖さん演じる)との人質交換が成立し、信広は織田方に戻り、竹千代は今川氏の本拠・駿河府中の館へ送られることとなりました。
織田信秀は家老の平手政秀(上杉祥三さん演じる)に「信広は無傷であったそうじゃな」と、息子の様子について確認する。
「城を失うた主ならば、せめて満身創痍で帰ってくるべきものを!」
と嘆く。戦乱の世の城主という者はそういうもので、勝って無傷ならば良いが、城を獲られて自らも捕らわれの身となったというのに無傷ということは、命がけで戦っていないということ。まともに戦えず、抵抗らしき抵抗もできず捕らわれたことの証明になってしまうs。それでは家臣たちに示しがつかぬ。
「ふがいない!」
弓の稽古中だった信秀は力いっぱい弓を引こうとするが、病気のため、満足にひけない。
「信広はあのザマで、信長も何を考えておるのかさっぱり分からぬ。信勝はまだ若い。子たちが頼りにならず、わしがこのようなありさまでは、今川にいま戦を仕掛けられては勝ち目がない」
信秀は口惜しさと不安・焦燥を口にする。
場面かわって駿河の府中、今川氏の居館。
竹千代は今川義元(片岡愛之助さん演じる)と対面している。
義元は竹千代に声をかける。
「竹千代どの、ようまいられた。途中、そなたが生まれ育った岡崎へ寄ったそうじゃな。さぞ、なつかしかったであろう」
「なにもかもなつかしく、夢をみている心地がいたしました」
利発そうな竹千代の返答に、義元は笑みを浮かべ、
「ははは。よしよし。この駿府でも、よい夢を見るがよい。あとで案内させるが、ここには美しき寺や庭や森が数多ある。大きな市もあり、諸国から集められた珍しき品々がそなたの目を楽しませてくれよう」
そして腰元たちに御馳走をならべさせる。
「わたしは、三河へ、いつ帰していただけるのでしょう」
御馳走を目の前にしても、竹千代は不安げな様子。
今川の軍師・太原雪斎(伊吹吾郎さん演じる)は三河国が今川派と織田派に分かれていることを説明し、このままでは三河は滅びる、我等(今川氏)は隣国として(間に遠江国があるのだが)見るに忍びないので三河の為に織田討伐の軍を起こす、という意味のことを言う。
そして義元も「もう少しの辛抱じゃ」と竹千代に言う。
これは国によって、人によって、正義は違う、ということをよく表しているシーンです。
竹千代の祖父・松平清康がかつて織田信秀と戦おうとしたとき、陣中で暗殺された。家臣に不意をいたれ殺されたということだが、信秀の謀略によるものという説が有力です。
そのとき広忠はまだ幼く、松平家で内紛が起こりそうになった。幼い跡継ぎをたてるのではなく、一族の誰かが当主とならぬ、となれば、誰なのか。我がと野望を抱くものもいる。松平家は崩壊の危機に直面した。広忠は他国に逃れ、今川を頼った。やがて成長し、水野家の娘(竹千代の生母の於大の方)をめとり、竹千代が生まれた。
このような事情があり、松平家にとっては今川家に恩義があり、織田家は仇敵だったのだ。
で、恩義にあった今川家には頭があがらず、今川家から「竹千代を人質に差し出せ」と言われたらことわれなかった。
それで、竹千代を駿河に送ろうとしたところ、またしても信秀の謀略により、身内の者が裏切り、竹千代が信秀のもとに送られてしまった。
これが人質交換の背景です。
だから今川が信秀を「悪」とするのは当然のことなのです。しかも足利将軍の縁戚(先祖でつながっている)にあたる名家の今川と、守護大名でもない織田家では家の「格」が違う。今川家からすれば、守護でもないのに今川家と対立し、敵対関係が長く続いている織田家は「悪」そのものなのでしょう。
一方、竹千代からすれば、故郷の三河が今川に属国扱いされ、自分は城に戻れない。母にも会えない(戻れたところで簡単に会えるわけではないが)。人質生活から解放されたいと強く願うわけです。
さて、今度は美濃の稲葉山城内に場面がかわります。
人質交換が行われたものの、それは両者の和睦を意味するものではなかった。今川方は攻勢を強め、知多半島を攻め、半島の大半を制圧した。
国境をおびやかされただけでなく知多半島まで制圧され、熱田付近まで敵の勢力範囲となった織田の劣勢は、当然のごとく美濃にも伝わった。
稲葉山場内では評定がひらかれていた。
同盟を結んでいる織田の為に援軍を送りたい利政(本木雅弘さん演じる)だったが、息子の高政(伊藤英明さん演じる)や国衆の最有力者・稲葉良通(村田雄浩さん演じる)は、「だから言わんこっちゃない。織田との同盟には反対だったんだ」とでも言いたげな口ぶり。国衆たちは、稲刈りが忙しくて兵は出せぬ、とまで言う。そして、美濃を守るためなら戦えるが織田の為には戦えぬ、と。
評定が終わり、利政は明智光安(西村まさ彦さん演じる)に「織田がこれほど弱いとは」と漏らす。尾張からは織田信秀の家老・平手政秀(上杉祥三さん演じる)からの使者がきている。もちろん援軍要請だ。利政は、平手が信長のもり役(教育係)であることと、明智十兵衛(長谷川博己さん演じる)が信長と会っていることを思い出し、十兵衛を尾張への使者とすることを決める。
援軍は出せない。丁重に断るための使者は十兵衛がちょうどよい。もし平手がその返事で不服ならば、「盟約を破棄して今川に乗り換えるまでじゃ」と利政は言った。
場面かわって、二人の従者を連れた十兵衛が那古野城の門前に姿を現す。
「稲葉山城城主・斎藤山城守の使い、明智十兵衛でござる。開門を願う!」
そのころ、場内では信長(染谷将太さん演じる)が相撲に興じていた。
「知多では戦をしておるというのに、相撲とは!」
平手は嘆く。
帰蝶(川口春奈さん演じる)のいる間に通された十兵衛は平手に尋ねられる。「若殿(信長)とは一度お会いになられたと伺いしましたが、その折は、どのようなお話をなさりましたか?」
鉄砲の話をしたのみにて、と答える十兵衛に、平手は、今川とどう戦うというようなお話はなさらなかったので? と聞くが、そのような話は無かったと知り、しかも十兵衛から「美濃は援軍を出せぬ」との利政の言葉を聞かされ、落胆と失望と憤慨の入り混じった表情を見せる。
その複雑な感情のまま平手はその場にいた帰蝶に視線を移す。帰蝶としても立場がない。
「わたしも先ほどこの話を聞いたばかりにて、なさけなきことこの上なきかと」と恐縮する。
平手が去り、二人きりになると、
「わたしはもう、美濃へ帰るべきか」
と帰蝶は言う。
「お帰りになりたいのですか。たとえそうであっても、織田家は帰しませぬぞ」
「そうであったな。わたしは人質ゆえ、父上が裏切れば、磔じゃ」
帰蝶は苦悩をにじませ言う。
十兵衛は、なんとかならぬかと思案する。
そのように帰蝶と話しているところへ信長が入って来た。
十兵衛が平伏すると、「楽にせよ」と信長は言う。
「平手から聞いた。美濃のことは分かった」
「面目しだいもございません」
「しかたあるまい」
そして地図を開きながら、国境の情勢について信長が十兵衛に語った。刈谷城の水野がなかなかの強者(つわもの)で、今川勢を何とか食い止めて「あと三月は守ってみせる」と言っているとのこと。その間になんとかしたい、と。
それから信長は十兵衛を前にしながらごろんと横になり、帰蝶の膝に自分の頭を乗せ「ひざまくら」の格好になり、帰蝶の頬から耳を触る。帰蝶もされるがままになり、恥ずかしがるとか嫌がる様子もない。
同盟者とはいえ他国の家臣の前で。いかにも信長らしいシーンです。そしていかにも新婚夫婦(じっさい数年経過しているが)らしいシーンでもあります。
で、信長はおもむろに「和議じゃな」と言います。
「刈谷城を渡すゆえ、戦はこれまでにしてくれと今川に手を止めさせる他あるまい」
「それが、できましょうか」
「やるしかない。わしは村の者暴れ者どものけんかを何度も仲立ちしてきた。強いほうの顔を立ててやればよいのじゃ」
村人の仲裁の実績を自慢気に言う。そんな信長に帰蝶が「誰が仲立ちを?」
と訊くと、「それがわからん」
十兵衛は思案する。そして、以前、美濃の守護家の内紛で土岐頼芸と頼純が激しく争い、京の将軍家の仲立ちで収まった、という話を持ち出す。
「それだ」
信長も、いい案だと納得するが、さて、将軍家が守護でもない織田家の為に動いてくれるか、と問題点が生じ、どうするか考える。
「十兵衛」
帰蝶が口を開いた。
「そなた、京へ行った折、将軍のそばに仕える者とよしみを結んだと申していたではないか」
「は」
「それを頼ってみてはどうじゃ」
この提案に、信長は身を起こし「なるほど!」と表情を明るくする。
「ここは思案のしどころぞ」
「帰蝶の為にも、よくよく思案いたせ」
夫婦そろって言われ、十兵衛は「いや、しかし」と言いつつも、断れなくなった。
十兵衛は帰城し、将軍家にとりなしを頼む件を利政に話すが、利政は「金がかかるぞ」と言い、将軍家へ金を出すことを渋る。
「しかし」という十兵衛に「やりたければ勝手にやれ!」と言い、にべもない態度。十兵衛は次に、高政に会い、土岐頼芸(尾美としのりさん演じる)に会わせてくれと頼む。
守護職の土岐頼芸ならば将軍家に直接頼める。お金も出せる、というわけだ。
なんで勝手に織田と同盟を結んだ父の為に、と渋る高政に、十兵衛は、今後そなたの言うことは何でも聞くから、と条件を付けて頼み込む。「なんでも言うことを聞く」という言葉に反応した高政は、きっとだな? と念を押し、十兵衛をともない土岐頼芸のもとへ行く。
頼芸は利政を嫌い、かつ恐れている。当然のように、将軍家への仲立ちの為の依頼を渋る。そればかりか、利政はわしを美濃から追い出そうとしておる、と、猜疑心を露わにした。
すると、高政が、そのようなこと(利政が頼芸を追放する)があれば私は父・利政を倒す、と言った。それで頼芸は将軍家への手紙を書くことにした。しかも、金も出すという。
そのようにして、やっとのことで十兵衛は京へ向かうこととなったが、京では管領・細川家の内紛が起こり、京の町は三好長慶(山路和弘さん演じる)の兵で充満。将軍家とその近臣たちは近江の朽木谷に逃れていた。
近江の宿場町では多くの旅人が足止めをくらっていた。
十兵衛が宿に入り、一晩泊めてもらいたい、と主に言っても、無理だ、と断られる。
朽木谷に行こうにも、その途中も兵が充満していて通れないとのこと。
十兵衛が途方に暮れていると、いきなり横から声をかけられた。
十兵衛には、最初は誰だか分らなかったが、それは細川藤孝(眞島秀和さん演じる)だった。
十兵衛は細川藤孝の案内で、間道を通り、無事に朽木谷の、将軍・足利義輝(向井理さん演じる)がいる館に到着する。
将軍足利義輝は十兵衛のことをよく覚えていた。
「明智十兵衛、面を上げよ」
「はっ」
「そなたに会うのは三度目じゃ」
「はっ」
「一度は本能寺の門前。そなたは、藤孝と斬り結んでおった。 見事な腕前じゃと感じ入った」
「は」
「二度目は藤英の館で声を聴いた。そなたは、藤英にこう申していた。『わたしが幼き頃、父から教わったのは、将軍は武家の棟梁であらせられるということ。武士を一つにまとめ、世を平らかに治めるお方である、と』。さらにこう申した。『今、世は平らかでありませぬ。将軍の御膝元で、将軍の御家臣同士が争われている。それに目をふさぎ、背を向けて、関わりなしとされて、それでは世は平らかにならない。将軍が一言お命じにならねば。争うな、と』。それを聴き、わしがどれほど励まされたかわかるか」(以下略)
このように、一言一句覚えていたのだ。
「畏れ多きことにございます」
「わが父、義晴は、おのが病弱ゆえ、わしが幼きころより、噛んで含めるように仰であった。『強い子になれ、声は大きく、よい耳を持ち、よく学べ。さすれば、立派な征夷大将軍となろう。世を平らかにできよう。さすれば、麒麟がくる。この世に麒麟が舞い降りる』と」
十兵衛は驚いた。「麒麟がくる」とは、駒の思い出話の中にあった言葉だからだ。
「わしは、その麒麟を連れてくることが出来ぬ。無念じゃ!」
将軍は、その言葉通り、無念さを滲ませて言い、涙を浮かべた。そして、和議の仲介を承知したのだった。
さて、この大河ドラマのタイトルそのものの言葉が将軍の口から出ました。穏やかな世を誰がもたらすのか?
将軍の口から出たことが大きいです。十兵衛は将軍による支配体制の秩序の為に働くようになります。将来の十兵衛の働きを示しているようです。そして、今回の放送で信長と帰蝶にも振り回されるというか、動かされたわけです。これも将来を暗示しているのでしょう。
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