2018年04月09日
中村吉右衛門主演「鬼平犯科帳スペシャル 山吹屋お勝」
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4月7日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、中村吉右衛門主演「鬼平犯科帳スペシャル 山吹屋お勝」が放送されました。
ある日のこと。長谷川平蔵(中村吉右衛門さん演じる)の従兄・三沢仙右衛門(橋爪功さん演じる)とその息子の初造(金田明夫さん演じる)父子が、平蔵の役宅を訪れた。
何の用向きかと思えば、実は最近、仙右衛門が山吹屋という茶屋に通いつめ、そこで働いている女中のお勝(床嶋佳子さん演じる)という女をを嫁にもらいたいと言い出した、というのだ。息子の初造としては、茶屋に勤めている女など三沢家に相応しくないと思っているし、いきなりの話なので困り果てているという。一方の仙右衛門は、お勝に惚れぬいているため、平蔵に息子を説得してほしいと思っている。
平蔵は笑いながら、「よし、引き受けた」と、その山吹屋のお勝という女ががどんな女性か見きわめてやろうか、と言って同心の木村忠吾(尾美としのりさん演じる)をともなって山吹屋を訪れた。
平蔵はわざと姓名や店に来た理由を明かさず、お勝を呼んだ。平蔵たちの前に現れたお勝は、仙右衛門が語った通り女だったが、本当にまじめな女か見極めるために敢えて平蔵がお勝の手を握ったところ、笑顔を浮かべながら手首をひねってかわした。
ふつうの女ならば、いきなり手を握られたら驚いて身を引くが、手首をひねるようなことはしない。このようなやり方は、「護身術」の心得のある女のものだ。
だとすれば、お勝は武家育ちか、それとも……。
不審に思った平蔵は、後日、念のために密偵の五郎蔵(綿引勝彦さん演じる)に相談し、お勝の素性を調べるよう命じた。
五郎蔵は、元盗賊の密偵・関宿の利八(吉田栄作さん演じる)を使うことを考えた。利八は以前、平蔵に命を救われたことがあり、平蔵に恩義を感じていた。
利八は五郎蔵の指示で、白子屋という大店の主人を名乗り、山吹屋を訪れ、お勝を呼んだ。
利八に呼ばれて、利八が待っている部屋の隣に現れ、利八の声を聴いたお勝は、驚愕した様子で、とんでもないことを言い出す。
「あなたはもしや、関宿の利八さんでは?」
と。
その名前を知っているのは盗賊関係の者しかいない。堅気の者なら知るはずもない。血相かえて利八がとびかかり、お勝の顔を見ると、なんとお勝の正体は、むかし、盗賊として彼といっしょに働き、男女の仲にまでなった「おしの」だったのだ。であった。
この後、利八とお勝の消息はぷっつりと途絶えた。
突然のことに、平蔵も五郎蔵も、わけがわからない。
与力・同心だけでなく、おまさ(梶芽衣子さん演じる)や小房の粂八(蟹江敬三さん演じる)らも利八・お勝の行方を捜すことになった。
やがて分かったことは、お勝(おしの)は、仙右衛門を狙った「引き込み」で、お勝(おしの)を使っている盗賊の頭は凶賊の「霧の七郎(平泉成さん演じる)」だということ。
五郎蔵は利八を「お頭(平蔵)に助けられた恩がありながら裏切った許せないやつ」と思い、一方の七郎はお勝(おしの)を「生かしておけない裏切り者」とみた。
はたして、利八とお勝(おしの)はどこへ消えたのか。二人の運命と事件の顛末は?
盗賊ながら、惚れた男に命をかけるお勝(おしの)。密偵となりながら、むかし愛した女の為に密偵稼業を捨て女を守り抜こうとする利八。そんな二人の激しい愛を床嶋佳子さんと吉田栄作さんが好演しています。
余談ながら、五郎蔵が利八に「湯島天神近くに店を構える白子屋」と名乗らせたときに、「おっ?」と思いました。池波正太郎氏の小説の愛読者ならピンと来るはずです。湯島天神ではなく神田明神と言ったならばなおさら。が、結局、やはりといいますか、「仕掛人・藤枝梅安」に登場する「あの人物」とは全く関係ありませんでした。
4月7日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、中村吉右衛門主演「鬼平犯科帳スペシャル 山吹屋お勝」が放送されました。
ある日のこと。長谷川平蔵(中村吉右衛門さん演じる)の従兄・三沢仙右衛門(橋爪功さん演じる)とその息子の初造(金田明夫さん演じる)父子が、平蔵の役宅を訪れた。
何の用向きかと思えば、実は最近、仙右衛門が山吹屋という茶屋に通いつめ、そこで働いている女中のお勝(床嶋佳子さん演じる)という女をを嫁にもらいたいと言い出した、というのだ。息子の初造としては、茶屋に勤めている女など三沢家に相応しくないと思っているし、いきなりの話なので困り果てているという。一方の仙右衛門は、お勝に惚れぬいているため、平蔵に息子を説得してほしいと思っている。
平蔵は笑いながら、「よし、引き受けた」と、その山吹屋のお勝という女ががどんな女性か見きわめてやろうか、と言って同心の木村忠吾(尾美としのりさん演じる)をともなって山吹屋を訪れた。
平蔵はわざと姓名や店に来た理由を明かさず、お勝を呼んだ。平蔵たちの前に現れたお勝は、仙右衛門が語った通り女だったが、本当にまじめな女か見極めるために敢えて平蔵がお勝の手を握ったところ、笑顔を浮かべながら手首をひねってかわした。
ふつうの女ならば、いきなり手を握られたら驚いて身を引くが、手首をひねるようなことはしない。このようなやり方は、「護身術」の心得のある女のものだ。
だとすれば、お勝は武家育ちか、それとも……。
不審に思った平蔵は、後日、念のために密偵の五郎蔵(綿引勝彦さん演じる)に相談し、お勝の素性を調べるよう命じた。
五郎蔵は、元盗賊の密偵・関宿の利八(吉田栄作さん演じる)を使うことを考えた。利八は以前、平蔵に命を救われたことがあり、平蔵に恩義を感じていた。
利八は五郎蔵の指示で、白子屋という大店の主人を名乗り、山吹屋を訪れ、お勝を呼んだ。
利八に呼ばれて、利八が待っている部屋の隣に現れ、利八の声を聴いたお勝は、驚愕した様子で、とんでもないことを言い出す。
「あなたはもしや、関宿の利八さんでは?」
と。
その名前を知っているのは盗賊関係の者しかいない。堅気の者なら知るはずもない。血相かえて利八がとびかかり、お勝の顔を見ると、なんとお勝の正体は、むかし、盗賊として彼といっしょに働き、男女の仲にまでなった「おしの」だったのだ。であった。
この後、利八とお勝の消息はぷっつりと途絶えた。
突然のことに、平蔵も五郎蔵も、わけがわからない。
与力・同心だけでなく、おまさ(梶芽衣子さん演じる)や小房の粂八(蟹江敬三さん演じる)らも利八・お勝の行方を捜すことになった。
やがて分かったことは、お勝(おしの)は、仙右衛門を狙った「引き込み」で、お勝(おしの)を使っている盗賊の頭は凶賊の「霧の七郎(平泉成さん演じる)」だということ。
五郎蔵は利八を「お頭(平蔵)に助けられた恩がありながら裏切った許せないやつ」と思い、一方の七郎はお勝(おしの)を「生かしておけない裏切り者」とみた。
はたして、利八とお勝(おしの)はどこへ消えたのか。二人の運命と事件の顛末は?
盗賊ながら、惚れた男に命をかけるお勝(おしの)。密偵となりながら、むかし愛した女の為に密偵稼業を捨て女を守り抜こうとする利八。そんな二人の激しい愛を床嶋佳子さんと吉田栄作さんが好演しています。
余談ながら、五郎蔵が利八に「湯島天神近くに店を構える白子屋」と名乗らせたときに、「おっ?」と思いました。池波正太郎氏の小説の愛読者ならピンと来るはずです。湯島天神ではなく神田明神と言ったならばなおさら。が、結局、やはりといいますか、「仕掛人・藤枝梅安」に登場する「あの人物」とは全く関係ありませんでした。
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