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2021年11月04日

DS版サガ3の真のエンディングを語る



DS版サガ3の真のエンディングを語る

※ネタバレ注意



DS版のサガ3ではワンダラーと呼ばれる謎の人物が度々デューンの前に姿を現す。
また、DS版のサガ3ではコマンドの町でボラージュが登場する。
そこでボラージュは何故かエクスカリバーの有無を尋ねてくる。
ボラージュが去った後にデューンはエクスカリバーの事をボラージュに話したかディオールに確認するが、
ディオールは否定する。その返答を聞いたデューンは物憂げな反応を示すのだが、
このイベントが筆者には妙に印象的だった。これを伏線とするように、
条件を満たしていると、エンディングの後にタイムマシンの中で、
主人公たちの4人がボラージュを問い詰める場面が始まる。



ラグナの身体から、
ソールが分離して以降、
ラグナの作った世界は、いびつな
発展をとげることとなった
完全なる世界を取り戻すために
ソールを取り込む必要があった
そして、それはソールも同じこと

ラグナとソール
どちらが勝利しても、ふたつの
世界は変わってしまう
勝利したものが神となり
新たな世界を作り始める
負けたものが作っていた世界は
不要となり滅ぼされてしまう
この時空の狭間は、二つの不完全な
世界の狭間に存在している

二つの世界が消滅すれば、
この狭間も消滅する
それを防ぐには、二人の神を
同時に消滅させる必要がある

ラグナとソールが
もう一度、一体となる前に・・・
ラグナだけ倒されてしまっては
困るからね
だから、こうやって
私は斬ったのだ!
この手で、ジュピターをな!


お前が父さんを斬っただと・・・?

ああ
フェンリルにエクスカリバーの
情報を信用させ、
キミ達に伝わるように、
細工する必要もあったのでね

ふざけるな!
だったら、父さんに事情を話して時機を待てばよかっただろう!

彼はソールのみが正しいのだと、
信じていた
からな
説得するなど、考えもしなかったよ

だから斬ったのか!?

そう怒ることもあるまい
キミの父上は、無事生き残ったし、
私はそうなることを知っていた

どこが無事だ!
お前のせいで、父さんは機械の身体で
生きていくハメになったんだぞ!
人の一生をもてあそんで、
貴様、神にでもなったつもりか!

ハハハハハ!
キミ達は言えた義理かね

何!?

だってそうだろう?
キミ達も、旅路の中で、他人の人生を
もてあそんだではないか

私の与えた、
そのタイムズ・ギアを使ってな

貴様と一緒にするな!
おれ達は、運命は変えても、
命をもてあそんだりはしてない!

ラグナを始めとした異世界の神々は
命をもっていないとでも?




私は、自らの守るべきものを
守ろうとしたにすぎんよ
この時空の狭間と、それを
拠り所として生きる私の命をな
いや、
むしろ誰の命も奪っていない分
私の方がより美しい選択
行ったと言えるのではないかね?



サガ3のラグナとソールはFF5で言う所のクリスタルの様な存在だったんですね。

そしてラグナもソールも自分たちの居場所や命を守るために行動していたに過ぎない。
正義と悪のどちらだという話ではなく、みんな必死に生きようとしていただけだと。
最終回でクライシス皇帝直属の特別査察官ダスマダーに明かされる怪魔界の真実の様な感じ。
そういえばワンダラーの恰好も首から下を見るとライダーブラックっぽい。頭とマントはダスマダーか?
戦闘中も3人に増えたりするし・・・。


ただ、ラグナは兎に角として、ソールは自分の身が滅んでも人間の為に行動し続けたので、
人間にとって本当に良い神様だったのではないかと思う。
例え世界が2つに分かれた歪な物のままだったとしても自分を犠牲にして人間に世界を託したのだ。



あくまで・・・私を倒す気はないのだな

お前のおかげで、未来を変えることが
できたのは確かだ

だから父親を斬った私を許すと?

面倒くさいヤツだな
おれは、一緒にラグナと戦った
ボラージュさんを仲間だと思ってる

それが理由じゃ駄目か?



おれ達を過去に送ってから、
革命軍を指揮するディオールと一緒に
行動するまで、30年近くはたっている
ところが、
ギルさまに聞いたボラージュさんと、
おれ達の知っているボラージュさんは
同じ年齢に見える
それは、おかしくないか?

何かを言いたいわけじゃない
おれは、一緒にラグナと戦ってくれた
ボラージュさんに感謝してる

だから、訊きたいんだ
おまえは何がしたかったんだ?

・・・そうだな

例えば、
この世に一人だけの種族がいたとしよう
そいつは増えることも減ることも、
変わることも消えることもない存在だ
何の意味もなく生きてきたそいつに、
突然、問題が発生した
だが、その問題は余りに簡単だったので、
解決法は無限にあった



ボラージュは他のファンタジー(メルヘン)作品で言うエルフの様な種族だったのだろうか。
サガシリーズではエスパーという種族がエルフの様な存在だと思っていた。
実際ボラージュはエスパーではある。



キミが育った町に魔物が
押し寄せる未来があったとしよう
そのまま放っておけば、
町にはケガ人がでる
しかし、キミは、時間を戻して、
それをなかったことにできる
しかし、その時点で町を救うと、
町の人間は、危険を学ばない
そのために、
より未来でより大きな被害がでる
その両方とも、結果に大きな差はない
差がないために、
キミはどちらも選べず、第三の道・・・
つまり、もっと良い方法を
すものかと思っていたのだが・・・
キミは選択を迷わなかった
なぜだ?

おれのことを、
信じてくれる人がいる
その人がおれのことを
信じてくれている限り、
おれは
自分が正しいと信じられるからだ

それはキミ達の言葉で、
自分勝手というのではないかね?

当然だろ
おれ達は神じゃない
正しいと思うことをしても、
正しいかどうかは、自分一人じゃ・・・
もしかして、お前は、迷ったのか?
自分が生きるための選択に?
このタイムズ・ギアは・・・!



ボラージュは長い間ずっと一人で問題に取り組んでいた。
ボラージュはソールのみが正しいと信じているジュピターを信じることが出来なかった。
そんなデューンとの差がボラージュを迷わせたのかもしれない。

ワンダラー戦のBGMである決意の狭間という曲名もストーリーを表現していると思う。
2つの選択肢を選べずに第三の道していたのは他でもないボラージュだったとしたら、
決意の狭間という曲名は、その2つの選択肢の狭間第三の道を指し示しているのかもしれない。
これはソールとラグナの2つの世界の間にある時空の狭間を、
ワンダラーが拠り所として生きている事を彷彿とさせる。
彼は時空の狭間を守るために決意の狭間で迷っていたのだ。

それにしても、神じゃないから正しいかどうかは自分一人じゃ分からない、
自分勝手で当然だろ
、と言うデューンの言葉は実にサガらしくて清々しい。
サガ3に限らずタイムマシン等でタイムスリップして過去に遡る作品は数多くあるが、
その殆どに歴史を勝手に変えてはいけないという道徳の様な共通のルールがある。
しかし、それは本当に正しい事なのだろうか?神ではないのだから、そんな事は誰にも分からない。
だから自分が正しいと信じる選択をするしかないのだ。たとえ、それが歴史の改変だとしても。

歴史を変えてはいけない、変わった歴史は修正するべきだと、下手に理屈を捏ねるよりは、
自分の好きな世界を目指すとでも言い切った方が、よほど気持ちが良い。



まあ、解釈は自由にすればいいさ
だが、そうだな・・・
一つ言っておくか
私も神ではない
だから、この未来は、間違いなく、
キミ達が自分でつかんだものなのだよ
私としては、この結末、
そんなに悪くないと思っているが・・・
どうかね、青年・・・?



こんな風に選択の結末の感想を訊けるような相手を孤独だったボラージュは求めていたのだろうか。
仲間だと思っている。感謝している。というデューンの言葉に彼は救われたのかもしれない。

神々のSa・Gaと、人(生き物)のを、時空の覇者という作品に落とし込んだ、
実に味わい深い素晴らしいリメイク作品だと思います。



※ゲーム本編のテキストを引用していますが全文ではないので注意。







posted by くさよ at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム
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