勘違いされやすい武器を3つ特集してみました。
柳葉刀(りゅうようとう)
青龍刀は三国志演義に登場する武将、関羽が愛用していた武器の青龍偃月刀の略称である。
青龍偃月刀は、中国における大刀の一種で、矛や薙刀の様な武器である。
刃の形状が似ている柄の短い中国刀は青龍刀ではなく、柳葉刀(りゅうようとう)である。
ちなみに、三国志演義における、張飛の武器は蛇矛、呂布の武器は方天画戟である。
左から順番に、
方天画戟、蛇矛、青龍偃月刀。
モーニングスター
モーニングスターとは、明けの明星を意味する武器の名で、
その名の通り、鉄球と棘による星型の頭部を備えた武器を指す。
この星型の頭部の形状こそがモーニングスターと呼ばれる所以で、
これを備えた武器がメイスであるかフレイルであるかという様な違いは、
武器がモーニングスターに該当するか否かの本質ではない。
聖剣伝説に登場するモーニングスター。
創作物では、この様な鎖で繋がれたフレイルの構造を持つモーニングスターの人気が高い。
FF8に至っては、なんとヌンチャク。
だが、これも立派なモーニングスターである。
石弓(いしゆみ)
石弓とは綱や木材で石を高所に留めておき、落下させる事で攻撃する罠の様な兵器である。
引き金を用いて射撃をする弓矢の様な武器が石弓と呼ばれる事もあるが、
この様な武器は厳密には弩(ど)、あるいは弩弓(どきゅう)と呼ばれる様だ。
また、クロスボウやボウガンと呼ばれる事もあるが、ボウガンは商標名であったため、
創作物におけるボウガンという表記は控えられる傾向があった様だ。
クロノ・トリガーのマールの武器はボーガン表記。
石弓、弩弓、クロスボウ、ボウガン、これほど表記や認識に揺れのある武器も珍しいかもしれない。
引っ張る事で位置エネルギー等の力を蓄えるという点が、弓という言葉の本質なのだろうか。
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