「ぼくらの大革命!」のネタバレ注意
記事を閲覧する前にプレイしておくことを推奨
最近「余命100歩」というフリーゲームをやって思う。
お金の掛からないフリーゲームとは言っても中には非常に出来が良い物もあって
その中の1つに「ぼくらの大革命!」というRPGがあるのを思い出した。
プロのゲーム製作者ではない素人というかゲームに使うようなファンタジーの世界観の
一般的なイメージは、ドラクエに影響されてか、
王様がいて、魔王がいて、それを倒す勇者がいる、というような物が多く見受けられる。
余命100歩や僕らの大革命も、そんな世界観で構成されたゲームの1つだった。
魔王を倒すための勇者、戦士、僧侶、魔法使いの4人パーティーのストーリー
というコピペが多すぎる、という問題もあるが
今はそんなことはどうだっていいんだ、重要な事じゃない。
だが、ぼくらの大革命では通常のRPGでは話を聞くか買い物をするためだけに存在するような
いわゆるモブNPCを片っ端から仲間に出来るという特徴があった。
そんな「ぼくらの大革命!」でも終盤まで進めると魔王城というラストダンジョンを攻略することになり
その入口の手前でドラクエ3のパーティーのような勇者一行の4人を仲間にすることが出来る。
そう、主人公とは別に勇者というキャラが存在するのだ。
その勇者一行のメンバーはそこらで仲間に出来るようなモブとはケタ違いの強さを誇っており
そんな彼らを仲間に加え入れたことで来るところまで来たなぁという感慨を得られるのだ。
だが、そんな強力な勇者一行でも魔王との戦いでは魔王のHPを半分ほど削る事こそ出来はしたものの
魔王の攻撃で一撃で戦線離脱してしまう。
「つ、強すぎる・・・!」「勇者と言っても所詮はこの程度か」
というような専用の会話が入り敗北ムードが漂ってくるのだが、
返り討ちにされた勇者一行に続くように主人公が連れて来ていた仲間たちが魔王に次々と襲い掛かるのだ。
その主人公が連れて来ていた仲間たちというのがプレイヤーにも寄るだろうが
100人にも200人にも及ぶのだ。
魔王も最初は
いや、勇者一行ですら敵わなかったのに、そんな有象無象で勝てるわけ無いだろ、
というような感じで掛かって来るモブ達を圧倒的な強さで蹴散らしていくのだが、
なにしろ、その数は数百、
途中から「ええい!いったい何人いるんだ!」という感じで発狂し始めるのだ。
このように書いているとギャグのように感じるかもしれないし実際ギャグでもあるだろうが、
ここまで苦労して進めて来た成果である大人数のモブパーティーが
屈強な勇者一行に匹敵するほど魔王を追い詰めていくというのは、
なかなか胸が熱くなるシーンでもあるのだ。
戦闘BGMが、また良いんだ・・・
『RPG Maker VX Ace ~ Battle #5』
やがて魔王は延々と襲い掛かって来る主人公のパーティーに敗れ去り
「民衆あってこその王か」というような深いセリフと共に、なんと仲間になるのだ。
それで確か魔王を撃破した後に行けるようになる場所で
主人公のパーティーで勇者一行と戦うことが出来るようになるのだが、この勇者一行が、
勇者一行を一撃で撃退した魔王に勝利した主人公のパーティーであっても倒すのが非常に難しいのだ。
おわかりいただけるだろうか?
そもそも、勇者一行を一撃で倒せるほど強い魔王が勇者一行にHPを半分削られた、というのがミソで、
勇者一行は行動が素早く、魔王は行動が遅い、という特徴があるのが分かる。
つまり勇者一行は圧倒的な個に弱く、魔王は圧倒的な数に弱い、という異なった弱点があり、
勇者 魔王 主人公 で3すくみになっているのが本当に面白い。
これには製作者のセンスを感じずにはいられなかった。
ほぼ全員のモブキャラを仲間に出来るという斬新なアイデアで興味を引きつつ、
このような秀逸なゲームバランスと演出を完成させてくるというのは
本当にフリーゲームなのかと疑いたくなるほどの物だった。
そんなことを急に語りたくなったので記事にして書きつけてしまった。
なお、勇者御一行は9人パーティーでの撃破が達成されている模様。
3すくみとは一体
サムライが強すぎるんや!
あくまで相性の話なので・・・
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