くるまっくすDAYS

1971年のジュネーブモーターショーで初めて披露されたランボルギーニ・カウンタックは、バートンのマルチェロ・ガンディーニによる斬新なスタイリングで、まるで未来の姿のようでした。その後、さまざまな進化を遂げながら、カウンタックは1973年から1990年まで生産され、その間に1,997台が製造されました。そのため、非常に希少であり、非常に望ましいモデルとなっています。その素晴らしい姿から、カウンタックはコレクターや愛好家の間でほとんど神話的な地位にまで上り詰めました。そして、モデルが50周年を迎える今、熱心で深い知識を持つ2人のカウンタック共同所有者が、30年ぶりに英語で本格的な研究書を執筆しました。この本は、この伝説のイタリアンスーパーカーを称賛するものです。

この本では、カウンタックの見事なデザインと独特のエンジニアリングに深く迫ります。ビザリーニが設計したV12エンジンや前方に配置されたギアボックス、入念に設計されたスペースフレームシャシー、そしてエアロダイナミクスについての分析が含まれています。

また、LP500プロトタイプから最終的なLP400量産型への苦労を詳細に追います。主要な人物であるパオロ・スタンザーニ、ジャンパオロ・ダッラーラ、ボブ・ウォレス、およびマッシモ・パレンティの仕事についても触れられています。

生産の進化に関する説明や、LP400からLP400S、LP500S、そして最終的に4バルブシリンダーヘッドを備えた5000クワトロバルヴォーレ（QV）バージョンに至るまでの詳細な紹介もあります。

所有者や将来の所有者に向けて、メンテナンスやリストアに関する問題も検討されています。

この本には、ティライナサン・パスマナタンがカウンタックの所有に至る30年間の旅や、サンタガタ工場への訪問、カウンタックの物語での重要な人物との出会いについての心からの語りが含まれています。

そして、ランボルギーニの創業者フェルッチオ・ランボルギーニの息子であるトニーノ・ランボルギーニが、一般的な誤解や間違いについて解説する特別な章も提供しています。

最後に、シャーシ番号や生産台数に関する包括的なデータの提示があります。

この美しくデザインされた本は、ランボルギーニのファンだけでなく、特にエキゾチックなイタリア車を愛する全ての人々にとって、価値ある一冊となるでしょう。


■ Lamborghini Countach

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