今回は 福岡県八女市にある「八女福島のトンネル藤」に
ちょっと嫁さんと綺麗な藤を見に行きました
車を止めた場所が「八女伝統工芸館」の駐車場でしたので
ついでに八女の伝統工芸品も見てきました!
まずは お目当ての「藤」からですね〜
福岡県八女市で藤と言うと みなさん黒木町の
「黒木の大藤」っとお答えになるんじゃないでしょうか?
まあ 自分もそう答えるんですが
この「八女福島のトンネル藤」も見所だと個人的には思います
全長は510m 国道沿いの歩道に それはそれは見事な藤棚があります
ちょっと時期的に遅かったのか すでに終わりかけの藤棚でしたが
所々 綺麗な藤の花が垂れ下がっていましたね〜
んで なんで自分が このトンネル藤を「バルビゾンのトンネル藤」と
言ってるかと言うと この藤のトンネルがある歩道と並行して
国道が走っているんですが この国道の名前こそ
「バルビゾンの道」なんです
「バルビゾンの道」なんて 誰かが勝手に呼んでるんでしょう?
っと思ったそこのあなた
ちゃんと地図上にも(グーグルマップにも)「バルビゾンの道」と明記されています
この道は 筑後市から八女市にかけて繋がっている道なんですが
この道 実は昔 鉄道が走っていた所なんです
「矢部線」と言う路線だったそうなんですが
筑後市の羽犬塚駅から 旧八女郡の黒木町まで汽車が通っていたそうです
1945(昭和20)年に日本の鉄道では終戦後初めて開通した
記念すべき路線だったのですが利用者の減少などによって
1985(昭和60)年に廃線になってしまいました
その矢部線が廃線になって その線路跡の大半が道路化され
今でいう「バルビゾンの道」になったというわけなんですね〜
ここには「筑後福島駅」があったそうなんですが 今では公園として整備され
憩いの場所として利用されています
では なぜ「バルビゾン」の道という名前になったのか...
それは 我が故郷 久留米市出身の坂本繁二郎と関係があるんです!
坂本繁二郎は1885(明治15)年に久留米市に生まれ10歳になると絵を学び
高等小学校(現在の中学1年・2年に相当する)に上がる頃には
絵の腕前は相当なものとなり「神童」と持てはやされたといいます
そんな坂本は20歳で上京し本格的に絵を学び
34歳でフランスに渡って世界の巨匠に師事するも
魅せられたのは名だたる巨匠たちの絵ではなくフランスの自然でした
坂本がフランスの地で身につけた画法で描いた絵は
本場の画家たちから高く評価されたと言います
3年後に帰国した後は 郷里の久留米へ戻って制作をつづけ
44歳の時に八女市へアトリエを構え ここを以降の製作拠点としました
でも なぜ八女を選んだのか
それはフランス留学の際に訪れた「バルビゾン」の風景と
八女の風景が通じるところを感じたためだったようで
坂本は八女のことを 「東洋のバルビゾン」と呼び
八女の地をこよなく愛していたそうです
八女で描いた作品たちで多くの賞を受賞した坂本繁二郎は
洋画界の巨匠と呼ばれることとなります
こうしたことを背景に 旧矢部線跡の道路は
坂本繁二郎の功績を称え「バルビゾンの道」と名付けられました
実は この全長510mのトンネル藤の支柱には
矢部線で使用されていた線路を加工して使用されています
昔と今とが融合しているって事が すごく素敵だな〜っと
しみじみ思いますね〜
公園内には 当時の踏切や線路が残されています
どれだけ矢部線が愛されていたのかがわかりますね〜
来年は 満開の時に見に来ようと思います!
さて 車を止めた駐車場は「八女伝統工芸館」と言う
八女地域の伝統工芸品を展示・紹介し伝統技術の伝承と地場産業の発展を目的に
1986年(昭和61年)に建設されました
まず敷地内で一際目を引く でっかい石灯籠
高さはなんと10m ここのシンボル的存在です
石灯籠では 日本一なんだそうです!
すごいですよね〜
こちらは なんとも風情があって良いですよね〜
「八女八景水車」と呼ばれていて ずべて石で出来ています
そう!この水車も石なんです
石で出来ているのに ゆっくりとスムーズに動いていました...
館内にお邪魔します!入館料も無料とのことです
館内には 様々な工芸品が展示されていました
このヘビなんて 今にも動き出しそうですよね〜
市民に惜しまれながら廃止になった旧国鉄矢部線への愛着を後世に残すため
館内をレールが突き抜けている演出があります
館内からそとに出れば 当時の線路と枕木が見れます
この演出はたまらんですね〜
また 当時の矢部線の写真や時刻表や運賃表などもあり
歴史を感じる事ができました!
外の石灯籠も日本一なんですが もう1つ日本一のものがあります
それが こちらの仏壇です!
高さ6.5m 幅3.8m 奥行き2.5m 重量は なんと2トン
トントントントン仏壇2トン です
制作費はなんと3500万円
ちなみに 真ん中の所(神様が立つ所?)は嫁さんが
立っても入れるくらいの大きさでした!
また 別館に「八女民俗資料館」がありましたので ちょっとお邪魔しました
こちらには からくり人形が展示されていました
「八女福島の燈籠人形」は毎年秋分の日を含めた3日間
福島八幡宮で行われるからくり人形公演です
昭和32年(1957)「八女福島の燈籠人形保存会」が結成され
県指定無形文化財を経て 昭和52年(1977)に
国指定重要無形民俗文化財に指定されました
延享元年(1744)の放生会から奉納するようになったといわれており
明和9年(1772)元福島大庄屋松延甚左衛門によりからくりの技術が伝えられ
現在の「からくり人形」の基礎が出来ました
3層2階建の釘や鎹を1本も使用しない屋台が期間中だけ組み立てられ
囃子にあわせてからくり人形芝居が上演されます
ここでは この屋台を原寸大で複製し展示しています
1度見てみたいものですね〜
また「寄ってかんの〜」って言う看板にひかれ
ちょっと立ち寄った所は「手すき和紙資料館」
九州で最も古い歴史と伝統のある八女手すき和紙
ここでは 和紙づくりの実演見学のほかに葉書やしおりやうちわなど
つくる体験を小さなお子様から大人まで楽しむことができます
実際に中で和紙を作っておられました
様々なわしの商品が並んでいましたが こちらの施設は
撮影は禁止とのことで 興味ある方は行ってみてください
同じ敷地内には「観光物産館 ときめき」と言う施設があり
八女市の情報収集発信基地として
八女奥八女の物産や観光情報を提供されています
物産販売スペース「直売所ときめき」では
八女・黒木・立花・上陽・矢部・星野の6エリアの物産
八女茶・地酒・醤油・酢・銘菓・農産加工品等を販売されていました
ここに来れば 八女の全てがわかる!っと言ってもいいくらい
充実した施設ですので 興味ある方は
1度ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
また トンネル藤も綺麗なので そちらもぜひ!
今度は 満開の頃に行ってみたいです
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2023年05月02日
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