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2024年07月15日

訪問買取

こんにちは。
くり子です。

先週末、畑でキュウリを沢山収穫したので実家に持っていきました。
すると玄関に母の着物や帯バッグなどが出ています。

「?」
「おとうさん、玄関先の着物はどうしたん?」
聞くと、訪問買取の勧誘電話がかかってきてそれに出すために準備しているとのこと。
「訪問の不用品買取を利用したらダメって口を酸っぱくして言ってるでしょ!」というと、
「いや、最初は断ったんじゃけど、またかかってきてもう一度探してくれっていうから。でも、お母さんの着物なんて要らんし、出してもいいじゃん。」
「要る、要らん・・・というのが問題じゃなくて、電話勧誘の不用品買取は『押し買い』がトラブルになっとるんよ。家に上がり込んで、不用品だけじゃなくて、貴金属などを探して、むりやり安く買い取る・・・っていう手法があるんよ。怖い人が訪問するので断り切れずに必要なものまで持って帰られるそうよ。」
「でも、相手は家を良く知っとるようだったし・・・。家の隣にビルがあって、隣が駐車場で、お母さんにはお世話になったとか、7年前に亡くなっちゃったんよね〜とか言うとったし・・・。」
「そんなん、グーグルマップでみれば家の場所(隣の建物の様子)なんかすぐに分かるわ。だけどお母さんのことを知っとるのは気持ち悪いなあ・・・。」

訪問買取の人は、その日の4時から6時の間に来るとのこと。
怪しい人だったらいけないのでちょっとその時間まで実家に居て、様子を見てから帰宅することにしました。
旦那様は6時に帰ってくるので晩御飯が間に合いません。
何か買って帰ることにします。

さて、訪問販売が来るまで時間があります。
まずは市役所の消費者相談センターに電話してみます。
状況を話すと、「押し買いっていうのは10数年ほど前から問題になっていますねえ〜。それをよくお父様にお伝えしておいてください。それと何かあったらクーリングオフが使えますので。」
「押し売りじゃなくても?」
「訪問買取でも使えますよ。」
「着信履歴からインターネットで調べたら、東京の業者で福山には支店はない○○っていう会社なのですが、その会社で押し買いの被害にあった相談などはありますか?」
「すみません。具体的な会社名はお伝え出来ないんです。」

ほかに準備できることは〜
まず、父のスマホのレコーダーを確認して、会話をすべて録音できるか確認します。
最寄りの交番の連絡先を調べておきます。

父に段取りを伝えます。
●インタホンカメラに訪問者の顔を撮影するため、インタホンが鳴ってもすぐにでないようにすること。
●レコーダーをポケットにセットする。
●訪問者には会社名と名前を確認し、名刺をもらうこと。
●余計なことはしゃべらず、査定がすんだらすぐにお帰りいただく。
●くり子は奥に隠れていて、訪問者が危ない人だったらすぐに警察に連絡する。
〜危ない人の場合、力ずくで押し入られることがあるので、本人が警察などに連絡できないから

ちょっと訪問者が来るまで父と会話します。
「ほんでも、東京の買取業者がお母さんにお世話になったっておかしな話よ。お母さんはそんなことをする人じゃないから(買取を頼むわけがない)、それが気持ち悪い。何年前に亡くなったっていう情報なんかは、近所の人のものでもそんなにはっきり覚えていないし、分らんじゃん。・・・」
「ああ、『奥さんが亡くなったのはいつ頃でしたかな〜』って言われたから『7〜8まえになりますかね〜」って言ったけえかなあ。」
「・・・カマかけられとるだけじゃん

さて訪問買取。5時前にやってきました。
物腰のやわらかい男性で、如何にも怪しい人という感じではありません。
奥に控えて様子をうかがっていると、
父は相手に聞かれるままに個人情報を(具体的な資産状況まで)ベラベラしゃべり始めました。
この調子じゃヤバイと思い、奥の部屋から壁を叩いて合図を送ります。
結局、足袋・鞄数点・帯締めなどを300円で買い取り帰られました。
因みに着物の買取は1枚もありませんでした。(着物は高級品じゃない限り値段がつかないからなあ〜)


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posted by くり子 at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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晴耕雨読を目指す女性。 最近すっかり「手ぬぐい・モンペ」に馴染んでしまったため、 危機感をおぼえ、モンペの下にジーンズ着用。 更に危ない人物になりつつある。
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