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2018年07月20日

レッドエンブレムの異端児

風の吹くまま、気の向くまま。
いらっしゃいませ。ケロっちと申します。
本日はお越し頂き、誠にありがとうございます。
IMG_20180715_160423.jpg
S20型以来のDOHC4バルブ

 その昔、81年10月に登場した150psのFJ20Eを、搭載したスカイラインはRSと呼ばれたんだ。
スカイラインGT‐Rの復活を予感させるほどの衝撃力があったけど、でもねGT‐Rではなかった。
復活が望まれたGT‐Rと同じDOHC4バルブ。けれどもFJ20EはS20と同じ直列6気筒ではなく、直列4気筒だったんだ。

 FJ20Eは真面目な設計のシリンダーブロック、迷いのあったシリンダーヘッドの設計、
そしてレスポンスを重視したシーケンシャル燃料噴射が特徴だったけど、
当時軽いエンジンとはいいがたい重量と、コンパクトとはいいがたい
大きさで搭載車種にはかなり制限も受けていたんだ。

IMG_20180717_204013.jpg

 その後83年2月には、ターボで過給した190psのFJ20ETを搭載したRS-TURBOを追加した。
「史上最強のスカイライン」のキャッチコピーだけど、交差点グランプリで先行するのはライバル車だった。
あと電気系統が弱かったよ。

 その半年後83年8月には、マイナーチェンジでDR30は後期型になったんだ。
FJを積んでいたRSは鉄仮面と言われるグリルレスで薄型ヘッドランプの顔になった。
これはめっちゃカッコ良かった。けど、買って最短半年とかで次が出るってユーザーキツイ。

 84年2月にインタークーラーで冷却装置を付けた205psのFJ20ET-I/Cを搭載したRS-TURBO-Cの登場。
「クールに乗れ」ってことでフロントエプロンの左下に冷却用開口部が出来たのが特徴だよ。
ターボエンジンには、インタークーラーは必要装備だと思う。

150→190→205ps(グロス値)と当時のパワーウォーズを駆け抜けて行きましたとさ。
ケロっちはこの異端児は好きです。

またのご来店を心よりお待ちしております。

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