リレーショナルデータベースは関係データベースとも呼ばれ、データを表形式で管理するデータベースのこと。
テーブル(表)は、レコード(行)とフィールド(列)によって形成され、テーブル同士を結合することができる。
リレーショナルデータベース管理システムは、ACID特性という概念に基づいて設計されており、トランザクション処理が保持すべき4つの要素を頭文字で表したもの。
Atomicity(原子性)
「処理が全て(ALL)実行されたか、全く実行されない(nothing)かのいずれかである」という特性。
(仮にトランザクションが失敗したとしても、データが中途半端な状態にはならない)
Consistency(一貫性)
「トランザクションの実行前後で、データの整合性が補償される」という特性。
(制約に反するような処理があれば、トランザクションを中断しロールバックする)
Isolation(分離性)
「同時に実行されたトランザクション同士が、相互に干渉しない」という特性。
(複数のプログラムが同時に同じデータを更新しないよう排他制御を行う)
Durability(永続性)
「記録されたデータが、簡単には失われない」という特性。
(何らかの障害が発生した場合は、ログを利用して障害発生前の状態に復旧できる)