2017年09月22日
自己啓発について、大切な人へ
同じ時期に子育てを始めた私の大切な人のことを書きます。
彼女は人のことを考えるのが苦手で、どちらかというと留学をしたり
アクティブにいろいろなことに挑戦したいというタイプでした。
「子育ては得意ではない」ということを平気で言っていました。
私も授かる前は子どものお世話は得意ではありませんでした。
でもやっぱり自分の子ども。
子どもや家族のことはきちんとやったうえで(時々は逃げていましたが…)
自分のやりたいことも、家族の迷惑にならないようにやろうと思っていました。
そして、ひとりで一日子どもを見て、寝かしつけたときの達成感。
洗い物も洗濯も部屋の片付けも昨日よりはマシにできたかな
またあしたも頑張ろう!と思うことが好きでした。
そんな気持ちを感じることはなかったのでしょうか
一緒に頑張ろうと思っていた気持ちは伝わらなかったのでしょうか
彼女は、子育ての辛さから逃げるために、パートナーに嘘をつき
ネットで見つけたカウンセラーを信じ、付随したいろいろな高額なセミナーに通い、
オイルやカードやパワーストーンを買い
「自分に素直に生きる」
「いやだと思ったことはやらない」
「楽しくやっていれば自然と周りが助けてくれる」
「自分が楽しくなければ子どもも楽しくない」
「お金は使えば使うほど入ってくる」
などと放言するようになりました。
一緒に行こうと約束していた子連れ旅行よりも
その歌手でもなんでもない男性カウンセラーの1万円コンサートを優先したとき
なんとかして抜け出させたい私の気持ちは折れてしまいました。
自己啓発や宗教を悪いとは言いません。
ですが、目の前の現実から目をそらし自分に都合よく解釈するその考えは
確実に私とは合わないものでした。
人は、ひとりでは苦しいことや辛いことに耐えられません。
あるがままに生きていると、際限なく楽をする生き物です。
だから楽しそうな誰かを見つけると、それがどんなに怪しく根拠のないものでも
「自分にも同じように楽に稼げるかも」
そういう邪念が出てきてしまいます。
私だって多分そうです。
でも確実に言えることは
それに嫌悪感を覚える人間もいるということです。
その楽しさは、パートナーを騙し、子どもを放っておいてまでほしいものですか?
本屋さんに行けば、いろいろな自分を楽にする本が手に入ります。
ネット上にはたくさんの甘い言葉が流れてきます。
そのブログランキング上位の人は、セミナーやお茶会をやって、とても稼いでいそうです。
今の時代、かんたんに自分から会いに行くことも可能です。
でもそんな人たちはあなたが本当に辛い時にはきっと助けてくれません。
さらに楽な道を教えるために、お金を奪っていくだけです。
そちらの世界に行けば、もはやそちらの世界の信頼しか得られません。
楽にならなくてもいい。
辛いと思ったっていい。
そんな時期なんて、一日一日の積み重ねですぐに終わるからです。
つらい苦しいと長く感じるのは性格のせいだと決めつけず、
切り替えることが大事だと、勝手ながら思います。
そしてそこで負けるほど弱くないと、きっとしっかり自分を見つめることです。
どうか信じるならその人達でなくて自分や家族を信じてください。
がらにもなく熱くなってしまいました。
私の好きだったあの子は多分もう戻ってきません。
すごくすごく残念です。
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