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2017年10月28日
バリ島の火山(アグン山)は噴火する?その位置やハザードマップは?
みなさん、こんにちは。さとんです。
バリ島子連れ旅行記、第一回目です。
本来なら、我が家のうれし恥ずかし
リゾートライフ(なんだそれ、笑)を
お届けしたかったところなんです。
が、バリ島最高峰のアグン山に、
噴火の兆しがある、ということで、
子連れバリ旅行記第一回目は急きょ
アグン山の火山情報を
お届けすることにいたします。
アグン山の位置や火山の状況、
ハザードマップや避難区域、
そして、バリ旅行で知り合ったガイドさんに
聞いた、バリ島の最新情報も
ご紹介したいと思います。
それでは、行ってみましょう。
■目次
■バリ島の火山(アグン山)の位置は?
■アグン山のハザードマップは?
■バリ島の火山(アグン山)の現在や避難状況は?
■まとめ
■バリ島の火山(アグン山)の位置は?
まずは、バリの最高峰であるアグン山の
位置や情報を調べてみましょう。
アグン山とは?
アグン山(インドネシア語: Gunung Agung)とは、バリ島の北東部に位置する成層火山である。標高は3,014mで同島で最も高く(3,314m表記もみられる)、山名も「最高」を意味し。古くより聖なる山として崇拝の対象となっており、周囲にはバリ・ヒンドゥーの寺院が多い。
出典:ウィキペディアより
ということで、バリ島最高峰のアグン山は
バリの北東部にあります。
近くの有名な観光地としては、
バリ・ヒンドゥー教の総本山「ブサキ寺院」があります。
また、バリ島内陸部の観光地として有名なウブド
からアグン山までは直線距離で50キロ程度です。
アグン山は噴火するの?
2017年8月に我が家が、行ったときには
そんな話は露ほども聞かなかったのですが、
その頃から、火山性の小さな地震は続いていたそうです。
そして、同年9月22、噴火警戒レベルが「4」に引き上げられました。
ちなみに、噴火警戒レベルとは、
火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と
防災機関や住民等の「とるべき防災対応」を
5段階に区分して発表する指標です。
レベル5は、最高レベルであり、
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、
あるいは、切迫した状態と定義
気象庁ホームページより
とされています。
日本では5段階ですが、インドネシアは4段階なので、
噴火警戒レベル「4」は最高レベルになります。
■アグン山のハザードマップは?
噴火警戒レベル最高ランク、と聞くと
何やら恐ろしげで、バリ島ごと
沈んでしまいそうな風にも思えてきますが、
それは間違いです。
予兆が全く無いテロなどとは違い
火山はある程度予兆があり、
また、過去の観測データもあるので
対策は立てられます。
アグン山が、前に噴火をしたのは1960年代。
大規模な噴火で、その時には、
火砕流などで一千人を超える死者を出したそうです。
その時の教訓から、インドネシア政府は
アグン山の噴火によるハザードマップを
作成しています。
バリ島 アグン山のハザードマップ 出典: http://www.mongabay.co.id/2017/09/20/kebakaran-lahan-saat-naiknya-status-gunung-agung-jadi-siaga/ |
現地の言葉なので、大まかにしかわかりませんが
溶岩流や火砕流、土石流の被害予想になっています。
ここから判断すると、噴火したとしても
溶岩や火砕流などは、主要観光地である、
バリ島中部のウブドや南部の海沿い、
クタやレギャンあたりには到底届きません。
直線距離でも南部の主要観光地とアグン山とは
60キロ以上離れており、噴火の直接的な影響は
それほどない、と言えるかもしれません。
ただ、旅行者にとって心配なのは、
予想以上の降灰により空港が閉鎖されないかどうか?
ですよね。
バリ州政府観光局の公式声明によると
・バリ島以外のインドネシア国内にある9つの空港を代替空港として準備
・空港に向かう際の交通手段として、港や駅に向かうバスを300台確保している
という発表がされています。
■バリ島の火山(アグン山)の現在や避難状況は?
最後に、夏にバリ島を旅行した際に
島内を案内していただいたガイドさんに、
現在のバリの状況を
聞いてみました。
箇条書きにするとこんな感じ。
- 観光客の数は減っている。特に日本人観光客が。
- 渋滞が日常茶飯事のクタエリアでも渋滞が減っている
- 避難されている方も、依然として多い
ちなみに、アグン山付近の制限情報ですが
火口から半径9キロ以内は立入り禁止区域になっています。
ブサキ寺院もこの区域に入っており、現在は
見学ができません。
また、火口から12km以内の大部分が
立ち入り規制区域になっていて
アグン山を中心としたバリ島北東部の観光は
できない、と考えてください。
ただ、中部のウブドや、南部のクタ、レギャン、
スミニャック、ヌサドゥアといった観光客の多い
エリアは特に影響が無いので、
北東部に用事が無ければ観光は問題ない、
ということでした。
■まとめ
以上、バリ島のアグン山の火山情報をお届けしました。
警戒レベルが4ということで、
いつ噴火してもおかしくない、という風に
評されているアグン山ですが、
このまま噴火せずに、沈静化することも
あるそうなんです。
上述した通り、インドネシア政府は、
噴火への対応準備は整えている、
ということなので、万一噴火しても、
南部エリアにいるのであれば、
隣のジャワ島などから退避は可能のようです。
とはいえ、通常のスケジュールからの遅延は
あり得るでしょうから、もし、来訪されるなら
スケジュールには十分な余裕を持って
ご訪問されることをおすすめいたします。
早く火山活動が沈静化することを祈りつつ、
今回は終わらせていただきます。
それでは、また。
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