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2023年07月08日

ほのかに残るはなちゃんのかおり(覚書)

はなちゃんの具合が悪くなってから、交互におそわれる気持ち。
いつかこんな日が来るのではないか・・という思いと、少ししたらまた以前のように飛び跳ねる元気な姿を見せてくれるのではないか・・という期待。
生き物なのだから、いつかは迎える悲しい別れ。
でも、あんなに小さなはなちゃんが私たちの誰よりも先にその日を迎えてしまうなんて・・・。

あんなに元気だった子が、あんなにも急に弱るものなのか。
クリニックに連れて行ったのは間違いではないか。
先生の処置は? 点滴は?
もっと大きな病院に行った方が良かったのかも。
最初にあげたご飯が良くなかった?
部屋の温度が良くなかった?
市販のミルクは、あれでよかった?

どうすれば、助かった?
助けることができた?

きっと最後の方は、クリニックでは痛い事されて、ごはんも食べたくないのに口に入れられて、嫌なことばっかりだったんだろうな。
あんなに人懐っこかったはなちゃんが、最後は人間嫌いになっちゃったかな・・。

考えだしたらキリがない。
グルグル、グルグルいろんな考えが頭をめぐる。
あの時私たちが保護したのはもしかしたら間違いだったのかもしれない・・という思いにたどり着く。

きっとこの後もずっと消えないこの思い。
また迷子の猫が迷い込んできたらどうしよう、と怖さにも似た感情。
それでもやっぱり、放っておけないのかな・・と思ったりもしてます。

数日たった今も、はなちゃんの動画や画像を見ると胸が苦しくなる。
たった1か月一緒にいただけなのに。
娘とも話したけど、こてつの時は私たちどうなっちゃうんだろうねって。


はなちゃんのいた部屋を掃除して、片づけました。
まだほんのりはなちゃんの香りが残ってるんです。
娘に言うと、中で深呼吸。
「本当だー」と笑顔に。
多分すぐにその香りもなくなってしまうのだろうけど、少しでも残しておきたくて部屋の扉を閉めておきました。

短い間だったけど、少しでもはなちゃんが幸せだったらいいなぁ・・。
少なくとも私たちは、夢のような日々でした。

ありがとう、はなちゃん。
また会おうね。

娘の部屋の出窓から、外を眺めるはなちゃん
IMG_5618.jpg








タグ:子猫 保護猫
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