これが好きです。

ゲゲゲの鬼太郎が好きって言ったら、友達に驚かれたことがあります。驚かれたことに驚いた私ですが、子供の頃から、ず〜っとテレビで観ていました。大人になった今も、甥っ子と一緒にケーブルテレビで観るけど変ですか？もちろんLINEスタンプも購入済。

そんな鬼太郎好きの私が、夏から楽しみにしていた『追悼水木しげる ゲゲゲの人生展』を観るために、福岡県立美術館へ行きました。とても古い美術館ですが、天神から徒歩10分という好立地にあります。



水木先生が亡くなってから、もう２年も経つんですね〜。鬼太郎が好きなくせに、NHKの「ゲゲゲの女房」は観たことありません。水木先生のこともあまり知らなくて、片腕が無いことを知ったときは、けっこうショックでした。漫画家さんなのに片腕が無いなんて・・・。

でも、テレビで観る先生は朗らかでとても面白く、魅力にあふれた人でした。そんな魅力的な人の”人生展”を観ないわけにないきません！

『ゲゲゲの人生展』は、水木先生の少年時代から、妖怪研究家になるまでを知ることができます。私の言葉では説明できないくらい見ごたえ満点！！感心したり、悲しくなったり、クスッと笑ったり、驚いたり、ホロッときたり・・・。いろんな感情でもうお腹いっぱい。

とくに、自身の戦争体験を重ねて描いた”戦記漫画”は印象的で、中には目を伏せたくなるものもありました。静に、だけど力強く語りかけてくる絵。それらを眺めていると「やっぱり戦争はダメだ・・・」としみじみ思わされます。戦争を経験した方のメッセージは重い。目から入るメッセージが、私には強烈でした。


スケッチ、漫画、原稿、コレクション、夫人のインタビュー映像を観て、また著名人からの追悼メッセージを読んでいると、先生の心の広さがうかがえます。なんて魅力的な人なんだろう！！愛すべき人。本当に観れてよかった。



最後に、先生からの「なまけ者になりなさい」というメッセージ。なまけ者って・・・ｗ　どんな意味が込められているんでしょうか。私は「人生を愉しみなさい」と解釈しました。

オリジナルグッズもカワイイものがいっぱいで、ついつい買ってしまった。スタンプとブックマーク（マグネット）、結構気に入っています。



ガチャガチャまでしてしまった・・・w　一番好きな妖怪「一反木綿」だからいいのです。ちなみに、一反木綿は鹿児島の大隅地方に出現する妖怪。アニメでは、博多弁交じりの鹿児島弁でしゃべります。手がリアル〜。


ぜひ興味のある方は、水木しげるという人間の魅力・人柄に触れてみて頂きたいです。

いつの日か、圓流院（円流院）に行って妖怪天井画108枚を見るのが私の夢。行こうと決めれば、すぐに叶いそうですねw




追悼 水木しげる　ゲゲゲの人生展

期間　　10/27(金) ⇒ 12/10(日)　福岡県立美術館
時間　　10:00〜18:00（11/24は20:00まで）
休刊日　毎週月曜日
入場料　一般1,300円(1,100円)・高大生1,000円(800円)・小中生600円(400円)