2020年10月18日
関数電卓の使い方:シミュレーション計算(ALGB)、カルク機能(CALC)
関数電卓の使い方:シミュレーション計算(ALGB)、カルク機能(CALC)
シミュレーション計算(ALGB)、カルク機能(CALC)とは?
変数を含む式を登録し、変数の値を変えて計算することのできる機能である。
この機能の呼び名はメーカーにより異なる、
・カシオ
カルク機能(数式記憶機能)
キー:[CALC]
・キヤノン
数式一次登録機能(CALC機能)
キー:[CALC]
・シャープ
シミュレーション計算(ALGB)
キー:[2ndF]「ALGB」
シャープ以外は公式HPからのマニュアルでの確認であるが、
シャープではキーでを2つ押す必要がある、ということ以外は同じようである。
シミュレーション計算(ALGB)、カルク機能(CALC)の実践
前回のブログ記事「クラスの中で同じ誕生日の人達を見つけよう(カシオとシャープ)」を使用する。
そこでは、「30人のクラスで同じ誕生日の人達が少なくとも1組存在する確率はどれだけか?」であったが、
「クラスで同じ誕生日の人達が少なくとも1組存在する確率が0.5になるには1クラス何人か?」を求める。
前回の式は確率の順列nCrを使用した下記であり、30人の場合は約70%であった。
1 - 365P30 / 365^30 = 0.71
今回の式は、クラスの人数を変数Aとすると以下のようになる。
1 - 365PA / 365^A > 0.5
ここで、全自動で答えを求めるのはいったんあきらめて、カルク機能を使用する。
式を登録し、クラスの人数Aを変えて何回か計算し、50%を超えるときの人数を割り出す。
シャープEL-509Tでの操作手順を示す。
(他社の場合、変数の入力方法が変わります)
@まずは式を入力
[1][−][3][6][5][2nd F][nPr][ALPHA][A][÷][3][6][5][yx][ALPHA][A]
Aシミュレーション計算の実行
[2nd F]「ALGB」
「A:■」が表示され「■」が点滅するので、数値を入力し「=」
(変数を複数使う場合、順に変数の入力が促されるので、都度、数値入力し「=」)
B結果が表示される。値を変えて再度計算する(上記Aを繰り返す)。
→23人で確率は0.5を超える。
ちなみに、変数A(クラスの人数)に大きな数を入力すると、演算エラーとなってしまう。
以上
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