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2017年08月25日
ドキドキしながら仕事してる?のキャッチコピーが笑えなくなる。「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」西野 亮廣
言わずと知れたキングコング西野さんの著書です。
実は私、西野さんのことをよく知りませんでした。
主にテレビなどでかじった情報から持っていた西野さんのイメージは、おおむねこのような感じでした。
・はねトびで有名になった。
・M1のファイナリスト
・アメトーークの「好感度低い芸人」に出演、いじられっぷりがめちゃくちゃ面白かった。
・ツイッターやブログがよく炎上する(させる?)。
・絵画の個展を開いたり、絵本を作ったりと芸人なのに芸術家気取り。
これらを通じて西野さんに抱いていた印象は、
”芸人なのに「ちょっと俺は違うんだよ」というスタイルを見せようとしている人”
ということでした。
その印象はアメトーーク!の「スゴイんだぞ!西野さん」の回で完成形を迎えました。
東野幸治さんが目をキラキラさせながら「ドキドキしながら仕事してる?」のキャッチコピーを読み上げた時には、「相当な破壊力を持ったギャグ」として完全に私の中にインプットされてしまいました。
ドキドキしながら仕事してる?(プッ・・・)
私もテレビの前で笑っていた一人です。
でもこの本を読んでからは全く笑えなくなりました。
なぜなら、言葉が刺さったからです。
このキャッチコピーは、西野さんが人生をかけて取り組んでいること、これから先の時代を見通そうとした鋭い観察眼から放たれる読者への問いかけ、一緒に行こうよという呼びかけ、それらの色々なエッセンスがぎゅっと濃縮されて・・・読者を撃ち抜くために狙いすまし、選び抜かれた一言でした。
というわけで少しだけ本の紹介をしたいと思います。
西野さんのストレートな思いが込められた本でした。
感じたのは、とにかく西野さんの姿勢が一貫しているんだなという事です。
それは「世界の誰も見たことがないモノを作りたい」「とにかく面白いことをしたい」という夢。
書中には色々なエピソードや、行動の裏にある西野さんの様々な考えが書かれています。
それらは全て西野さんに取っては手段であったり表現であったりするのですが、芯で支えとなっているのはこの2つの夢なんだなあということを感じるんですね。
そういえば書中に「魔法のコンパス」が何かということは具体的に触れられていなかったように思いました。
周囲の言動に左右されず、自分自身の夢や目的を明確に持つこと。
信じ抜くこと。動くこと。
それが西野さんが言う「魔法のコンパス」なのだろうと思いました。
そのコンパスに支えられた西野さんのものの見方はとてもクールで面白く、かつ時代の的を得ているように感じました。
「目からウロコとはこのことか」と何度も感じさせられます。
ドキドキしてる?は、決してキザなギャグなんかじゃない。
真剣に生きようとする読者の心を刺してくる、実体験に支えられたスゴイ本でした。
まずは自分自身のコンパスをしっかりと心に持たなければならない、という気付きを得ました。
このことは、最近読んだ前田裕二さんの「人生の勝算」でも強く印象に残った事でした。
そのうえで時代や状況を見つめ、起きている現象を分析し、どんな手法が取れるかということを考え抜いていく必要があるということ。
そのためにはトコトン好きになること。
この3つの気付きが、読むことで得られたことの大きなモノだったと思います。
あとは、西野さん自身を知ることができました。これまでテレビを通じて持っていた印象とはまるで全う違う人物で、驚きました。
いやいや本当に、ちょっとテレビを見ているだけでは全然分からないことばかりです。西野さん相当凄いことをやっていますよ。
文章はとても読みやすく、分量はけして多くないので気軽に読める本ですから、リビングに置いておいてちょっと時間があるときに繰り返し読もうと思います。
表紙も洒落ているので丁度いいですね。
”炎上”イメージとは程遠い、本棚に飾っておくだけで希望と優しさが溢れてきそうな柔らかいイラスト。
情報化が一気に進み、人々の暮らしや行動が大きく変わっている中、これから先にどんな世界が待っているのかということに思いを馳せるときに是非読んで欲しい一冊です。
戸惑いや不安を抱えている人には特に読む価値があると思います。
面白いですよ。
ドキドキしたい。自分も。
実は私、西野さんのことをよく知りませんでした。
主にテレビなどでかじった情報から持っていた西野さんのイメージは、おおむねこのような感じでした。
・はねトびで有名になった。
・M1のファイナリスト
・アメトーークの「好感度低い芸人」に出演、いじられっぷりがめちゃくちゃ面白かった。
・ツイッターやブログがよく炎上する(させる?)。
・絵画の個展を開いたり、絵本を作ったりと芸人なのに芸術家気取り。
これらを通じて西野さんに抱いていた印象は、
”芸人なのに「ちょっと俺は違うんだよ」というスタイルを見せようとしている人”
ということでした。
その印象はアメトーーク!の「スゴイんだぞ!西野さん」の回で完成形を迎えました。
東野幸治さんが目をキラキラさせながら「ドキドキしながら仕事してる?」のキャッチコピーを読み上げた時には、「相当な破壊力を持ったギャグ」として完全に私の中にインプットされてしまいました。
ドキドキしながら仕事してる?(プッ・・・)
私もテレビの前で笑っていた一人です。
でもこの本を読んでからは全く笑えなくなりました。
なぜなら、言葉が刺さったからです。
このキャッチコピーは、西野さんが人生をかけて取り組んでいること、これから先の時代を見通そうとした鋭い観察眼から放たれる読者への問いかけ、一緒に行こうよという呼びかけ、それらの色々なエッセンスがぎゅっと濃縮されて・・・読者を撃ち抜くために狙いすまし、選び抜かれた一言でした。
というわけで少しだけ本の紹介をしたいと思います。
どんな本だった?
西野さんのストレートな思いが込められた本でした。
感じたのは、とにかく西野さんの姿勢が一貫しているんだなという事です。
それは「世界の誰も見たことがないモノを作りたい」「とにかく面白いことをしたい」という夢。
書中には色々なエピソードや、行動の裏にある西野さんの様々な考えが書かれています。
それらは全て西野さんに取っては手段であったり表現であったりするのですが、芯で支えとなっているのはこの2つの夢なんだなあということを感じるんですね。
そういえば書中に「魔法のコンパス」が何かということは具体的に触れられていなかったように思いました。
周囲の言動に左右されず、自分自身の夢や目的を明確に持つこと。
信じ抜くこと。動くこと。
それが西野さんが言う「魔法のコンパス」なのだろうと思いました。
そのコンパスに支えられた西野さんのものの見方はとてもクールで面白く、かつ時代の的を得ているように感じました。
「目からウロコとはこのことか」と何度も感じさせられます。
ドキドキしてる?は、決してキザなギャグなんかじゃない。
真剣に生きようとする読者の心を刺してくる、実体験に支えられたスゴイ本でした。
読むことで得られたもの
まずは自分自身のコンパスをしっかりと心に持たなければならない、という気付きを得ました。
このことは、最近読んだ前田裕二さんの「人生の勝算」でも強く印象に残った事でした。
そのうえで時代や状況を見つめ、起きている現象を分析し、どんな手法が取れるかということを考え抜いていく必要があるということ。
そのためにはトコトン好きになること。
この3つの気付きが、読むことで得られたことの大きなモノだったと思います。
あとは、西野さん自身を知ることができました。これまでテレビを通じて持っていた印象とはまるで全う違う人物で、驚きました。
いやいや本当に、ちょっとテレビを見ているだけでは全然分からないことばかりです。西野さん相当凄いことをやっていますよ。
こんな時にまた読みたい
文章はとても読みやすく、分量はけして多くないので気軽に読める本ですから、リビングに置いておいてちょっと時間があるときに繰り返し読もうと思います。
表紙も洒落ているので丁度いいですね。
”炎上”イメージとは程遠い、本棚に飾っておくだけで希望と優しさが溢れてきそうな柔らかいイラスト。
情報化が一気に進み、人々の暮らしや行動が大きく変わっている中、これから先にどんな世界が待っているのかということに思いを馳せるときに是非読んで欲しい一冊です。
戸惑いや不安を抱えている人には特に読む価値があると思います。
面白いですよ。
ドキドキしたい。自分も。