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2015年08月04日

マギ 大高 忍 (11〜26巻)

前に10巻までを借りて読みました。
その勢いのままに続いて11巻から25巻までを借り、そして26巻を買って読んでしまいました。

ここでは、話がぐっと核心に迫っていきます。
主要な登場人物がほぼ揃い、過去の世界の話も展開され、「マギ」を巡る謎や背景が明かされていきます。

その中でアラジンやアリババが次々と試練を乗り越えて成長し、力を手にしていく・・・。

見ごたえ抜群のストーリーが展開されていて、とても面白く読むことが出来ました。

さて、今日はあらすじはとりあえず置いておいて、主人公「アリババ」に対する個人的な考察を書いてみたいと思います。

私はアリババのことを「等身大な主人公だ」と考えています。
ずば抜けた強い力や、リーダシップ、強烈な意思を持っているわけではないんですよね。
王族出身で知識や剣技を身に付けているという背景はありますが、他の登場人物たちと比べると、どこか見劣りしています。

アラジンはマギとしての自分を正確に捉え(ソロモンの智慧の助けもあるんでしょうが・・・)、やるべきことを見つけ、自分の道を迷うことなく歩んでいきます。
シンドバッド王は自分の目的を明確に把握しており、そのために必要な手を次々と打っていきます。
紅炎は「世界を統一する」という強い意思、「世の真理を知りたい」という強烈な欲望を根源に、淡々と行動を起こしていきます。

これらの登場人物と比べると、アラジンは立ち位置もあいまいで、自身の目的もまだ見付けられず、そのためにどの道を行けばいいのかも分かっていません。
だからこそ、悩み、考え、傷つき、一歩ずつ進んでいく。
読者としては結構辛いです・・・。
シンドバッド王みたいに絶対的な力と意志力を以って「俺はこうだ!!だから、この道に進むんだ!!」とガンガン進んでいく主人公の方が、読んでいて気持ちいいんです。
読者は我を忘れてストーリーを楽しめますから。それが王道の少年漫画でしょう。
でもアリババは違います。
悩み、強い力に翻弄され、迷う・・・。読者は彼を見ているうちに、等身大の自分自身をきっと思い起こされることでしょう。だから辛さを感じる。中には離れていく読者もいるかもしれません。
でも作者はそのリスクを負っても、読者にアリババと一緒になって考えて欲しいのかも・・・。
何を考え、どう生きるか。
ひょっとすると、それがこの作品のメッセージかもしれないな、とふと思いました。


そんなわけでこれからも目が離せません。
26巻の最後では、アリババが(詳細はどうなったのか分かりませんが)何やら絶望的な状態に・・・
ああっ!!続きが気になる!!

↓↓過去のマギについての記事はこちら

マギ 大高 忍(1〜10巻)
タグ:マギ
posted by 霧島もとみ at 2015年08月04日 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックー冒険
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他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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