新米じいちゃんのてんやわんや孫ログ

　つーちゃんはもうすぐ誕生日を迎えます。

こちらの言うことが何でも分かるようになってきました。



　わたしが嬉しそうにつーちゃんと向き合うとうれしそうに笑ってくれます。

いま、つーちゃんのいちばんの関心事は「まんま」のようです。

食べることがいちばんの至福の時のようです。

もちろんわたしもそうなんですが・・・・・！



　しゅうちゃんもつーちゃんの世話を一生懸命してくれます。

しゅうちゃんはつーちゃんがだいすきで、こちらがハラハラするくらいかまってくれます。



あかちゃんがかわいい最大の理由は「嫌われないため、しいては食べられないため」と聞いたことがあります。

自分から攻撃したり走って逃げれないなんの力もない赤ん坊のいちばんの武器は「可愛さ。」ということなのでしょう。

食べようとしている自分に微笑みかけているこの赤ん坊を果たしてわたしは食べることが出来るだろうか？

ときおり、捕食の関係の動物がいっしょに飼われている動画を見ることがあります。

食べてしまいたいくらいかわいい孫達が笑っているのをみると本当にどうして良いのか分からなくなってしまいます。



無垢なひとみ、無垢という言葉が浮かんできます。何の濁りも思惑もない。

わたしはなんて垢まみれになってしまったんだろうと彼らのひとみをみて反省するのです。

感情に任せて怒ることによって他を威嚇し自分の思うように人を動かそうとしたり、

いろんな条件や約束事を押し付けて自分の思うように人を動かそうとしたり、

不機嫌になって、自分の思うように人を動かそうとしたり、

自分も出来ていないのに、自分の事は棚に上げて相手をあげつらって、自分の正しさを主張し自分の思うように人を動かそうとしたり。

自己嫌悪は絶えません。還暦を迎えていまさらながらに彼らに学ぶ事が多いと思うじいちゃんなのでした。



相手の立場に立って「共感」し、今できなくても必ずできるようになると「信頼」し、一生懸命生きているひとつの個性として「尊敬」する。

そんなことをつらつら考える、定年を迎えた今年の春なのでした。



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