2018年05月06日
悩ましいCPUの選択
昨年(2017年)4月のAMD Ryzen発売以降、同年11月(日本発売日)にINTELのCore i7-8700K、Coffee lakeシリーズが発売され、今年(2018年)2月のAMD APU(Raven Ridgeシリーズ)、4月の第2世代Ryzenと、魅力的なCPUの発売が続いています。
さらに、今年の秋頃(?)には、8コアのCoffee lake-S CPUも登場するのではないかと予想されており、それと合わせて、Ryzen 2800Xも登場するのでは?、など、自作PC市場、CPUの選択は悩ましい状況が続いています。
それでは「CPUの選択」から見た自作PCは、「今は待ち!」なのか、「今は買い!」なのか?
筆者の見解は、買い!! です。
理由1:今後3年は、メインストリーム向けCPUは8コアが最上位(と思う)
現在のRyzenが8コア、今年後半のCoffee lake-Sも8コアで登場すると思いますが、その後は、コア数の増加はたぶん2021年まで無いと思います。
(結構、大胆予想?)
なので、AMDのRyzenなら発売中のRyzen2000シリーズ、Intelなら、秋まで待てるなら8コアが出てから、待てないなら6コアの8700Kでもよいのではないでしょうか。
なぜなら、
〇2018年
・Intelは14nm++プロセスで8コアCPUを製造。
・第2世代Ryzenは12nmプロセスと言っているが、これは14nmプロセスの派生なので、14nm++と比較して劇的に優位なプロセスではない。
〇2019年
・Intelの次世代(10nm)プロセスは、2019年に持ち越しは決定的。(一部サンプルは2018年に出荷される)
・GLOBALFOUDRIES(AMDのCPUを製造しているFABメーカー)の7nmプロセスでZEN2アーキテクチャのCPU(第3世代Ryzen)を製造するが、この7nmプロセスはEUVでは無いので、歩留まり等の不安から大幅な拡張は無い。
また、これはIntelの10nm相当。
(結構大胆予想)
・Intelの2019年10nmプロセスも、同様に歩留まり等の不安から大幅な拡張は無い。
(これまた大胆予想)
〇2020年
・AMDはZEN3アーキテクチャのCPUを7nmのEUVでリリースを計画しているが、ここで、6コアCCXを2個搭載した12コアCPUが登場するか?が微妙。
筆者は、現時点では初代EUVはコア数の増加は無いと予想。
・INTELは2020年にEUVのCPUをリリースするか不明。筆者予想は、2020年は10nm+、2021年にEUVに移行するのでは?
〇2021年
・以上の状況を経て、2021年は、EUVによるCPU製造が安定し、AMDはMAX12コア、IntelはMAX10コア(もしくは12コア)のCPUをリリースすると予想。
理由2:今後はAI関連機能が追加されるかもしれない
もしかすると、今後は、コア数の拡大や動作周波数の向上では無く、AI関連の処理を実行する機能の拡張が行われるかもしれません。
現実として、スマートフォン用のチップはAI関連の機能拡張が追加されており、今後、AIによる学習と推論を効率的に行う事が求められるのはPCも同様と考えられるため、CPUのコア数は8コア程度にとどめて、余ったダイエリアをAI用の機能に充てる、と言うのはあり得る方向だと思います。
理由3:そもそも機能拡張は大変になっている
上記の理由1,2は、今後も製造プロセスの微細化が出来、機能が拡張できる前提での理由でした。
しかしながら、理由1でも垣間見れるように、製造プロセスを改善することは、非常に難しくなっています。
つまりそれは、CPUの性能向上が難しくなっているということなので、もしかすると、EUVの導入はもっと先になるかもしれません。
以上、かなり大胆予想と言うか、勝手な予想をしてみました。
さらに、今年の秋頃(?)には、8コアのCoffee lake-S CPUも登場するのではないかと予想されており、それと合わせて、Ryzen 2800Xも登場するのでは?、など、自作PC市場、CPUの選択は悩ましい状況が続いています。
それでは「CPUの選択」から見た自作PCは、「今は待ち!」なのか、「今は買い!」なのか?
筆者の見解は、買い!! です。
理由1:今後3年は、メインストリーム向けCPUは8コアが最上位(と思う)
現在のRyzenが8コア、今年後半のCoffee lake-Sも8コアで登場すると思いますが、その後は、コア数の増加はたぶん2021年まで無いと思います。
(結構、大胆予想?)
なので、AMDのRyzenなら発売中のRyzen2000シリーズ、Intelなら、秋まで待てるなら8コアが出てから、待てないなら6コアの8700Kでもよいのではないでしょうか。
なぜなら、
〇2018年
・Intelは14nm++プロセスで8コアCPUを製造。
・第2世代Ryzenは12nmプロセスと言っているが、これは14nmプロセスの派生なので、14nm++と比較して劇的に優位なプロセスではない。
〇2019年
・Intelの次世代(10nm)プロセスは、2019年に持ち越しは決定的。(一部サンプルは2018年に出荷される)
・GLOBALFOUDRIES(AMDのCPUを製造しているFABメーカー)の7nmプロセスでZEN2アーキテクチャのCPU(第3世代Ryzen)を製造するが、この7nmプロセスはEUVでは無いので、歩留まり等の不安から大幅な拡張は無い。
また、これはIntelの10nm相当。
(結構大胆予想)
・Intelの2019年10nmプロセスも、同様に歩留まり等の不安から大幅な拡張は無い。
(これまた大胆予想)
〇2020年
・AMDはZEN3アーキテクチャのCPUを7nmのEUVでリリースを計画しているが、ここで、6コアCCXを2個搭載した12コアCPUが登場するか?が微妙。
筆者は、現時点では初代EUVはコア数の増加は無いと予想。
・INTELは2020年にEUVのCPUをリリースするか不明。筆者予想は、2020年は10nm+、2021年にEUVに移行するのでは?
〇2021年
・以上の状況を経て、2021年は、EUVによるCPU製造が安定し、AMDはMAX12コア、IntelはMAX10コア(もしくは12コア)のCPUをリリースすると予想。
理由2:今後はAI関連機能が追加されるかもしれない
もしかすると、今後は、コア数の拡大や動作周波数の向上では無く、AI関連の処理を実行する機能の拡張が行われるかもしれません。
現実として、スマートフォン用のチップはAI関連の機能拡張が追加されており、今後、AIによる学習と推論を効率的に行う事が求められるのはPCも同様と考えられるため、CPUのコア数は8コア程度にとどめて、余ったダイエリアをAI用の機能に充てる、と言うのはあり得る方向だと思います。
理由3:そもそも機能拡張は大変になっている
上記の理由1,2は、今後も製造プロセスの微細化が出来、機能が拡張できる前提での理由でした。
しかしながら、理由1でも垣間見れるように、製造プロセスを改善することは、非常に難しくなっています。
つまりそれは、CPUの性能向上が難しくなっているということなので、もしかすると、EUVの導入はもっと先になるかもしれません。
以上、かなり大胆予想と言うか、勝手な予想をしてみました。
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