でも私は幸せよりしんどさを感じていたの。タバコがきれたから買って来てと言われ近くのタバコ屋さんで買い物をした後、タバコ屋さんのそばの公園の駐車場で、しばらく帰りたくなくて、ひとりで夜桜を見ながら切ない気持ちを感じていたの。
結婚した途端に会話をしなくなった旦那になんとなく寂しい気持ちを持っていたけれど、恋愛でなく、結婚生活なんだからと、仕事も大変だろうと気を使わせないように、私は何も言わなかったの。
旦那はお酒を飲みに行くのが大好きで週に1、2回は飲んで帰ってきていたの。
程よく酔ってる時はマシなんだけど、飲みすぎて帰って来る時は近寄るのが怖かった。目つきも怖くなるし、呂律の回らない口調で愚痴や不満や文句を言ってくるのよ。
しばらくは我慢したけれど、飲むと怖いから飲んだ時はそばに近寄らないよと言っておいたのよ。
遅くに酔っ払って帰って来ると玄関のカギを開けられずにピンポンを連打されるから、カギを開けたら即、顔を合わさずに、2階の部屋に避難するのよ。そうすると、酔いがマシな時は千鳥足でリビングまで行って寝てくれるんだけど、ベロンベロン手前の時は雄叫びをあげて騒いだり、壁や床を叩いて 俺様は帰ってきたんだ世話しろ みたいなアピールをされたりとにかく怖かったのよ。そんな時はいつも息を潜めて夜をやりすごしていたの。
子供が産まれてからもずっとそんな感じだったのよ。とにかく飲んだ元旦那は怖かった。
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