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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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2023年06月08日

「佐伯祐三展」 大阪中之島美術館 2023.6.25(日)まで。


BSの番組で彼の特集を観る。
小学校4年生のときだ。
父に連れられていった
久留米の石橋美術館で
「コルドヌリ(靴屋」という
絵を観て、動けなくなったことを
今でも覚えている。

父は貧乏絵描きだったが、
絵の良さ、芸術の素晴らしさを僕に
伝えようと、5歳ぐらいから、
毎年全国の美術館に連れていってくれた。
演劇やコンサートはもちろん、陶芸などは
可能な限り、窯元を訪ねて、焼き方や
色付けの仕方などのお話や工程を
見せてもらった。

だから10歳でもそれなりに
いろいろなものを観てるほうだと思うが、
佐伯の絵は異色だった。
激しいタッチ、なのにクールな佇まい、
多分ジャズを初めて聞いた感じ、といえば
一番近いかなぁ。
とにかく見たとたん、「かっこいいー」と
思った。

ちなみに絵を一番最初に好きになったのは、
5歳の時に観たルォーのピエロ。
これは「かなしい」と思った。

けれど佐伯ほどは興奮しなかったと記憶している。
ピカソ、マチス、ロートレック、ミロ、ドガ、
クレー、モジリアニ、有元利夫などなど、
好きな画家は、数えきれないほどいるが、
佐伯の描いたパリは、僕にとって、一番
かっこいい絵画だ。

でも絵ってすごいね。
少しの間、痛風の痛み忘れた。


現在、大阪中之島美術館にて、「佐伯雄三展」開催中。
https://nakka-art.jp/exhibition-post/saekiyuzo-2023/




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