その夜7時頃、久しぶりに自室にセアカオオアリが現れ、ツーンとかぐわしい匂いのする、靴下を脱いだワイの足の指の股を、何度も噛んだりしたので追っ払った。ところが、さらに別のアリまでワイの足の指の股を齧ったり悪さをするので、それらを捕まえては、猫ら三匹が寝ている机の上に投げてやったら、それまで寝ていた猫らが、自分の上に何やら動く感触に慌てて起き上がり、それがアリだと分かると、手出しはせず見てるだけなのだ。
これがカマドウマだったら、捕まるまで追いかけ回すのに、アリだけはまるで「触らぬ神に祟りなし」みたいで自分から逃げるだけ。まるで「もし虎の尾を踏んでしまっても、逃げるは恥だが役に立つ」の格言みたいに、アリにだけはなぜか怖がっているのが不思議だ。前足で簡単に踏み潰せてしまう相手だというのにだ。
そこで今日から登場したのが、中国通販で750円で買ったUSB掃除機だ。これはパソコン周りにたまる猫の抜け毛などの掃除のためでもあるが、よくこの部屋に大きなアリなどが来るので、それらを手で捕まえるのは面倒なので、掃除機で吸い込んで次々捕まえてしまえると思って買ったのだった。その思惑通りで、セアカオオアリは次々と掃除機の中に閉じ込められて、午前中3匹、午後5匹を捕まえ、まとめて追放処分するつもり。
このUSB掃除機だが、スイッチを入れると猫らが一斉に注目する。当初はシロタンなどは廊下の段ボール箱で寝ていたのに、わざわざ「何だ、何だ」とばかりにヤジウマみたいに見にきたほど気になる音のようで、今やこの音は、覆面パトカーが違反車を見つけるや否や、突然サイレンを鳴らして、「ネズミ捕り」するみたいな捕物に近い。ワイもサイレンを鳴らしては、次々とセアカオオアリを御用にしている。
猫日記より(2021.7.21)
今日は34.6度と午後曇って少し猫らには楽で、猫めしは元の四回に戻した。
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