厳しい言葉で、指導していたので、感じ方も三者三様だと思いますが、励みになる言葉でした。
生徒の心に響く練習が出来る様に、私もスキルアップしないと!
先日の日体協の公認コーチ講習会で、並木先生の質問をガンガンしました。
他愛もない内容も多々ありましたが、すべての質問に熱心さが伝わってきました。
●選手の礼について
試合開始時に、正面に礼、お互いに礼。
選手がコート横に立ち、審判に促され、入場する時に、コートに礼。
これは、コートと審判に礼をしている!
開始線に立ち、相手選手に礼。
その時、また主審に礼をしている選手がいるが、間違い。
コートに入る時、コートと審判に礼をしているので、ぴょこぴょこ礼をする必要なし!
主審に礼をするなら、1審、2審、3審は、「俺たちにはしないの?」と思うでしょょ!」と冗談も交えながら、並木先生が答えていました。
コートに入る時の礼で、これから試合を行うコートと審判に礼を済ませているので、ペコペコする必要ないという考えだそうです。
ポイントを獲得した時。
主審に礼をする必要なし。
媚びているように見えるし、自分で獲得した技であり、主審にもらったわけではない!
C1の反則をした時。
主審や相手に礼をする必要なし。
反則をした事で、ペナルティーはもらっているので、しなくてもよい。
高体連など、主審が相手に礼をしろ!と促す人がいるので、今回、質問し聞いてみました。
審判印象を悪くしないようにと、どこかで始まってしまったようです。
自然発生的に行うようになり、主審もどこかで強制するようになってしまったようです。
試合に集中するべきです。
軽く相手にごめんね。という合図は、仕方がないのかも・・・。
場外について
空手も、柔道のように試合の流れで、場外に出てしまった時。
(相手を投げたり、足払いで相手の足を払った事により、相手の足が場外に出てしまい
体の一部が場内に残っているなら、一連の流れでポイントを取る。
残り10秒で、自分が攻めていき、勢い余って場外に出てしまった時は、10秒ルールは適用されない。
10秒ルールは、あくまでも逃避行為であり、積極的な攻めに10秒ルールでのC2(一発警告)は適用しない。
普通の場外でよい。
私たちが行っている試合は、当てない事、良い技を取る。という根本は変わっていない。
ルールのマイナーチェンジや変更は、進化であり、「またルール変わったよ!」と、マイナス思考せず、対応していく、研究していく気持ちを忘れてはならない。
中段突きについて
腰のまわらない突きは、取らない!
「良い技を取る」という観点から考えれば、腰のまわらない突きは、相手に効かないし、良い技ではない。
型も組手も、相手に当たった時に、相手を倒せる、相手に有効な技であるかが重要。
それをコントロールし、突きや蹴りを出し、攻防するのです。
中段が強打し、相手がうずくまっている状態。
10カウントは適用されない。
10カウントは、相手が倒れている事が条件。
倒れるとは、胴体の一部が、地面に付いている事をさす。
うずくまっているのは、倒れているとは判断しない。
相打ち
腰の入っていない突きが、早く引き手を取り、有効に見えるが、ワンテンポ遅れて腰の入った突きが入る。腰の入った突きがポイント。
同時に突きが入った場合
どちらの突きが有効な(効く突きか!)突きかをちゃんと見る。
腰のまわらない早いだけの突きは、全国や地区審判は、何も反応しない。
今回の国体でも、高体連や学連の選手の中段突きに反応しない良い審判がたくさんいました。
この感覚の早めのトップダウンが求められる。
各県で代表になっても、「関東、全国で、なにも取ってくれない」と、選手が泣きを見ることになる。
主審の位置
1審と3審を結んだラインを超えてはならないという、間違った情報が流れているが、1審と3審の視界を遮らなければよいだけなので、一番見える位置(選手と主審を三角で結んだ)に主審は立たなければならない。
まだまだ、沢山ありましたが、思い出したらまた書きます。
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