2017年09月26日
モロヘイヤの有機肥料を使った家庭菜園での育て方!
夏の暑い日々で食欲が落ちたとしてもネバネバトロトロとした食べ物なら進むと言う人も多いのではないでしょうか。
夏の葉物野菜といえばモロヘイヤです。
暑い夏に元気よく育つ野菜で、世話もあまり必要ないので場所が余ってるという人も大好きだという人も育ててみましょう。
モロヘイヤの基礎知識
モロヘイヤは古代エジプト時代から食べられていて、王様の野菜と言われていたようです。
食べることが出来るのは葉っぱの部分だけで種は有害なので食べることが出来ません。
きっと、昔、色々なことがあって、武装することにしたのでしょう。苦労が忍ばれます。
花が咲いた後の葉っぱを収穫する時は余計なものを取らないように注意をしましょう。
モロヘイヤ栽培に必要な道具・肥料
(1)堆肥
土をふかふかにして、根っこが伸びやすくなったり、菌が活動しやすくするために堆肥を使います。
腐葉土や牛フンが有名ですが、どちらを使ってもいいですし両方使っても構いません。
(2)肥料
葉物野菜なので、チッソ成分が重視されますが、それだけでは味が良くなりません。
油かすをメインに、カリウムの草木灰、リン酸の骨粉か鶏フンを使いましょう。
新鮮な米ぬかが手に入るのならば、油かすと骨粉を混ぜて発酵させた、ボカシ肥料を作ります。
発酵させることで、油かすに湧く虫を少なくし、肥量の効きだしを早めることが可能です。
家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方
(3)石灰
ホタテの貝殻や牡蠣殻が原料の有機石灰を用意します。
(4)苗
ポットを使えば、種から育てることが出来ます。
4月の温かくなった頃に室内で育て、5cmから10cmほどに育ったら、畑に植えましょう。
ただ、1つだけでもかなりの量のモロヘイヤが採れるので、あげる人がいないや家族が少ないという場合は余す可能性があります。
種袋1つよりも苗を1つ買ったほうが良いと思います。
土作り
モロヘイヤは連作が可能なので、場所はどこでも構いません。
肥料、石灰をまき、堆肥を入れ、よくかき混ぜます。
肥料・石灰・堆肥の量は袋の表示に従って下さい。
ボカシ肥料なら、1平方メートル1掴み。
分からない場合は肥料と石灰は1平方メートル1掴み、堆肥なら1平方メートル2キロです。
なお、去年積み上げといた雑草の山がある場合、ひっくり返して土になっていれば、それを堆肥として入れても構いません。
ボカシ肥料を使う場合はすぐに植えつけてもいいですが、それ以外のものは1週間放置して下さい。
こうすることで、苗や種を植えた直後に、多少は肥料吸収出来るようになります。
畝
とにかく四方に広がるので、余裕を持って幅60cmは必要です。
高さは10cmほどでいいです。
植えつけ
温かくなったゴールデンウィーク頃に60cm間隔で植えて下さい。
追肥と水やり
そんなに肥料は食わないので、成長が鈍ったなという時が追肥のタイミングです。
それが分からないという時は1か月に1回から2回くらい1掴みほど株元に追肥をしておきます。
味にエグミがある時は肥料過多になっていますから、成長が鈍るまで追肥を休んで下さい。
水やりは雨が降らない日が続いた時にやって下さい。
アブラムシがついている時は肥料過多です。
追肥をやめ、木酢液かHB-101をまき、様子を見ます。
ウリハムシがついている時は土の状態が悪く、植物も弱っている時です。
この状態では回復させるのは大変なのですが、根っこを傷つけないように堆肥を足したり、やっぱり木酢液かHB-101をまいて様子を見ます。
ただ、土が悪い場合はこれらの対策をしても追い払うのは難しいかもしれません。
収穫
成長したら、若い葉っぱをこまめに取って収穫して下さい。
放置しておくと広がるばかりです。
モロヘイヤの種や花は食べてはいけないので、間違って取らないように注意しましょう。
まとめ
涼しい年は育ちづらいですが、暑い年であればハッキリ言って、ほっといても育つ野菜です。
病気もほとんどありません。
家庭菜園の場所が広くて世話がなかなか大変という時はモロヘイヤを植えておきましょう。
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