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2017年09月04日

家庭菜園で野菜が育たない!?もしかして連作障害かも?対策と原因は?

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家庭菜園で去年はとても育ちが良かったのに、今年はなんだか育ちが悪いと悩んではいませんか?

実はそれ、連作障害かもしれません。

去年と同じ場所に同じ野菜や同じ科目の野菜を植えるとなってしまう土の障害です。

何が原因でどのように改善していけばいいのでしょうか。

連作障害の原因

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連作障害とは同じ場所に同じ野菜とその仲間の野菜を作ると、野菜の育ちが悪くなったり病害虫が発生しやすくなることをいいます。

たとえば、ナスを植えた翌年はナス以外にもその仲間のナス科であるトマトやジャガイモを育てても成長が良くなかったり病害虫になりやすくなります。

管理人の経験ですが、ラディッシュを同じ場所に3回育てたら、回数を重ねるごとに実が小さくなりました。

原因についてですが、まず家庭菜園は自然に反した形で野菜を養殖しているものということを頭に置いておいて下さい。

本来、自然界では複数の植物が同じ土壌で共存することで、土の中にいる菌や虫のバランスや植物の排泄物の分解能力を保っています。

しかし、同じ土に同じ野菜だけを育てる家庭菜園では土の中にいる菌のバランスが崩れたり、植物の排泄物の分解をする菌がいないといったことが起こります。

そのため、植物の成長が悪くなったり、特定の菌や悪い虫が活躍しやすい環境が生まれるのです。

植物は肥料を吸収するのにも土の中の菌の力を借りていますから、土の中のバランスが悪くなると菌も引っ越しを余儀なくされます。

結果、引っ越しが出来ない植物の成長が悪くなってしまうのです。

自然界では土の中の菌が偏ったりバランスが悪くなると、それまで繁殖していた草が枯れ、新たな種類の植物が生え、バランスを取ります。

連作障害の予防は輪作!

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毎年、畑全体の土を偏りなくよく混ぜることが出来るのなら、それが1番なのですが、基本的に広い場所だと無理です。

最大の予防は輪作になります。

たとえば、葉を食べる野菜の葉菜類を作ったら、次は実を食べる野菜の果菜類を作る、次は根を食べる野菜の根菜類を作るといった調子です。

どの野菜も果菜類や根菜類、葉菜類に同じ科の野菜はあります。

しかし、アブラナ科なら葉菜類メイン、ウリ科なら果菜類メインというようにどちらかに偏っています。

どちらの種類にも万遍なくある科の野菜はないはずです。

そのため、葉菜類、果菜類、根菜類と輪作をするのが一番楽になります。

順番はお好きなようにしてもいいのですが、葉菜類を植えた後に、葉菜類が残した肥料を元肥え代わりに果菜類を作り、最後に根菜類で果菜類が残した余計な肥料を使いきるのがいいと本で読みました。

野菜によって、4年や5年は植えちゃ駄目といわれるものもあります。

守るのが正しいとは思うのですが、管理人は個人的に葉菜類、果菜類、根菜類の順で輪作するので、3年周期で輪作しています。

これでも障害は出ていませんし、有機物が多い有機栽培では最低1年開ければ問題ないことが多いです。

連作障害の軽減策

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改善する方法はその土に新しい科の野菜を植えることです。

しかし、軽減をする方法はあります。

それは堆肥などを大量に鋤きこみ、その土を薄めてあげることです。

あくまでも軽減なので、時間稼ぎでしかないことをご理解下さい。

古い土に新しい土を足してあげると、土はちょっと復活します。

古い土分が薄まるほど連作障害は出ません。

他にも連作障害を軽減する資材があります。

連作障害に強い野菜は?

いくつかあり、空芯菜、カボチャ、さつまいもなどといったものです。

それでも、連作をし続けることで障害が起こる可能性は否定出来ませんから、基本は輪作をしましょう。

まとめ

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家庭菜園での連作障害は同じ科の野菜を同じ場所で作り続けることが原因でなります。

野菜が育たなくなったり、病害虫で苦しんだりと良いことは1つもありません。

最大の予防は輪作をすることです。

様々な科目の野菜を育てれば、輪作しやすくなるので、色々な種類の野菜を育てることをおススメ。

プロ農家は同じ土で同じ野菜を作り続けることが多く、輪作が出来ず連作障害で苦しむ人もいます。

家庭菜園では輪作が自由自在なので、連作障害を軽減する資材や堆肥などに余分な費用を使う必要もありません。

輪作さえしておけば無縁の代物なので、輪作をしておきましょう。

なお、野菜が育たないのは連作障害ではなく、チッソが多過ぎたや石灰をまき過ぎた、土に原因となる虫や菌がいるといった理由もあります。

同じ科の野菜を同じ場所で育てていない場合はこれらの可能性のほうが濃厚です。

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