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2017年09月29日

狭い畑での連作障害予防5つの方法

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連作障害の予防のためには輪作が一番だと言われているのですが、なかなか場所が狭くて出来ないと悩んではいませんか?

特にウリ科とナス科といった家庭菜園での定番野菜は連作障害に弱いと言われています。

毎年そういう野菜を作る場合は何かしらの対策が必要です。

いくつか対策方法はあるのでしっかりと行ってみましょう。

おさらい・連作障害とは?

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本来、植物は複数の種類が同じ場所に育っているのが普通です。

こうすることで、土の中では菌や根っこ同士が助け合っています。

たとえば、Aの植物が出した排泄物を、他の植物が利用するといった調子です。

連作障害とは同じ科の野菜だけをその場所に育て続けることにより、土の菌や栄養分などのバランスが崩れ、排泄物が溜まり過ぎて、その科の植物が育ちづらい環境になることを言います。

ただし、別の科の植物を植えた場合、稀に後作しないほうがいいとされる相性の悪いものでなければ、元気に育つことが出来ます。

しかし、あまりにもひどい連作障害が起こってしまった場合、すべての野菜が育ち辛いという状況になってしまいます。

センチュウなどの被害が出た場合は家庭菜園での対処が本当に大変で、野菜が全滅することもあります。

このセンチュウの被害に関しては家庭菜園では使わないような高価な資材を使うことが出来るプロの農家も頭を悩ませているほど。

他にも、野菜も排泄物を出すので、同じ科の野菜ばかり作ってしまうと土にその植物の排泄物が溜まってしまいます。

違う科の野菜を植えると、前の野菜の排泄物を分解し吸収したりしながら利用することになるので、バランスが整っていきます。

1メートルでいいので、育てる場所を変える

A の野菜の根っこの辺りに野菜の排泄物などがあるので、その野菜の根っこが伸びていない場所に植えてあげると連作障害は出ません。

毎年、育てる野菜の比率を変える

1年目はウリ科やナス科といった実をつける野菜を多く作り、2年目はキャベツやレタスといった葉物野菜を多くします。

3年目はさつまいもや人参といった根菜類をメインに作ります。

そして、4年目はウリ科やナス科をまた作るといった調子です。

他にも、マメ科の野菜をメインに作る年を設けるのもいいですね。

毎年、作る野菜の比率を変えることで、連作障害が起こり辛くなります。

どうしても作りたい野菜があって比率を変えられないという方もいるのかもしれませんが、そういう方はプランター栽培の導入も検討してみてはいかがでしょうか。

堆肥や肥料などで有機物を多く入れる

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有機物とは生ゴミや草、腐葉土、米ぬか、鶏フンといった天然にあるものを言います。

畝間に取った草を埋め込んだり、発酵させた生ゴミを埋めます。

畑の土に新しい有機物を入れてあげることで、バランスを整えることが出来ます。

ただし、少量入れても効果はないので、それなりの量を畑に入れる必要があります。

家庭菜園の残滓も病気のものでない限りは畝間にどんどん埋めてしまいましょう。

とった草を埋めるのは新しく雑草が生えてきそうと思う方もいるかもしれませんが、種がつく前のものだったら大丈夫です。

それに、雑草の種というものは人間が思っている以上に様々な場所から、風や動物などを利用して飛んできます。

毎日家庭で排出される生ゴミは定期的に畑に有機物を補給することが出来ますし、コック付きの物を選ぶと副産物として液肥を入手出来ます。

生ごみ処理機を購入される際は生ごみを発酵させるための発酵促進剤も同時にご購入下さい。

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継ぎ木苗を使う

結構、勘違いされている方も多いのですが、 a の野菜の苗を全く関係ないbの科の野菜の根っこと繋げるというものではありません。

あくまでも、同じ科に属する他の野菜の根っこを借りるだけです。

ですから、ナスの根っこできゅうりを育てることは出来ません。

例えば、きゅうりならかぼちゃの根っこを借りるのです。

何故、かぼちゃの根っこかというと、かぼちゃは連作障害に強いとされているからです。

しかし、ウリ科の根っこには変わりはなく、何年も連作をし続けると何かしらの困ったことが起きる可能性も当然あります。

個人的には他の苗に比べて値が張ることがある、家庭菜園レベルで接ぎ木苗を作るのは大変、他の方法で連作障害を軽減出来るという理由からおすすめはしません。

資材を使う

資材とは植物の栄養にはなりませんが、成長を助けたり土の改良を手助けする効果があるものです。

連作障害を軽減させることが出来る資材がいくつか市販されているので、使ってみるのも1つの手です。

有機栽培にこだわるのなら、光合成細菌が配合されている菌の黒汁を使うのがいいでしょう。

ただし、ボカシ肥料などの有機物を使用している畑では普段から色々な菌が活発に働いているため、効果が目に見え辛い場合があります。

光合成細菌とは田んぼやどぶ川といった水辺に住み、高い分解能力で余計なものを食べてくれる有用な掃除屋です。

住処は水辺ですが、陸上での活動も困らないらしく、菌の黒汁ではありませんが、プロ農家も連作障害などに悩んだ時は光合成細菌の資材を使うこともあります。

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まとめ

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場所が狭くて、輪作が大変など悩んでいる方は少なくありません。

たとえ、場所が狭くても工夫をすれば家庭菜園は楽しく出来ます。

私は過去にアブラナ科の野菜ばかりを畑に植えてしまい、連作を避けるためにはアブラナ科野菜以外を植えなければいけなくなりました。

大好きなアブラナ科野菜を育てられなかったのは残念でしたが、代わりにたくさん別の野菜やひまわりを植えて楽しみました。

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