漢字の小噺

今回は私が読んでいる漢字の本を紹介します！（※宣伝ではありません） 書籍といっても、お堅い内容や学術的な難しい本ではないのでご安心ください！ 実際に私が個人的に読んている本です。 こちらがその本です 読めそうで読めない間違いやすい漢字 誤読の定番から漢検1級クラスまで （二見レインボー文庫） [ 出口宗和 ]価格:682円(2022/4/5 21:13時点)感想(0件) 読めそうで読めない間違いやすい漢字（第2弾） （二見レインボー文庫）..

今回のタイトルはバグではございません。 初めて目にする人はびっくりですよね。 子を１２個並べてなんと読むでしょう。 正解は、「ねこのここねこししのここじし（猫の子子猫　獅子の子子獅子）」です。 これは平安時代にあった言葉遊びの一つです。 当時の天皇であった嵯峨天皇が、学者の小野篁（おののたかむら）に出した いわゆる”いじわる問題”みたいなやつです。 このお話にはそもそものきっかけがありました。 ある日、内..

「一」と「壱」の違いを知っていますか？ 普段はわざわざ難しい方を選んで書くことはないですよね。 でも実際には「壱」の方にも大事な役割があるんです。 この難しい方の字たちは数字の改ざんをされないようにするために用いられます。 重要な書類などにおいて簡単な方で「一」と書いてしまうと、棒線を書き足して「二」や「十」に書き換えることもできますよね。 これが例えばお金に関する数字だった場合、大変なことになってしまいます。 したがって改ざん..

学校で習った漢字ちゃんと読めてますか？ 学校で習う漢字を本当に読めるか、実際に試してみましょう。 ・縦（×たて） ・購う（×かう） ・集く ・論う ・認める（×みとめる） どうでしょう、読めましたか？ では答え合わせです。 ・縦（ほしいまま） ・購う（あがなう） ・集く（すだく） ・論う（あげつらう） ・認める（したためる） ほとんどの方は難しいと感じたと思います。 実は読めなく..

「森」や「蟲」、「晶」などこの形の漢字って多いなぁと思ったことはありませんか？ 漢字の形にも名前がついているものがあります。 まず、同じ漢字が２つ連なったものを理義字と言います。 理義字には「林」、「朋」などがあげられます。 「森」や「蟲」などの３つ並んでいるものは品字様といいます。 木や虫など、単体の字を見れば簡単な漢字でできていますが、３つ集まると途端にかっこよくなりますよね。 この”かっこいい字”を追い求めるともっ..

皆さんは中国語を理解できますか？ 中国語を見ていてなんとなく理解できることってありますよね？ しかし、同じ漢字でも日本と中国で意味が異なる漢字もあるんです！ 例えば「手紙」という漢字。もちろん皆さんこの字は（てがみ）と読めますよね。 でも、この字は中国語においてはトイレットペーパーを意味するのです！！ 他にも「鮎」は中国語ではなまず、「鮭」はフグ、 「鮪」はチョウザメを意味するようです。 （こちらは漢字検定協会のサイトを参照..

赤と紅は同じ意味だと思いますか？違うと思いますか？ これまで、「虫」と「蟲」や漢字の性別の話など、同じ漢字どうしの意味やニュアンスの違いを紹介してきましたが、今回は色をテーマに見ていきたいと思います！ 例えば、”あか”色という漢字。 身近に見る字でも「赤」や「紅」、「朱」などが思い浮かぶと思います。 でも実は”あか”という漢字はまだまだ存在するんです！ 漢字ペディアで検索すると、”あか”という漢字は他に、「緋」、「丹」、「..