2023年07月20日
更年期のダイエットは老化のもと
更年期のダイエットは老化のもと? ベストセラー作家が提唱 50歳を分岐にした「思秋期」の過ごし方
次ベビーブーム世代と呼びます1971〜1974生まれの世代がアラフィフとなってしまいました。
これに伴ってか、50代の人たちに向けられました健康、ライフスタイル、セカンドキャリア、お金の本が数多く出版されます。
『50歳の分岐点 差がつく「思秋期」の過ごし方』の表紙購入しようと、老後の不安をあおるものもあるが、今回見つかった『差がつく「思秋期」の過ごし方 50歳の分岐点』(和田秀樹・著、大和書房)は、こういった「老後恐怖系本」とは真逆。
鋭い指摘が多いものの、それらは全て不安を持つ50代の気持ちに寄り添い、そうして解放してもらうコラム集だった。
和田秀樹さんは『80歳の壁』で知られるベストセラー作家ですけど、本業は精神科医。
これまた50代の多くが不安に感じる「健康面での正確な知識」もいっぱい得られるという超画期的な一冊だった。
10代の頃の「思春期」、40〜60代に訪れる「思秋期」最初に、気に触るのがタイトルにもある「思秋期」という時期。
本書によれば、人間には体と心のありようが大きく変わる時期が2回あると言い、そのひとつが10代の頃の「思春期」。
そして、もうひとつが40〜60歳あたりに訪れる「思秋期」だと案内しているのです。
「思秋期」とは大人から老人へと変化していく時期で、要するに「更年期」のことを指します。
しかしていながら、本書ではさらに広い視点で「思秋期」を捉え、特に精神面での変化への対策につきましてすべての事例(成功モデルも、そうでないモデル)をもとに、50歳を分岐としまして、どういうな心持ちでいるべきか、老けないために何をすべきかなどをコラムで解説しています。
思春期を経て、人間は子どもから大人の男や女になった。
大人になるいっしょにぼくの性を獲得する。
そしてそこは、思秋期で大人から老人になる際、ほうっておくと自分の性を失ってしまうですのでもあるのだ。
重要なのは、この時期を無為に過ごしてしまうでしょうと、自分の性を早く失ってしまう性的な意味だけでではなく、早く老いてしまったとしてかねないのだということであります。
(本書より) ダイエットをするだけで人は老ける!?「思秋期」に起こりがちな話とその対策が数多く紹介されてるわけですが、特に興味深いのが「50歳になり、一気に老ける人と、若々しい人の差」について。
本書にはこう書いています。
男性が男性らしさを保つには男性ホルモンが必要で、女性が女性らしさを保つには女性ホルモンが必要でもある。
その為、若さを保ってる人は、自分の性のホルモンをきちんと保全して、枯れやらせなくなったのでもある。
<中略>もし私たちが、できるだけ長い期間、老いを遠ざけておきたいと考えたら、思秋期のころに始まるホルモンバランスの変化を遅らせる必要があるわけだ。
昔に比べてホルモンが枯れる時期が遅くなったとは言いましても、何も意識せずに年を重ねているそしたら、そこには当然、個人差が大きく現れる。
この時、とくに注意やりたいのが、思秋期からのダイエットなのだ(本書より)
ダイエットと言ってみれば、アンチエイジング術の筆頭みたいに感じていたんですけど、本書によれば、むしろその真逆であって「ダイエットするとかえって老ける」と解説されます。
若さを保つためには体内で性ホルモンが分泌させられる状態をキープしないそしたらなることはないのだ。
なのに、その原料となるタンパク質やコレステロールの摂取を減らしてしまえば、自ら老いへと足を踏み入れているみようかなものでないか。
さらに、タンパク質が不足するならば、髪の毛も抜けやすくなるし、肌もザラザラになりましていく。
美容のうえでも好ましくはない。
じつのところ、日本人の食卓が欧米化してきたとはいうが、まだここから欧米人よりも肉の摂取量は多くないのが実態だ。
(本書より)次のように、食事の量を減らすことが、必要な栄養素まで不足してしまうでしょうことにつながるとし、タンパク質の例で言えば、日本人は1日120〜150gくらいまで肉の摂取量を増やすべきとも書いているのです。
ですから、体形を気にしすぎて、思秋期からダイエットをおこなえば、生活の質(QOL)を下げることになるだけでではなく、老化を促進してしまうことに……。
場合によっては寿命まで縮めてしまうことになりかねないので、注意が必要だと本書では提唱しています。
「足りない」ことは「余ってる」ことよりも悪いまた、筆者が共感したのだという、アンチエイジングの第一人者・ショーシャ博士の理論も紹介されます。
「『食べすぎ』より『食べない』という害」ビタミンは代謝に関わって体の調子をよくするし、タンパク質は臓器や筋肉、皮膚をつくる材料だ。
コレステロールはホルモンや細胞膜の材料になるし、ブドウ糖が足りなくなれば脳がうまく働くことがでこない。
人間が「旨い」と感じるのは、甘み、うま味(アミノ酸 タンパク質)だが、よくしたものなので、これらはすべて人間に必要な栄養であります。
その為、「食べちゃったい」という欲求があるものを体が欲してるともいえるわけで、私などはそう思い、食べたいものを食べるようにしてる。
それに、あらゆるものを食べたほうが、微量栄養素の偏りもなくなって不足がないのだというものです。
じつは、人間の体にとりまして、「足りない」ことは「余っている」ことよりも悪いのだ。
(本書より) 「我慢しないで、思われますままに生きる」を応援してもらう一冊このようなにまでの紹介は本書のごく一部に過ぎませんが、これでもなかなか衝撃の話ですが、他にも、ここまで「老後に向けましてこうあるべきだ!」と脅迫的に思われてきた話とは一線を画したコラムが続きます。
結局に50代のすべての読者が持つ不安を優しく解放してもらうこと、そうしてその深く鋭い解説ばかりであることで、何度でも読み返したくなる一冊だと思おりました。
最後に、本書刊行に至った話を、担当編集者に聞いていた。
「ホルモンが減ると言い聞かさせられる時期である50歳前後。
体も心も、男性も女性もおのおの、大きな影響を受けると、著者の和田先生から以前うかがおりました。
では、それを迎えるにあたり、『どんな対策がとれるのか』『それこそそこは具体的にどのようことなのか』『詳しく知っておきたい人は多いのではないだろうか』と思って、本にやりたいと思った。
和田先生は『80歳の壁』で今大変話題の著者ですが、実はずっと『思秋期が大事だ』と言ってきています。
中国ではその考えが一気に広まったともうかがおりました。
50歳前後はまだ人生半分なんです。
これからすぐ意識して始めてくれることがいっぱいあるのです。
日常習慣、食事、脳活など、本書を参考に、ぜひ一つでもやってみて頂けたならば幸いです」(担当編集者)本書を読めば「50代からの人生の後半戦は我慢しないで、思われますままに生きていいんだ!」と思えてくるはずなのです。
ぜひ一度手にとってみてほしい。
次ベビーブーム世代と呼びます1971〜1974生まれの世代がアラフィフとなってしまいました。
これに伴ってか、50代の人たちに向けられました健康、ライフスタイル、セカンドキャリア、お金の本が数多く出版されます。
『50歳の分岐点 差がつく「思秋期」の過ごし方』の表紙購入しようと、老後の不安をあおるものもあるが、今回見つかった『差がつく「思秋期」の過ごし方 50歳の分岐点』(和田秀樹・著、大和書房)は、こういった「老後恐怖系本」とは真逆。
鋭い指摘が多いものの、それらは全て不安を持つ50代の気持ちに寄り添い、そうして解放してもらうコラム集だった。
和田秀樹さんは『80歳の壁』で知られるベストセラー作家ですけど、本業は精神科医。
これまた50代の多くが不安に感じる「健康面での正確な知識」もいっぱい得られるという超画期的な一冊だった。
10代の頃の「思春期」、40〜60代に訪れる「思秋期」最初に、気に触るのがタイトルにもある「思秋期」という時期。
本書によれば、人間には体と心のありようが大きく変わる時期が2回あると言い、そのひとつが10代の頃の「思春期」。
そして、もうひとつが40〜60歳あたりに訪れる「思秋期」だと案内しているのです。
「思秋期」とは大人から老人へと変化していく時期で、要するに「更年期」のことを指します。
しかしていながら、本書ではさらに広い視点で「思秋期」を捉え、特に精神面での変化への対策につきましてすべての事例(成功モデルも、そうでないモデル)をもとに、50歳を分岐としまして、どういうな心持ちでいるべきか、老けないために何をすべきかなどをコラムで解説しています。
思春期を経て、人間は子どもから大人の男や女になった。
大人になるいっしょにぼくの性を獲得する。
そしてそこは、思秋期で大人から老人になる際、ほうっておくと自分の性を失ってしまうですのでもあるのだ。
重要なのは、この時期を無為に過ごしてしまうでしょうと、自分の性を早く失ってしまう性的な意味だけでではなく、早く老いてしまったとしてかねないのだということであります。
(本書より) ダイエットをするだけで人は老ける!?「思秋期」に起こりがちな話とその対策が数多く紹介されてるわけですが、特に興味深いのが「50歳になり、一気に老ける人と、若々しい人の差」について。
本書にはこう書いています。
男性が男性らしさを保つには男性ホルモンが必要で、女性が女性らしさを保つには女性ホルモンが必要でもある。
その為、若さを保ってる人は、自分の性のホルモンをきちんと保全して、枯れやらせなくなったのでもある。
<中略>もし私たちが、できるだけ長い期間、老いを遠ざけておきたいと考えたら、思秋期のころに始まるホルモンバランスの変化を遅らせる必要があるわけだ。
昔に比べてホルモンが枯れる時期が遅くなったとは言いましても、何も意識せずに年を重ねているそしたら、そこには当然、個人差が大きく現れる。
この時、とくに注意やりたいのが、思秋期からのダイエットなのだ(本書より)
ダイエットと言ってみれば、アンチエイジング術の筆頭みたいに感じていたんですけど、本書によれば、むしろその真逆であって「ダイエットするとかえって老ける」と解説されます。
若さを保つためには体内で性ホルモンが分泌させられる状態をキープしないそしたらなることはないのだ。
なのに、その原料となるタンパク質やコレステロールの摂取を減らしてしまえば、自ら老いへと足を踏み入れているみようかなものでないか。
さらに、タンパク質が不足するならば、髪の毛も抜けやすくなるし、肌もザラザラになりましていく。
美容のうえでも好ましくはない。
じつのところ、日本人の食卓が欧米化してきたとはいうが、まだここから欧米人よりも肉の摂取量は多くないのが実態だ。
(本書より)次のように、食事の量を減らすことが、必要な栄養素まで不足してしまうでしょうことにつながるとし、タンパク質の例で言えば、日本人は1日120〜150gくらいまで肉の摂取量を増やすべきとも書いているのです。
ですから、体形を気にしすぎて、思秋期からダイエットをおこなえば、生活の質(QOL)を下げることになるだけでではなく、老化を促進してしまうことに……。
場合によっては寿命まで縮めてしまうことになりかねないので、注意が必要だと本書では提唱しています。
「足りない」ことは「余ってる」ことよりも悪いまた、筆者が共感したのだという、アンチエイジングの第一人者・ショーシャ博士の理論も紹介されます。
「『食べすぎ』より『食べない』という害」ビタミンは代謝に関わって体の調子をよくするし、タンパク質は臓器や筋肉、皮膚をつくる材料だ。
コレステロールはホルモンや細胞膜の材料になるし、ブドウ糖が足りなくなれば脳がうまく働くことがでこない。
人間が「旨い」と感じるのは、甘み、うま味(アミノ酸 タンパク質)だが、よくしたものなので、これらはすべて人間に必要な栄養であります。
その為、「食べちゃったい」という欲求があるものを体が欲してるともいえるわけで、私などはそう思い、食べたいものを食べるようにしてる。
それに、あらゆるものを食べたほうが、微量栄養素の偏りもなくなって不足がないのだというものです。
じつは、人間の体にとりまして、「足りない」ことは「余っている」ことよりも悪いのだ。
(本書より) 「我慢しないで、思われますままに生きる」を応援してもらう一冊このようなにまでの紹介は本書のごく一部に過ぎませんが、これでもなかなか衝撃の話ですが、他にも、ここまで「老後に向けましてこうあるべきだ!」と脅迫的に思われてきた話とは一線を画したコラムが続きます。
結局に50代のすべての読者が持つ不安を優しく解放してもらうこと、そうしてその深く鋭い解説ばかりであることで、何度でも読み返したくなる一冊だと思おりました。
最後に、本書刊行に至った話を、担当編集者に聞いていた。
「ホルモンが減ると言い聞かさせられる時期である50歳前後。
体も心も、男性も女性もおのおの、大きな影響を受けると、著者の和田先生から以前うかがおりました。
では、それを迎えるにあたり、『どんな対策がとれるのか』『それこそそこは具体的にどのようことなのか』『詳しく知っておきたい人は多いのではないだろうか』と思って、本にやりたいと思った。
和田先生は『80歳の壁』で今大変話題の著者ですが、実はずっと『思秋期が大事だ』と言ってきています。
中国ではその考えが一気に広まったともうかがおりました。
50歳前後はまだ人生半分なんです。
これからすぐ意識して始めてくれることがいっぱいあるのです。
日常習慣、食事、脳活など、本書を参考に、ぜひ一つでもやってみて頂けたならば幸いです」(担当編集者)本書を読めば「50代からの人生の後半戦は我慢しないで、思われますままに生きていいんだ!」と思えてくるはずなのです。
ぜひ一度手にとってみてほしい。
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