2017年05月07日
撮影記 76;「初島」のパワースポット・・・恋愛成就に。
初島の「初木神社」は、恋愛のための女神でした。
静岡県熱海市の沖合に浮かぶ「初島」に、恒例ですが丼物の撮影に訪れました。
実はこの丼物の撮影も、もうかなり回数を重ねておりますので、新たに撮影し直す食堂が徐々に減少してきておりましたが、それが今回はなんと7件だけということになってしまいました。
しかし考えてみれば、単品料理である丼物(しかも海鮮物)の中身を度々変更してゆくのは困難でしょう。素材も店主自らの船で獲ってきた魚介類がメインな訳ですし、、、。
また敢えて頻繁に変える必然性もそれほどでもないのだと思います。
まあこの感じですと、撮影でこの初島に仕事で来る頻度は減ってしまうのかもしれません。
初島は個人的に好きな島なので、それは少し残念です。
そんなわけで、今回は時間にかなりの余裕が生じてしまいました。
(以前は20件以上の丼物を撮影するので精一杯でした)
昼前後に昼食を済ませてもなお一時間以上時間が空いてしまいましたので、
周辺を一人で散歩してみました。
たいして歩かないうちに神社を発見しました。
『初木神社』というお社です。
この初島には、小さい島にもかかわらず割に大きなお寺もあって意外なのでしたが、
このお社もなかなかにしっかりしたものでした。
(港から島に向かって右手方向にそう歩かない距離です。)
宮司さんは居ない様です。
鳥居をくぐるとすぐ左脇に、案内看板があって神社いわれなどが詳しく書かれてました。
大昔、初木姫が海難事故で漂着した島がこの初島であって、脱出のために初木姫が自ら拵えた筏で対岸の伊豆山へと渡り、伊豆山彦という神と結ばれて子を得たという神話から始まったと書かれています。
実は初島には、これとは別に悲しい恋の民話があって寧ろ有名なのですが、看板では初木姫のこの神話の方が元になっているということです。
元の神話の方はハッピーエンドだったのですが、それがどうして真逆の悲劇に変わってしまったのかはわかりません。
とにかく、その伊豆山彦と初木姫との間に生まれた二人の子が伊豆山権現の始祖であるとのことですから、この初木神社は伊豆山権現に劣らぬ発祥の神社だということになります。
、
初木姫と伊豆山彦が結ばれた神話が発祥の一つなのですから、
『初木神社は、まさに縁結びの神様』
ということになります。
伊豆半島には、恋人〇〇などの観光名所もいくつかありますけど、
ほとんどは昨今観光用に作られた意図的なもの。
誠のご利益ということであれば、
初木神社の様なところでないと恋の成就などは得られないのかもしれませんね。
初島には隠れた、恋愛系パワースポットがあったよ!というお話でした。
初島にこられたお客さんは、ほとんどが皆左方向へ歩いて行かれます。
主な観光施設はそちら方向ですから自然そうなるわけですが、
時間があれば、帰りの船を待つ間でも、
お参りしてみてはいかがでしょうか。
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6241817
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック