2017年01月15日
撮影車 アウトランダーPHEV (2) 初期型の車検しました。
PHEVの初回車検など、、、。
車のテーマを久々に、、、。
一年半落ちの中古で購入した私の現愛車「三菱アウトランダーPHEV」ですが、咋12月に3年車検を受けましたので、レポします。
この車種は、発売されてまだ約4年前後であり、車検体験者は少なく、これからという方が大多数と思われますので、そうした方の何かのご参考になれば良いかとも思います。
アウトランダーPHEVは、駆動モーター、エンジン、および駆動用リチウムイオン二次電池などを積んだ言わば特殊な車なのですから、車検などは絶対三菱ディーラーですべきだと私は思っております。車を含め機械製品は完璧なものなど無く、特に新しい範疇の製品はなおさらのことです。設計した所でないと発見できない不調や不可能な修正項目がたいへんに多くなっています。
こうした傾向は、電装系が多くなってきているエンジン車でも最近は当てはまると思います。
また、新車保証などにも関係してくるのでディーラーの方が安心でしょう。
さて私は、最も近い三菱ディーラーが沼津市(静岡県)にしかなく、家から凡そ30分の距離はちょっと遠く感じます。まあ慣れる程度なのですが。
車検日の予約のため、少し教えてもらいたい事などもあったので、直にに伺ってきました。
正直、三菱デイーラーを訪れるのは初めてでしたが、お店のスタッフさんは皆極めて明るく親切。とても気持ちよく迎えていただきました(ここで買った人間でもないのにやや恐縮)。
車検日程と見積もりのほか、操作上のわからない点を教えてもらったり、また、車検時に多少改善してほしい箇所があったので相談をすることができました。
今回の車検は、初回ですから修理や部品交換などはほとんど発生しませんでした。
お願いしたのは、
・エンジンオイル(まだ綺麗な方でしたが)とエレメント交換
(車持ち込みの場合オイル交換無料でした!エレメントは当然有料パーツ)
・ウインカーレバーの交換(動きが固かったので相談したら交換してくれました)
・車両プログラムのアップデート
・ナビデータ更新
・リアブッシュ点検依頼(結果→劣化も無く異状なし)
・ボディー両サイドのシール(twin motor PHEV 4WD〜〜)の除去(剥がし)の依頼
など。結構色々と頼んでしまいました。
この車は、エンジン車に比べて装備が多く複雑ゆえ、点検項目も多くなってしまう道理ではあります。
車検後は、お陰様でスッキリした気持ちで毎日乗ることができています。
今回特に良かったのは、車両駆動プログラムをアップデートしたことによって、車内のモーター音等が気にならない位に静かになりました。心なしかトルクが増した気もします。
車検総費用は、今回は11万円未満でした。
部品など特別に発生した料金(オイルエレメントとシール剥がし費用)を含めてそのくらいでした。
2000ccエンジン、駆動モーター、巨大リチウムバッテリーなど、いろいろ満載の車というので、
車検費用はそれなりに覚悟していたのですが、かなり意外な結果でした。
重量税が減免対象で安かったということも一因ですが、それ以上に良心的料金だったのではないでしょうか。
それから、ご担当営業の方も同じ車に乗っていらっしゃった方であったこともラッキーでした。最近珍しい誠実な方で、また親身になってくださったことも感謝です。
いろいろとありがとうございました。
いろいろ今後も頼りにさせていただきたいと思います。
(上写真)東伊豆町役場庁舎の急速充電スタンドにて・・・ここは大型の風力発電機が幾つもあり、そのクリーン電力をこうして役場庁舎にて充電させてくれます。しかも無料です! 利用時には、平日は3階(車がある地面は2階)にて、休日は2階で鍵をお借りします。この急速充電器には30分リミッタは未設定でした。うっかり長く離れると満充電になってしまってバッテーに良くないので要注意です。帰途は、クリーンエネルギーで帰ることができました。電気自動車のメリットですね。このようにもっと、全国にクリーン電力が選べる急速充電器が増えると素晴らしいと思います。
それにしてもアウトランダーPHEVは、本当に良い車だと思います。
この車の最大の長所とは、個人的にはとにかくすこぶる運転しやすいことです。
まずカーブが楽チン。なんら無理なくスッと曲がるのは、他の車では味わえない新感覚、特質です。どういうわけか、体にGもあまりかかってこないです。腰痛持ちの私には宝です。
そして、下り坂が楽、かつまた楽しい。パドルシフト似の回生ブレーキセレクトレバーのおかげで、ほぼどんな勾配の坂でもちょうど良い”エンブレ”を選べて、ほぼノーブレーキで下ることができます。
その際、位置エネルギーを回収してしっかり蓄電して行きます。またこれがバカになりません。かつてリーフにも一週間試乗しましたが、回生効率はアウトランダーPHEVの方が優れているように思います。
例えば国道一号線の箱根峠から三島まで下りきると、電動走行残距離0kmから18km前後まで回復、これによって再び結構走れてしまいます。
逆に、エンジン車はこの分の位置エネルギーを常に丸々と捨てているんだな、ということを改めて認識して、これはこれでかなりもったいない事だと思うようになりました。
<燃料費の比較・・・大雑把に>
ところで、この車の燃料費について。
私は一月に約1000km程度の走行距離で、比較的一般的ではないかと思います。
家での電気代は、多分一月あたり2000円〜2300円程度でしょう。
ガソリンは、ほぼ3ヶ月に一回程度の給油になっており、毎回30Lぐらいです。
それと、「三菱電動車両サポート」の充電会員になっていて、これが月々1500円(約62分の無料急速充電分が含まれています)。
これら全てひっくるめると、だいたい一月あたり5000円ほどです。
では、同じような大きさ、重さのエンジン車ではどうなのでしょうか。
最近は、小型車のSUVでホンダ ヴェゼルみたいに低燃費の車もでてますが、これ以上の大きさでは従来とそう大きな違いはまだなさそうですね。
かなり乱暴ですが、仮にミドル級SUV全般平均で、山坂の多い私の伊豆での実燃費を12km/L とします。
一月に1000km走れば83Lのガソリンが消費されますから、
今ガソリン1Lあたり130円ぐらいということで(my妻の情報)、
単純に一月で、10790円の燃料費ということになります。
この差額(およそ5790円)をどう受け止めるかは人それぞれでしょう。
この差額で車体価格の差を取り戻そうなんてのは、到底不可能なことも明白です。
そもそも、そういう動機で買う車でもありませんし。
ただ、この差額が2年間貯まってゆけば、車検代は楽勝です。
ガソリン代は、今後上昇もありうるわけですし、その不安からかなり解放されます。
また、アウトランダーPHEVは、オイル交換頻度が一年に一度とか、場合によってはそれ以上の長いあいだしなくても行けそうですから、その分のコストも下がります。
また強いて申せば、ブレーキパッドの磨耗も非常にゆっくりです。なぜなら、減速は主に回生ブレーキが行い、物理ブレーキは、実質サブ的な役割になっています。
ただし逆に、一つ大きな落とし穴があります。
この車には、リチウムイオン電池の他に、小さな鉛蓄電池(46B24L)を後部荷室に内臓しています。
電装品などを担当するためのモノで、リーフでもボンネット内にドカンと入ってます。
実はこの電池、アウトランダーPHEVでは普通のタイプではダメなんだそうです。
なんでも、充放電時の水素ガスなどが室内に侵入する恐れがあるため、特殊な排気弁を持ったタイプじゃなくてはいけないとのこと。しかもこれ、今のところ三菱ディーラーでしか入手できない専用品らしく、値段が5万円とも6万円ともいう高額品です。
幸い、今回の車検では、まだ交換の必要はないということでしたが、次回ではほぼ間違いなく交換でしょうから、覚悟すべきでしょう。
これは盲点でしたが、聞けばプリウスも同様だとか。プリウスなどのHVは、低燃費こそがほぼ唯一のメリットのような車な訳ですから、燃費分がここであらかた吹っ飛んでしまいますねえ。
これだけの出費となるとオーナーには無視できない燃費相殺主要因ですね。メーカーはこの点だけは、販売時点でしっかり説明する必要があるのじゃあないのでしょうか? 少なくともモラル上は。
* リーフの補記バッテリーについては、あくまで推測ですが、ボンネット内であり普通ので問題ないのではないでしょうか。上記のような話を聞いたこともありませんし。
私としてはあと二年間のうちに、同様な市販品が安く出回ってくれることだけ少し期待しておきましょう。
<スタッドレスタイヤ装着>
車検後、スタッドレスタイヤを新規購入し、自分で交換しました。
でも、まだ一回も役に立っておりません。伊豆ですもの。
ただ、走行時のタイヤノイズが、純正サマータイヤより大幅に静かになってビックリしました。
サマータイヤよりも静かなスタッドレスって、、、。
これは絶対、車との相性による珍現象でしょうね。
純正サマータイヤもスタッドレスも両方、偶然同じトーヨータイヤなのですが、
純正は結構うるさく、少し不快にさえ感じます。
しかしこのスタッドレスはそれ特有のワンワンという唸り音も小さめで気になりません。
これなら一年中こっちを履いていようかと思うくらいです(しませんけど)。
ゴムが柔らかい上に、インチダウンしたので少しだけふにゃふにゃ感はありますが、4WDのおかげで走りもしっかりしておりまして、良いものを買いました。
あとは一回は雪道で試して見たいですね。
長々と自分本位で書いてしまいました。
おそらく終わりまで読んでくださる方は稀だと思いますが、
その稀な方に特に感謝致したく存じます。
最後に、今回のディラーでの金額やサービスは多分に普遍的なものではなく、店舗、期間などによって変わってくるものかと存じます。あくまで一例としてお考えください。
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