地方カメラマンの気まぐれ日記

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さて、またまた例によって、
一品ずつのカットを少しです。
駿河湾が近い伊豆長岡ならでは、生桜エビ、それに心太です。

お造りが２種類。

上級コースのお造り、およびデザートです。

ところで一般論として、、、
広告にこのような写真を載せますと、あくまで人によってですが、細部に至るまで全く同じものが出ると思い込まれる向きがあります。さらに、料理内容が多少といえども異なるならば、即、騙されたと決め付け解釈されてしまうこともしばしば。
このようなことは、いろんなホテルや旅館にても、伺うことが多いんです。
でも食材は季節によって変わるのですし、それにつれて料理のあしらいなどが変わるのは必然なのですね。まあ、通常は申すまでもないことなのですが。

御門違いな一部のそんな声があって、宿泊施設のお料理に、結果的にいつでも入手できるような限定された素材ばかりが使割れるようになってしまいます。結果として季節感も風土感もなくなる。たまたま珍しいものが入ることがあっても使うことが躊躇われる。
でも提供側にしてみれば、慎重にならざるをえなくなります。
そして、ファミレスのような型物の料理ばかりに。
無難ではあっても面白みも楽しみも半減してしまいます。
宿泊客は、旅の大きな楽しみの一つを失いつつあるのではないかとこの点は私も危惧しております。

多くの宿で、決められた宿泊単価の下、少しでも喜ばれるお料理を提供しようと、それこそ血の滲むような努力、工夫、創意を絶えず行い続けているということは、私のような立場にはよくわかります。
観光宿泊業界は、長い間厳しい環境下で戦っており、お客さんをごまかして儲けようなどというのは昔々の甘い考えであって、それでは昨今とても生き残って行くことなどはできない状況です。

私の知る限り、宿泊業に携わる方々は長年、皆さん苦労を重ねておられ、それだけに一般社会の人々よりもはるかに人情味があり紳士的な方々が多いというのが実感なのです。
私が、出張撮影でいろんな宿にお伺いし続けるのは、そうした方々にお会い出来る喜びが大きい要因なのです。
それがなかったなら、私も一般企業や商店などの仕事をしていた方が効率が良いかもしれません。

私は、私の伺う旅館やホテルの皆さんをだからこうして少しでも応援して行きたいと思っている次第なんです。
ちょっとカッコつけすぎ、かなぁ。。。

事項で、千歳荘さんの客室を新たに撮りましたので、それらをなるべく早めにご紹介したいです。
ありがとうございました！