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2018年07月12日
撮影車 アウトランダーPHEV(7)5年目のリチウム電池の現状
5年目 43000kmのアウトランダーPHEV、リチウムイオン電池の現状です。
私の愛車、アウトランダーPHEVは2013年12月登録の初期型なので、2018年7月現在、早くも4年7ヶ月が経過したことになります(もうそんなに?という感じです)。
道路を走っていても同じ車を滅多に見かけないほどレアな車でしたが、2015年のビッグマイチェン後は、徐々に見かけることが多くなってきました。
この頃は、すれ違うことも珍しくないほどとなってきました。この車の良さが少しずつ広まり、じわじわと売れてきているのではないかと思われます。オーナーの一人として非常に嬉しい反面、希少性が薄れゆくような危機感(笑)も抱く今日この頃ではあります。
ところで、MC後のアウトランダーPHEVを購入した方々は、まだリチウム二次電池の劣化などとは無縁だと思いますが、いづれやってくる”劣化”については無関心ではいられないのではないでしょうか。遅かれ早かれ、確実にやってくるわけですから。また、購入候補としてこの車を検討中の方にとっても、もっとも気になる未知の不安要素かもしれません。
一体いつ頃、どの程度の劣化が進むのでしょう?
一番知りたい事でありながら、単純明快に述べられないのがこのことです。
リチウム二次電池の劣化は、使用頻度、充電状況、使用条件、駐車環境などで大きく異なってくるからです。
私のアウトランダーPHEVの現状をお話するのですが、それが全ての場合に当てはまる訳ではないということは予め申し上げさせて頂きます。あくまで、一例にすぎません。ご参考程度ということにて、、、。
<使用状況> 4年7ヶ月経過、走行距離 約43,000km EV走行比率はザックリ80%ほどでしょうか。
<充電方法> 自宅での普通充電(200V)メイン。
電動車両サポートのプレミアム会員になっているので、毎月62分の急速充電無料分(会費1500円の中に含まれる)、その程度は急速充電しております。
普通充電・急速充電とも、フル充電は極力避けます。それでも週1〜2回程度はフル充電しています。
<走行状況> 殆ど一般道メインです。高速道路はたまにしか走ることはありません。反面、山道走行が極めて多く、登坂時の急速放電、下り坂での回生充電(かなり急速充電)は日常的です。リチウム二次電池にはかなり厳しいことが多いのではないかと思っています。
《リチウム二次電池の現況》
*三菱ディーラーで測定したような厳密な数値ではありません。
我が家では丁度25km離れた距離に山の畑(標高450m)を持っており、かなり頻繁に往復をしています。
アウトランダーPHEVがまだ新しかった時は、フル充電でなら、往復をして帰ってきても、少ない時でも5km前後の走行可能残距離を表示していました。山道込みの往復で50kmジャストもの距離をモーターのみで走ってお釣りがきたほどの優秀な成績でした。時には、残距離12kmなんていう好成績も叩き出したことがございますが、7〜8km表示が多かったです。(*以上はエアコンは使用しない状態です。)
そして五年近く経った今、、、。
同様にフル充電して、ぎりぎりモーター走行のみで往復できている、といった状態になっております。
復路の家まであと1〜2kmでエンジンがかかってしまうような時もありますが、だいたいは残距離0~2kmあたりで帰宅です。
この事例からですと。走行距離は約7km減少したことになります。
新しい時の走行可能距離が、50km+7km=57km
現在の走行可能距離が、 50km+1km=51km
51km ÷ 57km=約0.895
ということになりました。
4年7ヶ月(43000km走行)めのリチウムイオン二次電池の容量が、
当初の凡そ90%
という計算になります。
こんなアバウトな計算ですから、正確さの点であまり意味はないかもしれません。あくまで参考程度という事ですね。
私のアウトランダーPHEVは、今年12月に2度目の車検を迎えるので、その折に正確な容量測定をしてもらおうとは思っております。
個人的には、五年近く経ったリチウムイオン二次電池にしては、意外なほどまだ元気だと喜んでおります。正直、もっと劣化するものかと思っていました。充電回数からしても相当なはずなのですが。
このアウトランダーPHEVのリチウムイオン二次電池は、非常に良い素性なのかもしれません。
そう言えば先日、三菱ディーラーでの営業さんとのお話しの中で、
その方の7〜8年乗っているアイミーブ、フル充電や急速充電などしょっちゅうで、かなり荒っぽい使い方をしてきたのに不思議に駆動用電池はまだまだ元気なんですよ、と言っておられました。
思えば三菱の場合、駆動用電池については早くからアイミーブで培った蓄積があり、自動車メーカーではもっとも長いのは事実です。リーフなんかよりもよっぽど進んでいるのかもしれません。
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