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2016年01月30日
ドローン&SJ5000の空撮動画 in 伊豆(5)
SJ5000 & DJIファントム2 による西伊豆辺りの空撮映像。
この時季、本来の仕事の方が、例年通りにかなり暇なので、仕方なくドローンを飛ばしによく出かけます。
また冬は、伊豆では好天気がたいへん多く、かつ空気も澄んでおり、富士山や南アルプス山系などが駿河湾ごしにくっきりと見える日も多いので、風景撮影にはもってこいの季節です。
ドローンでこうした風景を空撮するのには、まさに今が最適な季節なのかもしれません。
そんなわけで、このところ練習を兼ねて西伊豆中心に何回か空撮をしました。それら動画を幾つか、新たにユーチューブに幾つかアップしました。
搭載カメラはSJCAM社のSJ5000です。このカメラの画質の特徴が、多少ご確認いただけるかもしれません。
ただし、アップデータは容量の関係上、やむなくリサイズしてあります。
解像度の点では、元データとは異なりますのであしからずご了承ください。
<空撮動画サンプル>
よろしければぜひ見てください。
伊豆の景色の素晴らしさを、清々しい空気感でお伝えしたいです。
よろしければぜひ見てください。
伊豆の景色の素晴らしさを、清々しい空気感でお伝えしたいです。
ファントム2及びSJ5000を壊さない限り、徐々に伊豆の動画を増やしてゆきたいと思っています。
<SJ5000 画質の特徴>
SJ5000の映像についてですが、
* とくに海や空の青色の発色が、この種のカメラとしては、とても綺麗だと思うことです。
より高級ブランドのアクションカメラと比しても、この発色は優秀なのでは、と思います。
知人の持つ高価な他社機での映像も時々見せてもらいます(?見させられる)が、ここだけの話、
正直のところ、SJ5000の方が発色が良いと感じます。
画像コントラストはやや高めですが、細部はしっかり出ていて、潰れてしまうことはありません。
木々などの緑の発色はやや抑えめのようにも感じますが、それでも平均以上の発色です。
色分離も良く、下手なコンデジやスマホよりも優秀です。
ホワイトバランスについてはややクセがあります。
設定項目は、オート・晴天・曇天・タングステン灯・蛍光灯となっています。
これらを全て試したことがありませんが、晴天、曇天について、かなりのクセを感じます。
どちらも過剰にイエローが強く出ていて、加えて若干グリーンが混じる気がします。
晴天ならば、オート設定がもっとも自然な発色になるようです。
(オート設定では、クセはなく、極めて自然です。もう少し温かみががあるのが好みですが、どのメーカ
ーでも、オートはこんなものです。)
そもそも、アクションカメラは、もっぱら記録を主眼としていて、画質はその次というものでしょう。
画質をどうこう言うのは、このちっちゃなカメラに対して本来的に酷だとは思います。
SJ5000の映像は、しかし十分に鑑賞に耐える美しさを再現できる、貴重な機種ではないか、とさえ思って
おります。
確かに、Go〜〜〜のパクリとよく言われ、形もそっくりです。
でも、こういうことはスマホでも、車でも、食品などでも頻繁に行われていることです。
むしろ性能において、後発ゆえのオリジナル越えということだって、よくある現象です。
かつての日本製がそうでしたが、今では一部の真面目な中国企業などによく散見されます。
私のDJIファントム2というドローンも、米中の共同制作ともいうべきものです。
(中国人の留学生が、アメリカ人の友人の協力を得つつ起業、開発したドローンだそうですが)
気がつけば、空撮機材すべて、私の場合、中国製! 時代を感じますね。
アクションカメラも4Kに移行しつつありますが、決して画素数だけで画質は決まらない。
画素数に見合うレンズや、高度な画像処理技術がないと。ただただ解像度だけ高くても、データ総量ばか
り嵩んでしまうわけであり、これはこれで結構困りものです。
SJ5000は、まだフルHD画質で、いわば2K画質ですけど、まあ大抵の場合は、これで十分な解像度ではな
いでしょうか。少なくとも自分にとってはそうです。
日常の鑑賞では、ほとんど21インチ以下のPCモニターですし、32型位までなら2Kでも十分綺麗です。
モニターから普通に離れて鑑賞するなら、もっと大画面でも綺麗なのですから。
日本人は、とかくオーバースペックというのが好きみたいですし、それに捉われがちな性格なのかもしれ
ません。もともとガラパゴス化しやすい民族性なのでしょうか。
画質向上のために寧ろ、アクションカメラについて、本当に改善・正常進化して欲しいことは、
(1)光学手ブレ補正機能の搭載。無理ならせめて電子ブレ軽減機能を。
(2)レンズのマルチコーティングの上質化、かつ硬質化。
(3)レンズのズーム化 ・・・遠隔でズーム操作を可能に。
(4)WIFI通信距離の拡張 ・・・200mあたりまで広げ。
(5)電池の持ちの改善。および、充電時間の短縮。
(6)カメラ本体での防水カメラ化。
(7)不良品率の低下。
これらについて、アクションカメラメーカーさんに期待したいところです。
とくに、(1)(2)(3)が、画質面で高画素化以上に画質向上のために重要ではないでしょうか。
空撮して風が強い時など、ドローンもかなりガタガタ揺れたりします。
せっかく高画素でも振動でブレの激しい映像になってしまうのでは、何にもなりません。
せめて電子ブレ軽減機能は欲しいところです。
また、アクションカメラのレンズは、超広角というより魚眼レンズであって、曲率が大きく、丸く出っ張っ
た形状です。逆光時は、このレンズ面へどうしても日光が直にあたることになりますから、かなり高級なマ
ルチコーティングでも、逆光時のフレアやゴーストは無くなりにくい道理です。
だからこそ、コーティングは重要になるのです。
(この点でも、170度レンズなどは寧ろデメリットの方が大きいのではないでしょうか。)
アクションカメラは超広角ほど良いというような風潮があるように感じますが、これについてはずっと疑問
符?です。
画角170度は、魚眼レンズそのものなのです。
(尤も、実際のところは150度ほどだということも聞きますが)
その結果、歪曲収差は強烈であり、周辺減光も凄まじいのです。
建物などが下手に写るとひどい歪み、傾きを生じてしまいます。
水平線、地平線なども丸くなってしまいがちです。
画像処理エンジンで、ある程度の補正プロセスを行っているようですが、完全補正は難しいでしょう。
こうして長所短所を勘案すると、せいぜい120度あたりが最適なのではないかと思うのですが、、、。
そもそも、
アクションカメラの超広角レンズは、一つには水中写真を念頭に作られたのでないかと想像します。
(あるいは、ドライブレコーダー用途なのかもしれませんが。)
水中での光の屈折率は、大気中と異なって大きくなります。
水中では、レンズの画角は一段階ほど狭くなります。
水中カメラの往年の名機”ニコノス”の標準レンズは、35mmでしたが、水中では35mmはほぼ標準レンズ
の画角になってしまいます。
もっとも、ニコノスで重宝されたレンズは、15mmや20mmでした。
なぜなら、AFがまだ無く、水中カメラでのピント調節が困難だった時代では、被写界深度の深いワイドレ
ンズで、パンフォーカス撮影するのが一番確実な方法だったことにも起因します。
同じ理由で、今のアクションカメラのレンズは、ほぼ固定焦点であり、ピント調節機能は不在です。
超広角レンズの被写界深度の深さあっての仕様です。この点、かつての『写るんです』と同レベルです。
もしも、ズームレンズ化すれば、ピント調節機能が必要になってしまいますから、
本体は今よりも大きく重くなってしまうかもしれませんね。
もしかすると新興アクションカメラメーカーには、ピント調節機能のノウハウはないのかもしれません。
日本のカメラメーカーなどならお得意のはずで、きっと難なく、小さく軽く作れるのではないでしょうか。
ただ、あまり高価になっても困ります。アクションカメラはいつ壊れてもおかしくない使われ方が想定され
ますから、せめて2万円代までの価格であって欲しいとは思います。わがままではありますが。
それにしても、
ドローンもアクションカメラも、みんな外国製ばかりになってしまいましたね。
日本の製造業は、なにかズレてしまったのではないか、という気がしてしまいます。
技術はあるのにヒット商品が出ないのですから、、、。
何か考え方に、根本的な間違いがないでしょうか。
最終商品を作らなくなったら、日本ブランド力そのものも衰退してしまいます。
ゆっくりと確実に忘れられてゆくでしょう。
部品メーカーとして優秀なパーツが作れても、いずれはジリ貧ではないでしょうか。
もう一度、高品質・低価格・薄利多売、で成立する製造業を目指して欲しいものです。
今回はものすごく長文になってしまいました。
でも、本当はもっと書きたいことがいっぱいありますが、しかしこのくらいにさせていただきます。
もし最後までお読みいただいた方がいらっしゃいましたら、
本当に感謝いたします!
(付記) 私がSJ5000を購入した数ヶ月前には15,000円余りしていましたが、今ではかなり安くなりました(下枠)。お買い得感が増してきたようですね!
新品価格 |
また、私が使用する関連グッズをアマゾンサイトにまとめてみました。
私なりに、信頼が置ける商品かつ価格も安いところを探してまとめております。
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伊豆半島の付け根辺りを根拠地にフリーカメラマンとして孤軍奮闘しています。ホテル・旅館への出張撮影が多いため撮影者からの情報発信を志してみました。それ以外にも興味本位なテーマも含めて行きたいです。
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