2018年08月24日
高校球児、甲子園に行くがその後は普通の人!親の期待につぶされ逃走!
「ばばあ2」
前回でもご紹介しました、甥達は子供の頃から野球一筋の人生を歩んできたのです。野球だけが出来れば良い生活を送ってきたのです。
兄は途中で他のスポーツに変わり、弟はそのまま野球を続けるのです。
1.小学生の高学年からはリトルリーグへ
義姉の息子で次男の方はピッチャーで、コントロールも良かったので、リトルリーグのチームに誘われて入るのです。
やはり、ここも親子で頑張らなければならないのですが、試合の時は祖父母も差し入れ等を交互でしなければなりません。
少年野球のお茶当番よりもハードで、金銭的にも負担がかかります。遠征費や監督、コーチへのお礼もしなければなりません。
2.中学生の時が特に重要
中学生でどれだけ頑張ったかにより、進学する高校も違ってきます。ある程度リトルリーグの試合で上位に行くチームは、それだけ有名校の目に留まり、当然のように推薦で私立高校へ行く事が出来ます。
あいにく、近隣の学校から推薦がもらえなかったり、強豪校ばかりの県では、あえて他府県の甲子園に出る事が出来そうな県の野球部へ行きます。
3.高校は寮生活が当たり前
上記でご説明しましたが、他府県の学校へ行く子供が多いのもありますが、監督やコーチの管理下で野球をします。その場合は当然生徒は自宅から通うのではなく、団体行動の競技の場合寮生活をするのです。
父母会もあり、月1回は父母会に参加しなければなりません。他府県の場合は交通費もかかります。授業料はタダでも寮費と食費と体力づくりの為の学校推奨のプロテインも購入しなければなりません。
当然のように親の負担が増すばかりなのです。
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4.運よく甲子園へ出場
高校球児のあこがれの的「甲子園球場」ばばあは野球などのスポーツ観戦には全く興味が無いのですが「高校野球」だけは別物です。
1試合にすべての情熱をかける、その姿には感動しかありません。ばばあの息子たちが子供の頃の夏休みは必ずと言ってよいほど、「高校野球」を見に行ったものです。
その「甲子園球場」へ甥の学校が行く事になりました。レギュラーではないのですが、2年生から選ばれベンチ入りしたのでした。
喜びもありますが、親の金銭的負担は大変なものです。選ばれた喜び半分、顔も青ざめるのです。
バスを1台チャーターし、親や身内の負担で1台分の人数を集めなければなりません。身内総出で行かなければならないのです。
バスは学校から来た生徒達を乗せたバスと選手の家族が手配したバスと、大阪あたりのサービスエリアで合流し、甲子園に向かうのです。
現地では学校側からの指示に従う事になります。そしてアルプススタンドへ入る順番待ちをするのです。2列に整列させられ、前の試合を見る事は出来ません。その長く感じる事と言ったら半端ではありません。
次に思うことは勝ってほしいが、また身内でお金を用立てなければならないやら、複雑な気分になるのです。運良く、甥の学校は1回戦は勝ってしまいました。家族全員青ざめましたね。そして2回戦では敗退しましたが、正直選手の家族は安堵の表情でした。
5.卒業まじかに野球部のある企業を紹介される
甥は学校からの推薦で野球部のある企業への就職を紹介されるのですが、やはり友達のいない場所での野球漬けの毎日は耐えられなくなるのです。
1年ばかりして会社を辞めて地元に戻って来ました。高校側も野球だけの人生では将来的な不安がつきまとうのは当たり前で、野球部の人員には将来困らないような資格を取らせておくようです。甥はその資格を利用し電気関係の企業に就職をします。
しかし、義姉のプライドが許さなかったようで「電柱に登っている姿はみじめに感じる。」などと言われ、会社を辞める事になるのです。
その後、どこへ行っても義姉にダメ出しをくらい、本人は生きていくすべを見失うのです。とうとう親元から沖縄まで逃げ出してしまいました。追う母親に逃げる息子、義姉の心理はばばあには理解できません。
甥は30歳になりますが、未だに人生の目標を定めきれずにいるのです。
まとめ
・リトルリーグは親も祖父母までにも負担がかる
・中学の時が重要で何処の県の高校に入るかで「甲子園」に行く確率が変わる
・高校は全寮制で学校推奨のプロテインなどを購入し、食事以外も管理される
・「甲子園」は勝ち進んでも地獄、学校側の資金源と寄付の多い学校でないと親の負担
・学校側は野球部員は卒業後に困らないような資格を取らせておく
・どの企業へ行っても親のダメ出しで続かない、ついに沖縄まで逃げる息子
日本の学校は従う生徒を作るには良いのかもしれませんが、インプットした技術をアウトプットする事を教わらないので、子供達も迷走するのでしょう。
義姉も早くに子供を外に出した分、手元に起きたいのは分かりますが、甥の事を考えると縛るだけの人生になってしまいそうです。しかし沖縄まで逃げた甥は行動力もあり、きっと自分の道を探し求める事と思います。
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