2018年11月19日
明治村にある「名古屋衛戍病院」はNHK連続テレビ小説「まんぷく」のロケ地!
博物館明治村公式HP
「ばばあ3」
博物館明治村はたくさんの映画やドラマのロケが行われています。現在放送中のNHK連続テレビ小説「まんぷく」でも、旧帝国ホテルと名古屋衛戍病院が撮影場所になりました。
今回は愛知県有形文化財に指定されている名古屋衛戍病院についてご紹介します。
1.名古屋衛戍病院とは
旧名古屋衛戍病院は、鎮台府(明治維新のとき江戸開城とともにおかれた軍政機関)の附属病院として名古屋城の敷地内に設立されました。開設当時は名古屋鎮台病院の名称で明治11年に一般病棟が竣工され医療業務が始まりました。
明治21年に名古屋衛戍病院と改名され陸軍の病院として長く使われました。第2次世界大戦後、一時的にアメリカ軍に接収、その後、昭和21年から国立名古屋病院として昭和30年まで使用されました。
明治に建てられた建物がばばあ達が生まれる少し前までは使用していたと思うと歳を感じてしまいます。母達はころの病院はみんなこんな感じだったのかもしれませんね。
6棟の病棟が中庭を囲んで配置されており、当時の洋式大病院の典型的な形でした。
明治村に移築されているのは、病棟のうちの1棟と管理棟です。
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2.建物の特徴
木造平屋建て寄棟桟瓦葺き、上げ下げ窓、病室を囲む回廊があります。病棟は寄棟屋根に換気用の越屋根を載せています。天井には2畳ほどの回転板度の換気装置があり、外壁下部には床上換気口があり病院内の通気ができるようになっています。
見た目からは判りませんが、明治時代でも病院だから換気口などの設備を取り入れたのですね、考えた方は凄いですね。換気口があれば一人インフルエンザになったら全員がインフルエンザになってしまう心配も少なくなりますよね。
明治村内にある三重県庁舎(明治12年)と同じ頃に建てられていますが、県庁者は洋風デザインを随所に取り入れてあるのに比べて簡単、質素に建てられています。
三重県庁は洋風ならば病院は質素とは、面白いですね。逆の様に換気を考えての事と良い様に考えましょう。
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3.医療用X線装置「ダイアナ号」
島津製作所公式HP
明治28年ドイツの物理学者レントゲン博士がX線を発見し、翌年の1896年にX線写真の撮影に成功しています。日本でもX線発見の翌年X線発見の実験に成功し、明治43年には国産初の医療用X線装置を開発しました。
「ダイアナ号」は島津製作所製です。大正7年に開発され、透視や撮影など多様な目的に対応できる高性能の国産機として当時の市場に受け入れられ、海外にも輸出されました。
2018年、独立行政法人国立科学博物館が選定する「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されました。
日本も近年たくさんの方がノーベル賞を取れるはずですね。明治時代からレントゲンを使用していた事が物語っているのかもしれません。
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4.連続テレビ小説「まんぷく」ロケ地
NHK公式HP
NHK連続テレビ小説「まんぷく」10月9日(火)第8回放送に登場した「真田山病院」の撮影ロケ地は明治村の旧名古屋衛戍病院で行われました。旧帝国ホテルの内部でも撮影が行われました。
他にも明治村の建物はたくさんの映画やドラマのロケ地になっています。
NHK連続テレビ小説では「花子とアン」「ごちそうさん」でも使われています。
裏話によりますと明治村の開園時間前にドラマのロケなどをしているようです。明治村の開園時間すぐならば撮影隊の人達がまだいるかもしれませんね。
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まとめ
・名古屋衛戍病院は陸軍の病院・名古屋衛戍病院はその時代の建物としては簡素で質素
・名古屋衛戍病院はにある医療用X線装置「ダイアナ号」は国産品
・名古屋衛戍病院はNHK連続テレビ小説「まんぷく」のロケ地
医療用X線装置「ダイアナ号」が島津製作所製の国産品だったことには驚きました。
当店には島津製作所製の比重計(貴金属を鑑定するときに使用)があり、同じ島津製作所製ということで
親しみがわきました。日本の技術は素晴らしい!
参考ブログ 犬山に来たなら「明治村」へ行こう!お得なチケット明治村割引券
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