2018年10月15日
明治村の楽しみ方、必ず見たい重要文化財「西郷従道邸」の見どころ
引用 博物館明治公式HP
「ばばあ3」
「明治村」には12もの重要文化財があります。その中の一つ「西郷従道邸」をご紹介します。
兄の西郷隆盛は有名ですが、弟の従道(じゅうどう)は隆盛の死後も新政府の中枢で活躍した人物です。
1.西郷従道とは
有名な西郷隆盛の弟です。隆盛は7人兄弟の第一子長男、従道は第6子3男になります。
幕末には尊王攘夷に身を捧げ、鳥羽伏見の戦いでは重傷を負いながらも奮戦しました。
明治6年兄隆盛が征韓論を唱えて下野したときも政府内に残り、初代海軍大臣人になっています。この政府に留まったことは隆盛に説得されての事と言われています。
兄の下野にもかかわらず、優秀な従道は新政府の要職に就き、文部卿、陸軍卿、農商務卿、内務卿、海相などを歴任し、新政府の中心に居た人物です。細かな実務は部下に任せ、失敗は責任をとるという度量の大きさがあったと言われています。
明治35年、59歳で胃がんのため(明治村に移設された洋邸で)死去。
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2.建物の特徴
引用 博物館明治村公式HP
木造総二階建銅板葺のこの洋館は、明治10年代(1877〜1886)のはじめ西郷隆盛の弟西郷從道が東京上目黒の自邸内に建てたものです。
明治初年から度々海外に視察に出かけ、在日外交官との接触も多かった従道は、和風の本館とは別に本格的な洋館を接客のために設けました。
建築はフランス人建築家J・レスカースの設計と考えられ、半円形に張り出されたベランダが印象的な外観です。2階各室の窓は縦長のフランス窓です。
フランス窓とは17世紀にフランスで作られた、テラスなどに向かって床まで開け放した両開きのガラス窓
です。
屋根は銅板を葺くなどの軽量化が図られ、建物の四隅には通し柱、壁の中にはれんがを積み建物の浮き上がりを防ぐなど、耐震設計がなされています。
建具類はほとんどフランス直輸入の品を使用しており、上下階の手すり、扉金具などの当時フランスから輸入したままのものが現存しています。
ホール、居間、婦人室、応接室、食堂、書斎、寝室などが見学できますが、内部に置かれている調度品の多くは、西郷邸のものではなく、鹿鳴館や赤坂離宮で使用されたものです。
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3.明治村に移設された経緯
引用 博物館明治村公式HP
従道の死後は、二男従徳(じゅうとく)が昭和16年に渋谷に移転するまで、本邸として使用していました。その後の所有は箱根鉄道・国鉄と移り、空襲で和館は焼失しましたが洋館は残りました。
洋館は、国鉄官舎や当時のプロ野球国鉄スワローズの合宿などに利用されました。国鉄官舎に使用されていた時代は畳敷き等に改装されていましたが、昭和38年、愛知県犬山市の「明治村」に移され西郷従道邸として復元されました。
昭和40年国の重要文化財に指定されています。
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まとめ
・西郷従道邸は西郷隆盛の弟が建てた洋館
・西郷従道邸は明治維新後在日外交官との接客の場だった
・西郷従道邸の建具のほとんどが当時フランスから輸入したもの
・西郷従道邸の調度品は鹿鳴館や赤坂離宮のものが多い
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